「ポルプリ」ハンカチ必須！土屋李央「100万人と言わず、5兆人に観てほしい」と願う

アニメ映画「劇場版 ポールプリンセス!!」の公開記念舞台挨拶が、本日11月26日に東京・新宿バルト9で開催され、ギャラクシープリンセスのメンバーを演じる土屋李央、鈴木杏奈、小倉唯、日向未南と、王者・エルダンジュのメンバーを演じる南條愛乃、日高里菜が登壇した。

去る11月23日に封切られた「劇場版 ポールプリンセス!!」は、2022年末にYouTubeで始動したオリジナルアニメプロジェクト「ポールプリンセス!!」の劇場アニメ。星北ヒナノをはじめとするポールダンスに魅せられた少女たちが、全国から屈指のポールダンサーたちが集う大会・ポールダンスジャパンカップに挑む。イベント冒頭では、エルダンジュのメンバー・蒼唯ノア役の早見沙織からのビデオメッセージを上映。早見は「なんといっても今回のノアの新曲、本当にカッコいいです。普段は見せていないようなノアの芯の強さが表現されてるので、（ポールダンス監修の）KAORI先生の振り付けと合わせてご注目いただきたいポイントかな」とメッセージを贈った。

完成した映像の感想を問われると、東坂ミオ役の小倉は、「それはそれは感動したし、思いが溢れて、言葉にならないってこういうことかと。ポールダンスのシーンでは、服の素材とか生地の細かさまでわかって、本当にすごいなって思いましたし、すごく愛して作ってくださってるんだなって絵から感じました」と感激した様子を見せる。続けて南曜スバル役の日向が「ポールダンスショーの迫力がすごすぎて、よくわからない涙が出てきました。圧倒されてスッて泣けてきて、これは劇場で見ないと絶対伝わらないだろうなって」と言うと、ほかの登壇者たちも「わかる」と口にしながら深く頷いた。

ヒナノ役の土屋は劇場版の見どころについて触れ、「劇場版のほうは大会に向けてみんな仕上げてきているので、KAORI先生たちダンサーさんによるダンスの振り付けだったり、CGの気合の入りようが凄まじくて、どういう仕組みでそうなっているのか、何回見てもわからないくらい複雑な動きをしていたりするので、ぜひじっくりそういうところも観てほしいなって思います」とコメント。西条リリア役の鈴木は「ストーリーもなんですけど、楽曲も……皆さん、今日ちゃんと涙を拭くためのハンカチを持ってきました？ 『ポルプリ』を観るには絶対に必須なので」と観客に確認しながら、「笑いあり、涙ありの青春ストーリーなので面白いし、明るいシーンから『ウッ』って心にくるようなところがあったり、ポールダンスの中にもそういう要素が含まれているので、隅々まで観てほしいです」と語りかけた。

イベントでは、事前にファンから願い事を募集。それにちなみ、登壇者には「北極星に願うなら、どんなお願い事をしたいか」というお題が出される。先頭を切ったのは御子白ユカリ役の南條。南條は手を合わせながら「お願いします。立派な人間になれますように」と祈りを込める。土屋は「（『劇場版 ポールプリンセス!!』を）100万人に観てほしいです」と言い、「CGのオタクになってしまったんですよ。布がすごいですね。衣装もすごくて、もっと観たいし、ライブもしたいから、そのためには100万人と言わず、5兆人くらいに観てほしい」と希望を述べた。紫藤サナ役の日高は「美味しいご飯をずっと食べ続けられますように」と願い、小倉は「背を伸ばしたいです」と切実に訴えた。

続いて「『ポルプリ』の続編」と言葉にする日向。「みんな、（続編が）欲しいかい？」と観客に投げかけると、観客からは「欲しいー！」と大きな声でレスポンスが返ってくる。フィギュアとアクスタのオタクという鈴木は、「『ポルプリ』の素晴らしいポール付きアクスタが今後もたくさん出ますように！」と回答。さらに今回展開されているグッズのアクスタについて、「付属パーツが2個も付いているんですよ！ こんなに気合いの入ったアクスタは見たことがないです」と畳みかける。そこで突如「合体できるの？」と問う南條。鈴木は「合体は……できないです。でも『ポルプリ』のスタッフさんの気合いの入れようならいつか合体できるかもしれないです」と答え、会場の笑いを誘った。

最後の挨拶で日高は、「キャラクターたちの成長や心情が、楽曲とマッチしていたり、ポールダンスの振り付けとマッチしていたりと、これが観たかったというものが60分という短い中にギュッと詰まった1本になっています」とアピール。南條は「YouTubeで観られるダンスシーンももちろんすごいんですけど、今回の劇場版はさらに歌とダンスの一体感が増している気がしました。ぜひ細かいところまで楽しみ尽くしてほしいです」と述べ、日向は「映画を50回観るとTシャツがもらえるらしいので、皆さん一緒に競争しましょう」と意気込む。

小倉は「『ポルプリ』の魅力をたくさんの方に広げて、願わくばみんな揃ってまたアフレコやライブやイベントをやっていきたいので、引き続き応援していただけたら」と笑顔を浮かべ、鈴木は「ものすごい映像と素晴らしいストーリーが待っております。どんなにハードルを上げても、それを遥かに超えてくる映画が待ってますので、みんなどんどんどんどん期待値を上げていただいて、“神映画”を観るという気持ちで、何度でも観に来てくださるとうれしいです」と述べる。土屋は「本当に細部までこだわりというか、愛がすごく詰まっていて、絶対楽しんでいただける作品です」と自信を覗かせ、「土屋的に今日の注目ポイントは、CGの布とカメラワーク、作画の腹筋が好きなので、そこを観ていただきたいなと思います」と呼びかけた。

北極星に願うなら、どんなことを願いたい？「劇場版 ポールプリンセス‼」公開記念舞台挨拶