「映画けいおん!」「映画 聲の形」などを手がけた山田監督の最新作「きみの色」は、思春期の青春をテーマにした作品。人の心が「色」で見える高校生の少女・トツ子が、街の片隅にある古書店で出会った美しい色を放つ美少女と、音楽好きの少年とバンドを組んだことから物語が動き出す。
脚本は「けいおん!」シリーズ以降、山田監督とタッグを組んできた
※動画は現在非公開です。
山田尚子コメント
人の外側と内側、そこから生みだされるそれぞれのかたちを描いてみたいというところから「きみの色」は始まりました。
人はきっと、その時向いている方向に進んでいくわけで、それが前であっても後ろであってもどちらでも成り立っていくと思うのですが、できれば前に進んでいきたい。
音楽を通じてお互いに共鳴していく主人公たちの、やわらかく力強い足取りを描いていきたいと思っています。
吉田さんの書かれる彼らの物語はとてもやさしく、そしてとてもチャーミングです。
悩んだり、何かを変えようとするときに起こる摩擦は、これからを切り開いていくためのとても大切な成長痛であって、その痛みがそれぞれの人が放つ色になっていくのかなと思うのです。
たくさんの色が出会って、混ざり合った先にはどんな色の世界が待っているのでしょう。
絵具を混ぜるパレットのような、または光を集めて分散させるプリズムのような、そんな物語を描いていきたいと思っております。
よろしくおねがいいたします。
吉田玲子コメント
『きみの色』は、山田監督の「こういうことやりたいなぁ、こういう子たちを描きたいなぁ」というメモをいただいて、そこから脚本を作り始めました。
《色が見える女の子》というのは山田監督のアイディアで、すごく映像的で面白いなと感じました。
山田監督の作品は、登場人物たちがおずおずと手と伸ばし扉を開いていくような感じがあって、今回もその感覚を大切にしました。そこにある世界と、自分。そこにある現実と、自分。触れると痛いような傷ついてしまうようなものの中で、楽しさや愛しさや生命力を見出していくことを意識しながら書きました。繊細な心模様と、そこに寄り添うような監督の演出を今回もとても楽しみにしています。
『きみの色』はある意味、原点に戻ったようでもあり、今までの集大成的な面もありながら、さらに新しく踏み出していけるような作品になるのではないかと思っています。
光の当たり方によって、濃く見えたり、淡く見えたりはしますが、誰もが自分の『色』を持っていると思います。観てくださった方が、それぞれの『色』を愛おしく思えるような映画になっていると、うれしいです。
映画「きみの色」
2023年秋全国東宝系公開
スタッフ
監督:
脚本:
音楽:牛尾憲輔
企画・プロデュース:STORY inc.
制作・プロデュース:サイエンスSARU
製作:「きみの色」製作委員会
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鳴瀬@ 冬コミはみさえ本2 @narusemanami
布陣が最強すぎる。
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