脚本・野島伸司の新作アニメ、発表会で新情報続々！アニメ好きの野島は声優に敬意

オリジナルTVアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」の制作発表会が、本日12月16日に東京・日本テレビにて行われた。

「101回目のプロポーズ」「高校教師」「家なき子」など数々のTVドラマに参加してきた脚本家・野島伸司が原案・脚本を手がける「ワンダーエッグ・プライオリティ」。発表会には、野島と監督の若林信、さらに本日解禁されたキャストから大戸アイ役の相川奏多、青沼ねいる役の楠木ともり、川井リカ役の斉藤朱夏、沢木桃恵役の矢野妃菜喜が登壇した。

今作で初めてアニメの原案・脚本を手がける野島。会見では、脚本を手がけることになったきっかけを聞かれると、企画プロデュースとして参加する日本テレビの植野浩之プロデューサーに、以前からアニメの脚本に挑戦したいと話していたことを明かす。さらに、実写ではできないことをできるのは、物書きとしての“限界値”を超えることだと話し、今回の挑戦がすごく楽しかったと笑顔を見せた。野島から“若き天才”だと紹介された若林監督は、野島の脚本について「力が宿っている」と表現。それをアニメにする上で、その力を映像を通してなんとか弱めないように伝えたいと意気込みを語った。

またお互いの印象を聞かれると野島は、若林監督について、普通じゃない、いい意味でやばい、と絶大な信頼をおいていることを独特の言葉で表す。若林監督も信頼を受けていることに安心した様子で、キャラクターを枠にはめず、ドキュメンタリックに見せたいと、野島から唯一あったという注文について明かした。

この日解禁されたPVでは、少ないながらもセリフも披露していたキャスト陣。斉藤が、アフレコ現場で音響監督からキャスト陣の息がぴったりだと褒められていたことを明かすと、ここでも息ぴったりに全員が大きく頷く。主題歌を担当するユニット・アネモネリアを結成することも発表された4人が、楽曲について話す場面では楠木が、聴くと元気が出る爽やかな楽曲だと、印象を伝えファンに早く聴かせたいと目を輝かせた。

キャスト陣の演技についての感想を野島が求められると、声優の技術などに感心したことを話す。自身もアニメ好きだと明かしながら、声優に多くのファンがつくことが分かると、アニメファンの感覚に共感していた。自身も声優繋がりでほかの出演作も見ると話す野島は、癒された作品として「夏目友人帳」シリーズの名前を挙げる。さらに具体的な作品名として「ハイスコアガール」を挙げ、ヒロインの無口なキャラクターが好きだったと話し、キャスト陣を和ませた。

最後の挨拶で楠木は、今世代の子供たちがどういうことを考えて、どういうことを思っているのかも描かれていると話し、キャラクターと同世代の人、親御さんの世代にも見てほしいとアピールした。矢野も楠木に同意して、いろんな層に響く作品だと太鼓判を押す。斎藤はキャスト、スタッフが精一杯作っている作品、多くの人に観てほしいと声を大きくする。本作が初主演となる相川は先輩となる3人のキャストを“3人のお姉さん”と表現。3人の助けを借りながらも、大戸アイ役が自分でよかったと思ってもらえるようにがんばりたいと意気込みを語った。