「きみが死ぬまで恋をしたい」TVアニメ化、高橋李依や日高里菜が原作PVから続投

あおのなち「きみが死ぬまで恋をしたい」のTVアニメ化が決定。ティザービジュアルとパイロットフィルム、キャスト、スタッフが公開された。

「きみが死ぬまで恋をしたい」は、身寄りのない子供を戦争用の兵器として育てる学校に通う少女たちの物語。自分の境遇を受け入れられずにいる14才のシーナが、ある夜、血まみれの小さな女の子・ミミと出会うことから物語は始まる。一迅プラスで連載中で、3月17日に単行本の最新8巻が発売される。

TVアニメでは、単行本の発売記念PVに出演していたキャストが続投する。トツキ・シーナ役は高橋李依、カガリ・ミミ役は日高里菜、リジィ・セイラン役は瀬戸麻沙美、モード・アリ役は石川由依。監督はかくちたくだい、シリーズ構成・脚本は花田十輝、音楽は橋本由香利が担当する。

アニメ化を記念し、原作者のあおのから描き下ろしイラストとコメントが到着。キャストやスタッフからのコメント、キャラクターデザイン・油布京子からの描き下ろしイラストも寄せられた。TVアニメ公式Xアカウント（@anime_kimishinu）では3月16日まで、キャスト4人のサイン入り色紙が当たるキャンペーンが行われている。

また3月22日と23日に開催される「AnimeJapan 2025」内のインフィニットブースでは、「きみが死ぬまで恋をしたい」の展示を実施。パイロットフィルムの場面カット、原画やあおのの原作絵、作中のキャラクターが着用する制服を再現した衣装が展示されるほか、ノベルティの配布も行われる。

TVアニメ「きみが死ぬまで恋をしたい」パイロットフィルム

あおのなち（原作）コメント

「きみ死ぬ」のアニメ化が決まりました！ 本当にありがとうございます！
アニメ「きみ死ぬ」、素晴らしい制作スタッフの方々に携わっていただき、そして数年前PVにご出演いただいた高橋さん、日高さん、瀬戸さん、石川さんが引き続きCVを務めてくださいます！ こんなに嬉しいことはないです。
ずっと原作を楽しんでくれてる読者さん、今日興味を持ってくださった方、アニメ「きみが死ぬまで恋をしたい」をどうぞよろしくお願いします！

高橋李依（トツキ・シーナ役）コメント

「きみ死ぬ」アニメ化、本当に本当におめでとうございます……！
第4巻発売PVでのご縁から始まり、このおめでたいお知らせを一緒にお祝いすることができて、感謝と祝福と光栄な気持ちで胸がいっぱいです。今作の魅力をまだ見ぬ多くの方に届けられるように。そして、ずっと応援し続けてくださった「きみ死ぬ」ファンの皆さまが大切に想う世界を走りきれるよう、どうぞ見守っていていただけると嬉しいです。これからアニメ「きみ死ぬ」、よろしくお願いいたします！

日高里菜（カガリ・ミミ役）コメント

アニメ化おめでとうございます！ ミミと出会って4年近く。わたしにとって思い出深い作品だったこともあり、ミミを引き続き演じられることはもちろん、アニメ化決定が一ファンとしてとても嬉しいです。シーナ役の高橋李依ちゃんともすぐ連絡を取り、喜びを分かち合いました！ 以前から原作ファンの皆さんの熱い想いを感じていたので、発表できるこの日を楽しみに待っていました。何度も原作を読み返し、大事にミミを演じていきたいとおもいます。放送を楽しみに待っていてください。

瀬戸麻沙美（リジィ・セイラン役）コメント

アニメ化おめでとうございます。
私が原作マンガに出会ったのは、6巻の発売記念PVでセイランの声を担当させていただいた時でした。物語はとても繊細で、彼女たちをみていると切なさが溢れてきました。
アニメーション「きみ死ぬ」では、原作の世界が大切に描かれていくと思います。私も改めてセイランに向き合って演じていきたいと思います。

石川由依（モード・アリ役）コメント

「きみが死ぬまで恋をしたい」アニメ化、おめでとうございます！
6巻発売記念PVに引き続き、アリを演じられることがとても嬉しく楽しみです。初めて原作を読ませていただいたとき、キャラクターたちがとても愛おしく、でも死が常に身近にあるからこそ切なくて、とてもとても尊い気持ちが芽生えました。どこか達観していて読みきれないアリの想いに寄り添い、心を込めて演じていきたいと思います。放送をお楽しみに。

かくちたくだい（監督）コメント

原作のキャラクターたちに触れて、正義感というものが芽生える瞬間ってこんな感じなのかなーと思いました。きっとミミと出会ってからのシーナには、セイランやアリ、かつての友達が全く違って見え始めたんだろうなと。作中ずっと途切れずに流れるダークな雰囲気は、まだ言葉や行動にはできず形になっていない少女たちのパワーが生んでいるのかも？ 必死に生きる彼女たちの目線で映像化したいと思っています。たくさんの方にご覧いただけますように！

花田十輝（シリーズ構成・脚本）コメント

常に死が隣り合わせの世界で、身を寄せ合い心を通わせていく、シーナ、ミミ、セイラン、アリ。
友情とも恋ともつかぬその関係や想いを、うまく伝えられたらと考えながら書かせて頂きました。
見て頂ければ幸いです。

橋本由香利（音楽）コメント

「美しく、切なく、優しく、そして残酷な物語。」原作を読んで、最初にそう感じました。繊細で美しい絵が、シーナとミミ、そして戦場に生きる少女たちの儚い想いを深く伝えてくれます。彼女たちそれぞれの感情と絆が交錯し、読むたびに心が震えました。傷つきながらも輝く少女たちに寄り添い、希望も悲しみも包み込むような音楽を紡ぎたい。言葉では届かない想いを、音で表すことができたら──そう強く願います。