会場内には1989年のデビュー作「パジャマでおじゃま」から現在に至るまで、「思春期未満お断り」「妖しのセレス」「絶対彼氏。」「櫻狩り」「アラタカンガタリ~革神語~」など、渡瀬がこれまで描いてきた原稿やイラストの数々が並んだ。雑誌の表紙や作品の扉ページはもちろん、イラスト集、ドラマCDのブックレット、カレンダー、読者プレゼントのグッズなど、さまざまな場所で発表されたカラーイラストは、インクやペンなど、画材の使い分けをじっくりと観察できる。またシールやマスキングテープ、レースペーパーなどの表現方法が用いられた原画にも注目。モノクロの原稿も丁寧なペン入れの様子、ホワイトの入り方など、細かなポイントを間近で堪能できる。
「ふしぎ遊戯」シリーズの原画は初代「ふしぎ遊戯」に始まり、「ふしぎ遊戯 玄武開伝」、連載中の「ふしぎ遊戯 白虎仙記」まで展示され、キャラクターたちの紹介パネルも設置。さらに1995年から1996年まで放送されたTVアニメ「ふしぎ遊戯」のコーナーには、セル画や絵コンテ、アフレコ台本が展示された。
そのほか渡瀬の仕事場を紹介する「渡瀬悠宇の世界」と題したコーナーも登場。「ふしぎ遊戯」「妖しのセレス」のネーム、渡瀬の仕事場風景、渡瀬が愛用していたインク、ペン立て、デビュー前の初投稿作品の原稿など、貴重な資料を鑑賞できる。
また会場ではオリジナルグッズも多数販売。版画やキャンバス、アートブック、複製原稿セットなどの展覧会ならではのアイテムや、クリアファイル、マスキングテープ、トレーディングのアクリルスタンドなど、普段使いもしやすいグッズがラインナップされた。
なお本日は「ふしぎ遊戯 白虎仙記」最新2巻が発売。美朱と朱雀七星士のイラストがあしらわれた、「プレミアムポスターコレクション『ふしぎ遊戯』」も発売中だ。
そのほかコミックナタリーでは「ふしぎ遊戯 白虎仙記」の新刊発売を記念し、特集記事を展開。「ふしぎ遊戯」のファンである「つづ井さん」シリーズのつづ井と、「神クズ☆アイドル」のいそふらぼん肘樹によるクロストークの場を設け、2人に「ふしぎ遊戯」愛を語り合ってもらった。記事の最後には、お互いのリクエストに応えて描いた「ふしぎ遊戯」キャラクターのイラストも掲載している。
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~画業35周年記念~渡瀬悠宇の世界『ふしぎ遊戯』原画展
会期:2024年8月9日(金)~21日(水)
会場:東京都 西武渋谷店 A館7階=催事場
時間:10:00~20:00
料金:一般税込1000円、大学生・高校生税込800円、中学生税込600円(小学生以下無料)※障がい者手帳各種を提示で、本人と同伴者1人まで無料で入場できる。
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