明日12月20日に公開される、アニメ「忍たま乱太郎」シリーズ13年ぶりの映画となる「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」。タソガレドキ忍者・諸泉尊奈門との決闘に向かった後で消息を絶った土井先生こと土井半助を取り戻すため、乱太郎、きり丸、しんべヱたちが奮闘するさまが描かれる。公開を翌日に控えた現在の心境について、高山は「やっとだなと。収録が終わってから結構経つのでやっと観てもらえて、うれしいです」と、公開を待ちわびていた様子。またできあがった映画について問われた田中は「録ってるときはあんまり絵がなかったので(笑)、観させていただいて、本当に感動しました」と述べ、これから映画を観る観客に向かって「これから観るんですよね? お楽しみに!」と呼びかける。
また完成した作品を観るまで不安を抱えていたという一龍斎は「どうなんだろう?っていう気持ちがだいぶあったんですけど、完成した作品を観てクオリティの高さに感動しました」と噛みしめる。「ついにこの日がやってきた」と語りだした関は、13年ぶりの劇場版について「忍たまファンに絶大な人気を誇る小説の映像化ということで、その期待に答える、非常に素敵で面白い映画になっております」と自信をのぞかせた。「まな板の上の鯉」という心境だと語り、観客や登壇者たちの笑いを誘った藤森監督は、「スタッフが全力でクオリティ高いものを仕上げてくれたので、もう腹をくくってます。きっと大丈夫、面白い」と力強く述べた。
初めて声優に挑んだという大西は「小さい頃から大好きなアニメの世界に入れると思ってなかったですし、こうして中の皆さんと一緒に並べるのが幸せでいっぱい」と、隣の一龍斎と微笑み合う。すると藤原も「素晴らしいレジェンドの皆さんと同じ作品に出れる喜び。登壇前にも話してくださったんですが、『あれ?しんべヱと喋ってる?』って錯覚しました(笑)」と笑顔を浮かべた。そんな2人の演技について、「初めてってお聞きしてビックリです」と驚いた様子の高山は、「とてもお上手で、難しいアクションシーンのアドリブも、迫力があってとってもよかった」と絶賛する。さらに高山が「絵が全然なかったのに、よくきっちり仕上げてくださった」と褒めると、藤原は「そういうものなんだなって思ってやってました(笑)」と答え観客の笑いを誘う。さらに一龍斎、田中、関からも称賛の言葉をもらった2人は、「一生分、褒めていただいた」と恐縮した様子だった。
また映画の見どころについて話がおよぶ。高山が「『忍たま乱太郎』という夕方にやってるちょっと笑えるアニメを想像して観ないほうがいいですね。忍者のお話です」と伝えると、関も「そのとおりですね」と深く頷く。そんな関は劇場版ならではの見どころとして、「馬飼野康二先生が作ってくださった『一緒に帰ろう』という楽曲があるんですが、ある方がハミングで参加してるんです。そのハミングが、作品のテーマを優しく包みこんでくれて、まさに聴きどころです」とアピールする。一龍斎は「いつもの忍たまではあるですけど、大人の心も揺さぶることができる作品。観てもらったら、わかってくれると思います」とネタバレにならないようにと気を使いながら述べた。
映画の主題歌の「ありがとう心から」と、テーマ曲「勇気100%」は大西と藤原が所属するなにわ男子が歌唱。特に「勇気100%」は長年「忍たま乱太郎」の主題歌として愛されてきた楽曲だ。そんな同楽曲について、高山は「自分がちょっと落ち込んだり、下を向きたいときに聴こえてくる曲」と語り、「本当に国民的楽曲で、教科書にも載ってるんですよね?」とうれしそうに笑顔を見せる。続けて田中が「歌い手さんは変わるけど、32年曲は変わらないからね」と語ると、一龍斎も「32年も経ってるとは思えないけど、経ってるのよね」と不思議そうな顔を浮かべる。さらに関は「稀有な名曲ですよ。ぜひNHKさんには世論調査をしてもらって、「そうさ、100%勇気~♪」というメロディを口ずさめる人がどれだけいるかアンケート取ってほしい(笑)」と提案していた。
さらに舞台挨拶では「ありがとう心から」という主題歌にちなんで、「感謝を伝えたくなった出来事は?」という質問に答える場面も。高山が「今、映画をご覧なってる皆さんに言いたいです」と回答すると、田中も「右に同じでございます(笑)」と力強く述べる。続けて「そしてスタジオの中で私たちを導いてくれるみなみちゃん。ありがとう」と、隣の高山に深くお辞儀をすると一龍斎も同意し、「私なんかさっきもお世話になっちゃって。ちょっと落ち込んでいたんだけど、美味しいキーマカレーパンをもらって元気になりました」と、長い間作品を通して築いてきたであろう3人の関係性を垣間見せる。さらに最近鍋にハマっているという大西は「スーパーに野菜の鍋セットを置いてくれた人にありがとうって伝えたいです。あれ以上便利なものないです」と力説。続く藤原が「3週間前ほどに足の骨を折っちゃったんですが、そこから驚異的に治ってきてるんです」と明かすと、大西は「治るスピード早すぎる。しかも僕たちより早く歩くようになってて」とツッコミを入れていた。
最後の挨拶では、藤森監督がジャケットの下に着ていたTシャツを見せ、「これをご覧ください。スタッフが作った非売品です」と自慢げに語り、スタッフの熱気がすごかったと明かす。「その暑苦しいほどの熱気、清々しい熱気を楽しんでいただければ」と力強く作品をアピールする。そして「コール&レスポンスをやりたいんだ。みんなと一緒に」という高山の掛け声に合わせ、「忍たま」「最高」という元気いっぱいの声でイベントを締めくくった。
「劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師」
2024年12月20日(金)全国公開
スタッフ
原作:「落第忍者乱太郎」
監督:藤森雅也
脚本:阪口和久
音楽:馬飼野康二
キャラクターデザイン:新山恵美子
副監督:根岸宏樹
アクション作画監督:関根昌之
美術監督:川口正明(アトリエローク07)
撮影監督:林コージロー(グラフィニカ)
色彩設計:村田恵里子(グラフィニカ)
編集:坂本雅紀(森田編集室)
音響監督:大熊昭
音響効果:庄司雅弘
音響制作:AUDIO PLANNING U
アニメーション制作:亜細亜堂
配給:松竹
製作:劇場版忍たま乱太郎製作委員会
キャスト
関連記事
geek@akibablog @akibablog
劇場版「忍たま」前夜祭、大西流星&藤原丈一郎の演技を高山みなみら絶賛「ビックリです」
https://t.co/qSBmdwKTs2