「蝶と帝国」帝政末期のロシア、時代の悪意に翻弄された女性たちの悔恨と復讐の物語

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箕田海道「蝶と帝国」1巻が本日12月22日に発売された。20世紀初頭の帝政ロシアを舞台に、時代の悪意に翻弄された女性たちの愛と復讐を描いた、南木義隆による同名小説のコミカライズだ。

「蝶と帝国」1巻

「蝶と帝国」1巻

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物語は主人公キーラが、「愛する人を、私の生き方を、すべてを奪われた怒りの矛先を、誰に向けたらよいのだろう」とやりきれぬ思いを抱え、ナイフを隠し持ち、演説中のレーニンに近づく場面から幕を開ける。襲撃は秘密警察の登場により未遂に終わり、キーラはあえなく逃走することに。息を潜めながら彼女が思い出したのは、かつて使用人として仕えた令嬢エレナのことだった。キーラにとって彼女は、主人であっただけでなく、情愛を交わし合う相手でもあった。著者の箕田は「北の女に試されたい」で知られる。

アニメイト、メロンブックスでは特典を用意。アニメイトでは4ページのリーフレット、メロンブックスではイラストカードが進呈される。

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