三原ミツカズ、ファッション誌などの“幻の短編”集めた新刊

「死化粧師」で知られる三原ミツカズの2年ぶりとなる新刊「地上10メートルの檻から」が、本日2月8日に祥伝社より発売された。

「地上10メートルの檻から」はフィール・ヤング（祥伝社）、ネムキ（朝日新聞出版）、月刊flowers（小学館）などのマンガ誌だけでなく、KERA（インデックス・コミュニケーションズ）や、ファッションブランド「h.NAOTO」のムックといったファッション誌に掲載された幻の短編ばかりを集めた1冊。弱虫で孤独な男子高校生やメイド服の毒舌家政婦、離婚イベントに臨む若夫婦など、多様なテーマに挑戦した8編が収められている。

また「TWO SWEETS xxx」「カナリヤ」「a Paradox of a Lion」のショート3編は2色刷り。雑誌掲載時に使用された色をさらにアレンジした、美しい色合いで収載されている。カバーイラストは描き下ろし。巻末には三原初となる解説も寄せられた。

なお同じく本日発売されたフィール・ヤング3月号には、三原の新作短編「ユキオトコ」が掲載されてるので、ファンはこちらも手にとってみては。

「地上10メートルの檻から」収録作

TWO SWEETS xxx（初出：h.NAOTO winter collection／2005年11月／宝島社）
カナリヤ（初出：月刊flowers2006年9月号／小学館）
a Paradox of a Lion（初出：robot Vol.6／2006年／ワニマガジン社）
NATURAL BORN SCISSORS（初出：KERA／2000年／インデックス・コミュニケーションズ）
離婚式（初出：フィール・ヤング2001年11月号／祥伝社）
what a wonderful world（初出：ネムキ2002年5月号／朝日新聞出版）
天国と地獄（初出：Seraphim2005年5月号／朝日新聞出版）
地上10メートルの檻から（初出：フィール・ヤング2005年11月号／祥伝社）