「映画デパプリ」4世代集合にキラやば～☆な成瀬瑛美、シビアな娘に怒られる花江夏樹

「映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ！」の公開記念舞台挨拶が、本日9月24日に東京・新宿バルト9で開催された。

「プリキュア」シリーズの映画最新作となる同作は、おいしーなタウンに突然現れたお子さまランチのテーマパーク・ドリーミアを舞台に描かれる物語。舞台挨拶には同作に出演する和実ゆい / キュアプレシャス役の菱川花菜、コメコメ役の高森奈津美、ゲスト声優の花江夏樹、和牛の水田信二、川西賢志郎に加え、「トロピカル～ジュ！プリキュア」で夏海まなつ / キュアサマー役を演じたファイルーズあい、「スター☆トゥインクルプリキュア」で星奈ひかる / キュアスター役を演じた成瀬瑛美が登壇した。

公開を迎え、菱川は「ついについに、この日が来たということで、1年前からずっと気合いが入っておりました。ど、どうでしたか……？」と緊張した面持ちで観客へ問いかける。客席からの大きな拍手に安堵の笑顔を見せた菱川は「この映画が皆様のもとに届けられて、すごく……すごく、ドキドキしていて、すごくうれしいです！」と喜びを爆発させた。高森はコメコメのグッズを身に着けた子供たちのことを“コメ粒ちゃん”と呼んでいることを明かし、「今日もコメ粒ちゃんがいるのを拝見してうれしいなあという気持ちです」とはにかんだ。

ケットシー役の花江は自身の役どころについて「何かあるなと思っていたら、何かありすぎましたね」とコメント。「最初に台本をもらったときは大変な役だと思いました。早く皆様に観ていただきたいと思って楽しみにしていたんですが……どうでした？」と反応を伺い、客席からは称賛の拍手が送られる。続く和牛の水田も「普段ロボット役ってやってなかったので、本当にロボット役ができたか不安だったんですが……どうでした？」と花江と同じように観客の様子を伺う。場内には拍手とともに川西の「優しいお客さんに甘えるなよ」というツッコミが響いた。

また花江は「アフレコの前に監督からキャラクターの説明があって、本編では描かれていない部分まで教えていただいたんですけど。そこで監督が涙ぐみながら熱弁されていたので、これはがんばらなければというところから始まった」と述懐。また菱川、高森と3人でアフレコを行った際を思い返し「高森さんが菱川さんに対してアドバイスするなどすごくいい先輩で、いい関係だなと。あったかい気持ちになって（参加）できました」と現場の様子を伝えた。

「映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ！」では、「デリシャスパーティ♡プリキュア」と、「トロピカル～ジュ！プリキュア」「ヒーリングっど♥プリキュア」「スター☆トゥインクルプリキュア」の4世代のプリキュアがコラボした「わたしだけのお子さまランチ」を同時上映。司会に「久しぶりに『プリキュア』の映画にご出演されていかがでしたか？」と問われたファイルーズは「全然久しぶりっていう感じがしなくて、“いつメン”みたいな感じですごくうれしいですし、”1年中ココロはサマー”な感じで生きているので、これからも常にプリキュアの気持ちでやっていきたいと思います」と語る。成瀬も「私もいつでもプリキュアの気持ちでいようと思ってスタンバっていたんですけど」と切り出し、「近年は3世代にわたって共演することが多かったので、まさか4世代にわたって呼んでいただけることになるとは思っていなかったので、スケジュールを見たときにめちゃくちゃびっくりしました！ キラやば～☆」と目を輝かせた。

最後は映画のタイトルにちなみ、「最近夢見ていること」をテーマにトークを展開。菱川は「私もみんな（観客の子供たち）と同じぐらいの歳のときに『ハートキャッチプリキュア！』と『フレッシュプリキュア！』が大好きだったんですけど、そんな先輩プリキュアと一緒に画面に映ることができたら……と夢見ることがあります。これは永遠の夢です」と期待を膨らませる。それを聞いた高森は「歴代プリキュアの“妖精大会議”みたいな、妖精たちだけを集めて1つお話を作ってくださらないかなあ」と想像した。

今回の出演をきっかけに「プリキュア」グッズをもらったという花江。「2歳の娘にあげたらコメコメのぬいぐるみがすごい気に入っちゃって、コメコメのことが特に好きらしいんです。でも声が出ないから僕がやるんです」と告白。「『コメー！』って。僕にしては（音が）高いので辛いんですよね。でも手を抜くと怒られるんです（笑）。なので高森さんの声が楽に出せるようになるのが夢です」と話し、会場の笑いを誘う。高森は恐縮しながらも「もしかしたら世のお父さんは同じ苦しみを味わっているかもしれない（笑）」と苦笑いした。