坂田将吾、「オラオラ」を口ずさんでオーディションに挑む
「スティール・ボール・ラン」は19世紀末のアメリカを舞台に、史上初の乗馬による北米大陸横断レースを描く、「ジョジョの奇妙な冒険」の第7部。半身不随の元天才騎手であるジョニィ・ジョースターが、ジャイロ・ツェペリという謎のアウトローと協力関係を結び、ともにレースに挑む。本日のイベントは、劇中で「スティール・ボール・ランレース」の会見が開かれた9月23日に合わせて実施。イベント開始早々にティザーPVが上映され、主要キャストと動くアニメ映像が解禁された。
そして会場にはキャスト陣が登場。坂田は緊張しつつも「ジョニィ・ジョースターを演じさせていただきます。坂田将吾です」と力強く挨拶した。まずはオーディションで役に決まったときのエピソードを披露。「ジョジョ」ファンのマネージャーからアドバイスをもらいながらオーディションに挑んだという坂田は「僕自身もマンガを読み込んでオーディションに臨んだんですけど、大ファンの人に見てもらって精度をあげられた」と振り返る。またスタジオオーディションに進んだ際は、「ジョジョ」シリーズではお決まりの「オラオラ」のセリフがあったといい、「めちゃくちゃ大事だなと思ったので、(練習のために)ずっと口ずさんでました」と述べると、石川に「普段から『オラオラ』言ってたら怖いね」と突っ込まれていた。
石川界人は「黄金の風」での出演をヒントに
学生時代から「スティール・ボール・ラン」や「ジョジョ」シリーズを読んでいたという阿座上は、「ついにこのときが来てしまったかというプレッシャーとワクワクと半々で臨んだ」と明かす。ジャイロ以外の役も受けていたため、「それぞれのキャラの視点で読み直して、3、4周くらいレースしました」と、気合の入ったオーディションだったことを振り返る。また過去に「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」に出演したこともある石川は、そのときの経験をヒントにしながらオーディションを受けたという。「無駄無駄」というセリフは、台本に書かれた通りの数を言わなければいけない、というルールを守ろうとするも、緊張で息が続かなかった石川。「オーディションだからそんなにがんばらなくていいよって言われたんですけど、でもがんばらせてくださいって言ってやらせてもらいました」と思い出を語った。
新人時代にモブ役で出演したこともあるという高橋は、オーディションでもらった資料に驚いたと述べ、「演じるシーンに喜怒哀楽が全部詰まっていて。これは本気で探しに来ていると。こちらも全力全身で受けました」と制作陣の本気度が伝わってきたと回想。そして「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」でモハメド・アヴドゥルを演じた三宅は「第3部のオーディションは大失敗したんですが、今回はスカッと爽やかに声が出ました(笑)」と笑顔を浮かべる。また三宅はアヴドゥル役を演じた自分が、スティーブン役をやるべきなのか、戸惑いもあったと心境と吐露。しかし「心の中であいつが言うんですよ。『私の親友の娘がつないでくれたかも知れない世界なんだ』と」と語り、アヴドゥルが背中を押してくれたことを伝えた。
普段の2倍3倍の声量で挑む、熱すぎるアフレコ現場
続いてキャスト陣は、自身の演じるキャラクターの印象を語る。ジョニィを「人間臭いキャラクター」だと述べる坂田は、「弱さを見せてもなお立ち上がるキャラクター。そこを表現できるように演じています」と話す。阿座上はジャイロを演じるのは大変と率直に語りつつも「シーンごとに表情を変えるようなキャラクターですが、やりがいのある役だなと思ってます」と意欲を見せる。石川は「ディエゴは才能も知識もあり頭の回る役回り。2人に立ちはだかる役なんですけど、そういったところをなるべく出さないように演じていきたい」と述べた。
またアフレコ現場について、「熱いです!」と明かす三宅。「スティール・ボール・ランレースは参加者の数も多いですし、『ジョジョ』という作品自体、普段の発声の2倍3倍のボリュームでやらなきゃいけないので、熱気がすごい」と、現場の熱量の高さを伝える。すると石川も「アフレコ現場に入りきれなくて、『まだセリフないんで……』って、1人で外に出されたこともありました。ディエゴらしくていいかなって(笑)」と苦笑いしていた。
「国境を超えて楽しめる」とキャストも太鼓判
イベントの最後の挨拶では、阿座上が「僕は高校の頃に、夢中になって読んでいた作品が、今こうしてアニメ化するというのは、奇跡みたいなこと」と作品との出会いに感謝する。そして坂田は「ジョニィにとって歩き出すとはどういうことなのか、必死に考え続けていますが、これからアニメが放送されて、皆さんに観ていただいたらわかるのかなと思っています。「これからのレースをすべてのキャスト・スタッフの皆さんとがんばっていきますので、見届けていただけたら」と語り締めくくった。
その後、マスコミ向けに囲み会見も行われ、海外人気も高い作品であることから、海外ファンへのメッセージを求められたキャスト陣。坂田が「『ジョジョ』には言葉を超えた何かがあると思っているので、必ず皆さんの魂に響くと思っています」と語ると、石川も「今回の会見の前から、応援してもらってる海外のファンの方が多いのを体感してます。皆さんに楽しんでいただける作品になっているので、期待してお待ちいただければ」と自信を見せる。さらに三宅も「正直、国を選ぶなんて無粋なことはありません。みんなに響きます。国境を超えて、この地上に生きている人に楽しんでいただけるので、安心して楽しんでください」と力強く語った。
さらに「アメリカで行ってみたいところは?」という質問に、坂田が「グランドキャニオンを馬で走り抜けたら、気持ちよさそう」と楽しげに語ると、三宅も「グランドキャニオンを見ると人生観が変わるって言いますよね」と同意。そんな三宅は「僕はルート64(国道64号線)をハーレーダビッドソンで走りたい(笑)」と語ると、石川が「オレ大型免許持ってるので、乗せますよ!」と盛り上がっていた。
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アニメ「スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険」ティザーPV
アニメ「スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険」
Netflix:2026年世界配信
スタッフ
監督:木村泰大、髙橋秀弥
シリーズディレクター:加藤敏幸
シリーズ構成:小林靖子
キャラクターデザイン・総作画監督:津曲大介
音楽:菅野祐悟
音響監督:岩浪美和
アニメーション制作:david production
キャスト
ジョニィ・ジョースター:
ジャイロ・ツェペリ:
ディエゴ・ブランドー:
ルーシー・スティール:
スティーブン・スティール:
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「スティール・ボール・ラン」坂田将吾は「オラオラ」を練習してオーディションに挑む
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