黒い画集 あるサラリーマンの証言
クロイガシュウアルサラリーマンノショウゲン
上映時間:95分 / 製作:1960年(日本) / 配給:東宝
解説 松本清張の原作を橋本忍脚色、堀川弘通監督で映画化した社会派推理映画の秀作。某社の課長・石野は、部下の女性との情事の帰り道に知人・杉山に会う。数日後杉山は、殺人事件の容疑者になり、アリバイ立証のために石野に証言を求めるが、石野は自分の地位や家庭を守るために証言を拒否する。杉山は逮捕され石野は愛人との仲を清算しようとするが……。日本の社会生活に密着し、なおかつミステリーとしての面白さも兼ね備えた松本清張の原作は、映画化にはもってこい。「張り込み」を筆頭に数多くの傑作が生まれているが、この作品は一連の松本清張のもののなかでは、特にエンターテインメント的な面白さを持った作品。この作品の成功により“黒い画集”シリーズが連作される。
スタッフ |
監督:堀川弘通 |
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キャスト |
石野貞一郎:小林桂樹
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