新番組「無気力エンドコンテンツ」収録レポート | 武内駿輔&畠中祐、梅原裕一郎&加藤渉が「ストII」でファイッ! 同世代の“あるあるネタ”で盛り上がる (2/2)

「なんで電撃が走るの!?」

4人中3人が「ストII」初心者ということで、キャラクター選択画面からして早くもひと盛り上がり。中でもダルシムおよびブランカという群を抜いて個性的な2人の戦士には大きな注目が集まり、その強烈なビジュアルに対し「モンスターじゃん!」「人間じゃないよね?」などと極めて率直な感想が飛び出した。念のため補足しておくと、2人ともれっきとした人間のキャラクターである。そんなやり取りを経て実際にプレイしてみる段になると、畠中はよほど気に入ったのか「一択だよ」と迷わずブランカをチョイス。武内の操るリュウとの対戦に臨んだ。

武内駿輔

武内駿輔

畠中祐

畠中祐

最初の対戦こそ右も左もわからないうちに武内リュウに手も足も出ず叩きのめされる畠中ブランカだったが、すかさず武内から「普通に戦ったらこうなっちゃうわけですよ。そこで必殺技(コマンド入力によって発動する特殊な技)を駆使すると、途端にこのゲームは面白くなるわけ」とのセールストークが炸裂する。必殺技はキャラクターによって効果も操作方法も大きく異なるため、使用キャラクターを選択する際の重要な要因となるわけだ。手始めにパンチボタン連打のみで比較的容易に発動する「エレクトリックサンダー」を覚えた畠中は、体から電流を発生させて触れる相手を感電させてしまうその大技に「すごいすごいすごい! ブランカ強え!」と大興奮。「でも、なんで電撃が走るの!?」と素朴な疑問も口にしながら、「ストII」初体験を大いに楽しんでいる様子だった。

続いて梅原と加藤が拳を交わすことに。梅原は先ほど話題をさらったダルシムを、加藤は「巨漢好きだから」という理由でエドモンド本田を選択して対戦がスタート。すると梅原ダルシムは早くも必殺技のひとつ「ヨガファイア」をマスターし、操作のおぼつかないエドモンド加藤を圧倒する展開となった。「ヨガファイア」はいわゆる“波動拳コマンド”と呼ばれる若干クセのある操作を要する技であるため、これを難なく連発する梅原ダルシムの姿には武内も「めちゃくちゃセンスがある」と感心しきりだ。しかしエドモンド加藤もやられっぱなしではない。巨体を生かした力感のある攻撃で梅原ダルシムから1本取り返すなど名勝負を繰り広げたが、最終的には梅原ダルシムに軍配が上がった。

加藤渉

加藤渉

梅原裕一郎

梅原裕一郎

止まらない同世代トーク

ひとしきり「ストII」を楽しんだあとは、しばしの休憩を挟んでフリートークのコーナーへ。休憩中も雑談が止まらなかった4人だけに、収録が再開されて以降もすこぶるリラックスしたムードで次々とよもやま話を繰り出し続けた。武内の「みんなどんな感じの小学生だった? ゲームやんなくて、逆に何してたの?」という素朴な疑問を端緒に、各人の少年時代が語られていく。いかにも無邪気な小学生男子らしい向こう見ずなエピソードが主に畠中の口から披露される中、話題はかつて道端によく打ち捨てられていた成人雑誌の謎へと波及する。梅原が「あれは子供のために置いとく人がいるんだよね、たぶん」と持論を展開すると、最近それを見かけない理由として畠中が「俺らがその役割を果たしてないからだよ」との仮説を提唱するなど、図らずもこの日一番の盛り上がりを記録するトークテーマとなった。

畠中祐

畠中祐

ゲームには明るくないという3人がどんなカルチャーに触れて育ってきたのかをどうしても知りたい武内がさらに斬り込んでいくと、実は梅原と加藤が「三國志」や「信長の野望」といったコーエーテクモゲームスの歴史シミュレーションゲームを愛好していたという意外な共通点が発覚する。これを契機に、彼らの口から「ガンプラ」や「たまごっち」、「レゴ」「ベイブレード」「レジェンズ 甦る竜王伝説」「トレジャーガウスト」……と懐かしの玩具類の具体名が次々に飛び出し、その都度「あったあった!」「わかるー!」などと悶絶する彼ら。その後も話題は一向に尽きることなくあちこちへ飛び火し続け、そのたびにスタジオが不思議な一体感と大きな笑い声に包まれていくのだった。

まさに番組の趣旨通り、4人のプライベートな交流の場をのぞき見しているかのような錯覚に陥る収録が実現した「無気力エンドコンテンツ」。言及されるカルチャーになじみのある人もそうでない人も等しく楽しめる内容となっているので、ぜひ軽い気持ちでこの和気あいあいとした雑談に耳を傾けてみよう。

武内駿輔からコメントが到着!
武内駿輔

第1回収録の感想

僕が全く気を使わない友達同士で番組がしたいと言ったら、全くゲームをやらない人たちが集まりました。どういう状況やねんと思いつつ、いざ始まってみると、むしろ新鮮な気持ちでゲームに臨めました。
まさに“あの頃初めて触れた感動”みたいなものを感じ取ることができ、散々遊び尽くしたゲームでもこうやって遊ぶことができるんだと思えました!
皆さんにもゲーム好きじゃないとゲームは触れてはいけない、ではなく、ゲームをやらない人にも楽しんでもらえる内容になったんじゃ無いかと思います。

「無気力エンドコンテンツ」収録風景の様子。左から畠中祐、加藤渉、梅原裕一郎、武内駿輔。

「無気力エンドコンテンツ」収録風景の様子。左から畠中祐、加藤渉、梅原裕一郎、武内駿輔。

番組について今後の意気込み

みんなで楽しい事をしたいです! 各々が語れる人にはあまり伝えないピンポイントなものを、ピックアップしていければと思っています!
まさに無気力エンドなコンテンツとして、これから展開していけるよう頑張りますので、ぜひご覧になっていただけますと幸いです!

プロフィール

武内駿輔(タケウチシュンスケ)

9月12日生まれ、東京都出身。81プロデュース所属。主なアニメの出演作に「アイドルマスター シンデレラガールズ」(プロデューサー役)、「ダイヤのA」シリーズ(結城将司役)、「KING OF PRISM」シリーズ(大和アレクサンダー役)、「先輩がうざい後輩の話」(武田晴海役)、「ヴィンランド・サガ」(エイナル役)、「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」(ククルス・ドアン役)などがある。