七海仁・月子「Shrink」NHKでドラマ化!幸之助役は中村倫也、有里役は土屋太鳳

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七海仁原作による月子「Shrink~精神科医ヨワイ~」がドラマ化。弱井幸之助役に中村倫也、雨宮有里役に土屋太鳳を迎えて、8月31日から全3回でNHK総合にて放送される。

「Shrink~精神科医ヨワイ~」1巻(帯付き)

「Shrink~精神科医ヨワイ~」1巻(帯付き)

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「Shrink~精神科医ヨワイ~」は小さなクリニックで精神科医として働く弱井幸之助を主人公にした医療もの。悩みがあったとしても「精神科は特別なところで自分とは関係ない、行くのが恥ずかしい」という思い込みで人々の足が遠のいてしまい、“隠れ精神病大国”とも言われる日本で、1人でも多くの心を救おうと奮闘する弱井の姿が描かれる。グランドジャンプ(集英社)で連載中だ。

幸之助役の中村は「私が出会ってきた人の中にも心の病に悩んでいる方は多くいました。そしてその度に、何がしてあげられるんだろう、どう接するのが正しいんだろうと考えてきましたが、正解はわからずにいました」と心の内を述べる。そして「療法と共に生きる方法があるということ。この作品で描かれるものは、きっと今を生きるすべての人が他人事ではないのだと思います。誰かの、何かのきっかけになることを願って、私自身学びながら、この作品と向き合いたいと思います」とコメントした。また有里役の土屋からは「温かく、生きやすく、しあわせになるのではないかと思います。心の呼吸が浅くなっていることに 気が付いて、深呼吸できるような時間。そんな時間を私自身も探しながら、演じたいと思います」と綴っている。また七海、月子、脚本を務める大山淳子からもコメントが寄せられた。なおほかキャストは7月に発表される予定だ。

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七海仁コメント

「Shrink ~精神科医ヨワイ~」は、繊細で複雑で、だからこそ面白い精神医療をテーマにした作品です。映像化はさまざまなハードルが考えられるため「難しいかも 」と思っていたのですが、こうして NHK さんで実現していただけてとても嬉しいです。
キャストも、中村さん、土屋さんという大好きなおふたりをはじめ、素晴らしい俳優さんばかり。登場人物に新たな輝きを与えてくださるのが今から楽しみです。
内容については私も関わらせていただき、中江監督や制作陣の皆さんとたくさんお話をさせていただきました。ドラマ制作のプロフェッショナ ルとしての情熱や矜持を肌で感じて、より期待が増しました。
「Shrink」に関わってくださったすべての方に感謝しつつ、皆 で 「今届けたい」と強く願った物語が、観てくださる方の心にまっすぐ届くことを祈っています。

月子コメント

「Shrink ~精神科医ヨワイ~」作画の月子です。
毎話、それぞれの悩みを抱えた主人公と同じ気持ちになってヨワイ先生のクリニックへ足を踏み入れるつもりで描いています。
この度ドラマ化されることによって、より没入感のあるひだまりクリニックを体験できるのかと思うと今から楽しみで仕方ありません。
心の問題に無関係な人などいないと、連載を重ねる毎に思います。
ぜひたくさんの方に観ていただきたいです。

中村倫也(弱井幸之助役)コメント

中村倫也

中村倫也[拡大]

「“そんなこと”で精神科にかかっちゃダメですか?」
原作にあるこの言葉に共感し、拡声したいと思いました。
私が出会ってきた人の中にも心の病に悩んでいる方は多くいました。そしてその度に、何がしてあげられるんだろう、どう接するのが正しいんだろうと考えてきましたが、正解はわからずにいました。
その心の病に名前があること。
そしてひと口に精神疾患と言っても、その原因は、心のストレスによるものから、体の特質によるものまで多岐に及ぶこと。治 療法と共に生きる方法があるということ。この作品で描かれるものは、きっと今を生きるすべての人が他人事ではないのだと思います。誰かの、何かのきっかけになることを願って、私自身学びながら、この作品と向き合いたいと思います。

土屋太鳳(雨宮有里役)コメント

土屋太鳳

土屋太鳳[拡大]

「ちょっと疲れちゃった」という経験は、誰にでもあると思います。そして、その一言を伝えることが出来ない経験を持つ人も、同じように多いのではないかと思います。私も、その一人です。でも、「誰にでもあること」が積み重なってバランスを取りにくくなった時、たとえば風邪を引いちゃったとか、おなかの調子が悪いとか、虫歯になってしまったとか、そういった身体の変化を診ていただけるように、心の変化に寄り添ってくれる場所があったら…世界はもっと温かく、生きやすく、しあわせになるのではないかと思います。心の呼吸が浅くなっていることに 気が付いて、深呼吸できるような時間。そんな時間を私自身も探しながら、演じたいと思います。

大山淳子(脚本)コメント

脚色を担当した大山です。わたし自身、若い頃に精神科に通った経験があるので、オファーをいただいた時、「こんなドラマがあったら、勇気づけられる人がいる!」と確信して、参加を決めました。
脚本作りには、中江監督をはじめ、原作者の七海さん、監修のお医者様、プロデューサーほかスタッフのみなさんからもご意見をいただきました。全員が「よいドラマを」と前のめりになって議論を重ねながら、みんなでこしらえた脚本です。わたしは小説家でもあり、普段執筆はひとり静かに進めるので、熱すぎる前のめりチーム(わたし含む)での創作はすごく新鮮でした。どんな映像になるのか、完成が楽しみです。

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