「SPY×FAMILY」が帰ってきた
10月4日よりテレ東系列ほかで放送される「『SPY×FAMILY』Season 3」。イベントでは「『SPY×FAMILY』Season 3」第1話にあたるMISSION38、第2話にあたるMISSION39について、スクリーンに映し出される場面カットを交えながら振り返っていく。MISSION38のAパートは、フォージャー家のアニメオリジナルのエピソードからスタート。TVシリーズ以来のアフレコだったという江口は、ファミリーが帰ってきたという手応えがあったことを語る。また種﨑は「CGではなく作画で描かれていた重機バトルがすごい」と感嘆。江口も「重機バトルものがここからずっと続いてもおかしくはなかった」と同意する。早見は「個人的には、ヨルさんが飛んでいる風船に対して『風船』って言うシーンがあったと思うんですけど、そこがグッときちゃって。『SPY×FAMILY』のいつもの部分だけじゃなくこの1カットにいいなって思える。段々自分も通の楽しみ方を覚えてきたなって」と笑顔を見せる。松田は「アーニャと一緒にしゃべるシーンが楽しかったですね」と、そのときのボンドの生セリフを披露した。
もじゃもじゃが最推しになってしまいそう
MISSION38のBパートでは、フィオナ・フロストとフランキー・フランクリンが初めて邂逅。そのことについて江口は驚きつつも、「なんだかんだいいコンビだなって思います」とコメント。松田は「フィオナが大活躍ということで、彼女の一挙手一投足に魅入ってしまいましたね。アクションシーンがすごくて、ロイドよりもスパイしてるなって」と述べる。種﨑が「もじゃもじゃ(フランキー)が最推しになってしまいそうです。もう全部が好きで。ヘンダーソン先生から推し変してしまいそう」と話すと、早見は「(推し変しなくても)推しが増えれば。推増(おしぞう)で」と返答。続けて、「『Season 3』まで来て、2人がそもそもどういう人たちかってわかったうえでご覧いただけるのがいい。あの人この人の見せ場が『Season 3』ではたくさん出てくるので要チェックです」とアピールした。
ビルって、成人してないよね?
MISSION39のAパートでは、ベッキー・ブラックベルとダミアン・デズモンドが登場。トニトおばさんことドナ・シュラークとの一戦も展開される。原作を読んだときから、アニメでどうやるのか楽しみにしていたという種﨑は、「一番ビックリしたのが、トニトおばさんって頭が紫色だったんだっていう(笑)。(あとは)アーニャがもうかわいいな!」と発言。江口はビル・ワトキンス役の安元洋貴の演技に触れ、「体力がすごい。収録現場でもそうだったんですけど、明らかに安元さんが“やりにきている”。肩を回して、この中で一番大きな声を出してやろうみたいな(笑)。その気持ちがヒシヒシと伝わってくる」と褒める。それに対し、松田が「ビルって、成人してないよね?」と言うと、早見は「だいぶ大人に感じます」、江口は「声が屈強すぎるんだよなあ」と頷いた。
ロイドさんの過去はいろいろな気持ちになった
MISSION39のBパートは、ロイドの過去編に突入。江口は「ロイドがロイドと名乗る前の、このドラマがあったから、ロイドになったんだっていう大切なシーン。原作で読んだときも、これは非常に重要な箇所になるなと思い、“あるシーン”での演じ方をすごく考えましたね」としみじみと語る。早見は「ロイドさんの過去は、みんな気になっていたところでもあったと思うし、こうやって映像化されて、我々もアフレコ時にいろいろな気持ちになったんですけど。ヨルさんもアーニャさんもボンドさんも、ロイドさんの過去は知らないわけじゃないですか。乖離していく瞬間なので、自分の中のすべてを見ている気持ちと、まだ何も知らないヨルさんの気持ち。そこにはいろいろと思いを馳せました」と胸の内を明かした。
松田は「この話がアニメになるのか、とうとう来てしまったかと。あまりにも最初のパートでの子供たちが遊んでいる姿が平和すぎて。実際に我々の世界でも起こり得ることなので、平和な日常って当たり前じゃないんだなっていうことを教えてくれる、考えさせられる話だなって」と回答。種﨑は、「原作も読んでいたし、アフレコもしたし、台本も知っているのに、完成したアニメを観たときに、すごく食らっちまいました」、江口は「守るべき平和とその後というところで、こののちにロイドと名乗る少年が、いかにして青年ロイドになるのかというのが、やっぱりくるものがありますよね」とそれぞれが受けた衝撃の大きさを口にした。
『SPY×FAMILY』という世界をより好きになっている自分がいた
最後に松田は「ここから『SPY×FAMILY』がまた新しくスタートいたしますので、ぜひ我々と一緒に楽しんでくれたたら」と挨拶。早見は、「『Season 3』にはシリアルなシーンもあります。ただ(シリアルなシーンと微笑ましいシーン)どちらの要素もあって、それが全部マルっとくるまれているのが『SPY×FAMILY』だなって思いますし、1話1話を観て『ああ、これがSPY×FAMILY、ありがとうSPY×FAMILY、おかえりSPY×FAMILY』って思えるようなそんなお話になっていますので、放送を楽しみにしていただけるとうれしいです」と語りかける。
種﨑は「『Season 3』は本当に濃いですし、どのキャラクターにもきっちりとスポットが当たっていく。本当に余すことなく全部を堪能してほしいです」とコメント。江口は「『Season 3』は今までにないシリアスな部分がけっこう盛り込まれているんですけど、『Season 3』の収録がすべて終了したときに、『SPY×FAMILY』という世界をより好きになっている自分がいまして。先ほどキャラクターの1人ひとりにスポットが当たっているというお話がありましたけど、そこがやっぱり妙に自分の心に刺さる部分が多くて。改めて1つひとつの物語を早く皆さんに観ていただきたいなという気持ちでいっぱいです」と伝え、イベントを締めくくった。
大観覧車「コスモクロック21」の点灯をカウントダウン
先行上映会ののち、同イベント会場の近くにある神奈川・グランドオリエンタルみなとみらいでは、開催中のイベント「SPY×FAMILY『おでけけ』大作戦 in 横浜・みなとみらい」の一環として、大観覧車「コスモクロック21」の点灯式を実施。先行上映会に引き続き、江口、種﨑、早見、松田が参加し、20時からの点灯に向け、10秒前からカウントダウンを行った。時間になると「コスモクロック21」には、クルクルと回転するアーニャのほか、ボンドの姿が出現。感想を聞かれた江口は、「今年の夏、何もできなかったので、イベントを楽しめた気がしました」、種﨑は「最高です」と喜びを噛み締める。
早見は、「実は小学生のときに並んで、祖父母と(「コスモクロック21」に)乗っているんです。あのときの自分に教えてあげたい」と裏話を披露。松田は「まさか、ボンドまで出していただけるとは、ありがたいです。あそこまで演出できるんですね」と驚いた様子を見せた。なお「SPY×FAMILY」の特別演出は、10月13日までの期間、毎時0分、15分、30分、45分、最終点灯20時45分のペースで、1回あたり1分間ずつ届けられる。
TVアニメ「SPY×FAMILY」Season3
放送情報
テレビ東京:2025年10月4日(土)より毎週土曜日23:00~23:30
テレビ大阪:2025年10月4日(土)より毎週土曜日23:00~23:30
テレビ愛知:2025年10月4日(土)より毎週土曜日23:00~23:30
テレビせとうち:2025年10月4日(土)より毎週土曜日23:00~23:30
テレビ北海道:2025年10月4日(土)より毎週土曜日23:00~23:30
TVQ九州放送:2025年10月4日(土)より毎週土曜日23:00~23:30
BSテレ東:2025年10月5日(日)より毎週日曜日24:30~25:00
配信情報
ABEMA プレミアム、Lemino、Prime Video、milplus、Disney+、Netflix、dアニメストア、TELASA、dアニメストア、ニコニコ支店、TELASA(Pontaパス)、dアニメストア for Prime Video、U-NEXT、DMM TV、WOWOWオンデマンド、FOD、アニメタイムズ、Hulu、アニメ放題、J:COMオンデマンド、バンダイチャンネル
スタッフ
原作:
監督:今井友紀子
シリーズ構成:山崎莉乃
キャラクターデザイン:嶋田和晃
色彩設計:原恭子
美術設定:竹内柚紀(草薙) / 杉本智美(Unstable)
美術監督:臼井みなみ
CG監督:渡邉啓太(サブリメイション)
撮影監督:佐久間悠也
編集:小口理菜(IMAGICA)
音楽プロデュース:(K)NoW_NAME
音響監督:はたしょう二
音響効果:出雲範子
制作:WIT STUDIO×CloverWorks
キャスト
ロイド・フォージャー:
アーニャ・フォージャー:
ヨル・フォージャー:
ボンド・フォージャー:
フランキー・フランクリン:吉野裕行
シルヴィア・シャーウッド:甲斐田裕子
ヘンリー・ヘンダーソン:山路和弘
ユーリ・ブライア:小野賢章
ダミアン・デズモンド:藤原夏海
ベッキー・ブラックベル:加藤英美里
フィオナ・フロスト:佐倉綾音
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【イベントレポート】「SPY×FAMILY」江口拓也らがロイドの過去に思いを馳せる 点灯式ではカウントダウン
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