「ヤマトよ永遠に」第四章、小野大輔は人生を「ヤマト」に捧げる覚悟ができている

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ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女(サーシャ)」の上映記念舞台挨拶が本日10月11日に東京・新宿ピカデリーで開催され、古代進役の小野大輔、北野誠也役の鳥海浩輔、揚羽武役の上村祐翔福井晴敏監督が登壇。桐生美影役の中村繪里子が進行を務めた。なお本レポートには第四章の物語に関する内容が含まるため、まだ鑑賞していない人はご注意を。

「ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女(サーシャ)」上映記念舞台挨拶の様子。左から中村繪里子、上村祐翔、小野大輔、鳥海浩輔、福井晴敏監督

「ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女(サーシャ)」上映記念舞台挨拶の様子。左から中村繪里子、上村祐翔、小野大輔、鳥海浩輔、福井晴敏監督

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波動砲を撃つのに必要なのは絆だった

「1人華やかな衣装ですみません」と挨拶した福井監督は、背面に大きくサーシャがプリントされたはっぴを着て登場。イベント開始から観客を笑顔にする。まず上映を迎えた気持ちを聞かれると、小野は「観てくださる皆さんが一緒にこの艦を進めてくれて、ここまで来れた」と観客に視線を送った。また第四章で波動砲が放たれたことに触れ、「(波動砲を)撃つために必要なことは、家族の絆だった」と語り、その絆と12年間ともに歩んできたキャスト・スタッフとの関係を重ねる。

サーシャがデザインされたはっぴをアピールする福井晴敏監督

サーシャがデザインされたはっぴをアピールする福井晴敏監督 [拡大]

全七章で展開される「ヤマトよ永遠に REBEL3199」シリーズ。福井監督は、第四章は数字としては折り返しであると言いつつ、物語の進行度については「これから起こることの衝撃度とか、作らなきゃならないことの大変さを考えると、よくて3分の1くらい」と明かし、キャスト陣を驚かせる。鳥海は、今回が「ヤマトよ永遠に REBEL3199」のイベント初登壇。会場を見渡して、TVシリーズからのファンがいると推測し「人生の先輩だけじゃなくて『ヤマト』の先輩でもある方々がたくさんいらっしゃる」と緊張を冗談めかしながら伝え、観客の笑いを誘った。

男なら一度は言いたい「発射!」

上村は第四章の魅力を、多くのキャラクターが織りなす群像劇だと語る。第四章の登場キャラクター数が90人を超えると伝えられると、上村は驚きの表情を見せた。そんな上村と、上村が演じる揚羽に、福井監督は通じる部分があると考えているのだそう。その話を受けた小野が「ちょっと感じ悪いってこと? 本当に古代から見ると生意気なんだよな、あいつ!」とからかうように言い上村がたじたじとなる中、鳥海が「(古代が)ずっとウジウジしてるからじゃないの?」と代わりに反撃して会場は笑いに包まれる。小野に対して強気な態度の鳥海だったが、古代役の演技については「“ど真ん中”の小野大輔を堪能できる作品なんじゃないかと思って。カッコいいなと思って観てるんですよ」と称えた。

「ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女(サーシャ)」上映記念舞台挨拶の様子。左から上村祐翔、鳥海浩輔、小野大輔

「ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女(サーシャ)」上映記念舞台挨拶の様子。左から上村祐翔、鳥海浩輔、小野大輔 [拡大]

サーシャが古代を「おじさま」と呼ぶことについて、距離を感じると話す小野。しかし2人の心が通じ合っていることを感じられた第四章の展開に触れつつ「血縁を超えて、仲間なんだと思って。それが僕、ぐっときましたね」と熱を込めて述べる。また土門竜介が波動砲を撃つシーンのアフレコエピソードも飛び出した。切羽詰まった状況で波動砲を打つため、演じる畠中祐はテストの際「発射!」を短く言ったのだとか。小野は「おこがましいですけど、僕もう(波動砲を)12年撃ってるんで」と一同を笑わせつつ、「発射」のセリフにカタルシスがあるのだと説明。畠中に「解き放ったほうがいいよ」とアドバイスをすると、畠中の演技が自分に似たものになったと振り返り「ちょっとだけ背中を押せたな」と笑顔を見せた。一方、鳥海は自分にも「発射!」のセリフがあるのか気になる様子。「男なら、やっぱり人生で一度は『発射!』って言いたいです」とアピールする鳥海に、キャスト陣は共感していた。

小野大輔「人生を『ヤマト』に捧げる覚悟ができている」

イベントが終了に近づくと、上村は「若手クルーにも乗り越えなければいけない大きな壁が出てきますので、そういうところに思いを込めてお芝居をさせていただいています」と今後のシーンに言及。続く鳥海は、劇場で「ヤマトよ永遠に REBEL3199」を観る醍醐味を伝え、「この環境こそが、一番観るにふさわしい」と強調した。最後に小野は、これまでさまざまな作品をともに作ってきた心強いキャスト陣がシリーズに参加していると述べ、「僕の役者人生そのものが『ヤマト』に集約されてるような感覚があります」と信頼を見せる。そして「僕は自分の人生を、『ヤマト』に捧げる覚悟が今できています」と語る。その覚悟はスタッフ・キャストにも共通していると話し、「この艦は、このクルーだったら最後まで、希望の未来へたどり着ける」と熱弁。さらに客席を見渡して「あと、大事なのは皆さんというクルーです」とファンにメッセージを送った。

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「『ヤマトよ永遠に REBEL3199』 第四章 水色の乙女」

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スタッフ

原作:西崎義展
製作総指揮:西崎彰司
総監督:福井晴敏
監督:ヤマトナオミチ
シリーズ構成・脚本:福井晴敏
脚本:岡秀樹
キャラクターデザイン:結城信輝
メカニカルデザイン:玉盛順一朗・石津泰志・明貴美加
CGプロデューサー:後藤浩幸
CGディレクター:上地正祐
音楽:宮川彬良・兼松衆 / 宮川泰
音響監督:吉田知弘
アニメーション制作:studio MOTHER
アニメーション制作協力:サテライト・YANCHESTER
配給:松竹ODS事業室
製作:宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会

キャスト

古代進:小野大輔
森雪:桑島法子
サーシャ/真田澪:潘めぐみ
デスラー:山寺宏一
真田志郎:大塚芳忠
島大介:鈴村健一
土門竜介:畠中祐
揚羽武:上村祐翔
北野誠也:鳥海浩輔
南部康造:松本忍
藤堂信乃:塩田朋子
神崎恵:林原めぐみ
藤堂早紀:高垣彩陽
芹沢虎鉄:玄田哲章
藤堂平九郎:小島敏彦
アルフォン:古川慎
イジドール:堀江瞬
ランベル:江口拓也
サーダ:井上麻里奈
スカルダート:内田直哉

※西崎義展、西崎彰司の崎はたつさきが正式表記。

(c)西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト3199製作委員会

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고독한별 @AlonestarE

출처: https://t.co/u0XKeVxNeq

'야마토여 영원히 REBEL3199' 제 4장의 상영 기념 무대인사가 2025년 10월 11일, 도쿄 신주쿠 피카딜리에서 개최되었다고 합니다.

성우 오노 다이스케, 토리우미 코스케, 우에무라 유토, 후쿠이 하루토시 감독이 등단했고, 성우 나카무라 에리코가 진행을 맡았답니다.

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