週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載された「パパがも一度恋をした」は、母親を亡くした一家を描くホームドラマ。愛する妻・多恵子を亡くしたショックで3年間引きこもっている山下吾郎のもとに、多恵子が中年男の姿になって突如現れたことから物語は動き出す。夫・吾郎役は
小澤は「『人は見た目を愛するのか、それともその人の中身を愛するのか』というとても大きな、そして大切なメッセージを、笑いと涙と共に、この作品を通じて伝えていけたらと思っております」と力強くコメント。塚地は「おっさんになった姿の女性とはいえ、まさか自分がヒロイン役に選ばれる日がくるなんて想像したことも、『いつかはヒロイン役をやりたい』なんて思ったこともありませんでした」とオファーに驚き、「この見た目のまま、ちゃんと多恵子に見えるよう、全力で演じてみせます」と意気込んだ。本上は「原作コミックを読んで、なんて愛おしい家族なんだろうと感動しました」と感想を述べ、「とにかく登場人物が個性的な面々ですので画面が暑苦し...いえ、観るだけで、良い具合にぽかぽかしてくるはずです」とメッセージを贈っている。
小澤征悦(山下吾郎役)コメント
オファーをいただいた時は「自分で大丈夫なのか?」という不安もありましたが、正直嬉しく、また高揚したのを覚えています。原作漫画も読み、涙が出るほど爆笑し、そして大きな家族愛を感じて、また涙しました。これは間違いなく面白いものになると確信しました。
台本にも原作の面白さや疾走感が表現されていて、読んでいて楽しかったです。台本を読んだ後、原作との相違点や「ここはもっと膨らませよう」など意見交換を、監督や制作チームとさせていただいたことで、よりパワーアップした台本へと進化させることが出来たと自負しております。
我々の仕事は、「始めに本ありき」と言われています。台本が良ければ良いほど、現場での撮影に深みが出て、またそこから良いアイデアも生まれていきます。ですので、はじめに話し合えたことによって、チームの一体感も深まり、「良い台本」が「より良い台本」へとグレードアップしたのは大きな喜びです。それは逆に言えば、現場での芝居の難易度も上がったということで、俳優部は大変になると言うことですが(笑) 自分は芝居する時いつも、映像作品を一つの「絵」として見る、ということを心がけています。映像作品がキャンバス、監督が絵描き、そして俳優は様々な色の絵具、です。俳優一人一人に、その作品で与えられる「色」があって、監督が「筆」で、キャンバスに「絵」を描いていく。今回は主演ということで、大きな絵の主題になるとは思いますが、でもどんな色も、例えば赤い点一つでも、それが欠けたら絵は完成しません。なので自分は、どんな色も、どんな役も、大事に演じていきたいと思っています。
「人は見た目を愛するのか、それともその人の中身を愛するのか」というとても大きな、そして大切なメッセージを、笑いと涙と共に、この作品を通じて伝えていけたらと思っております。素晴らしい原作や台本のもと、現場スタッフキャスト一丸となって、笑って泣けてまた笑える、そんな「パパ恋」を目指します。
愛する人が全く違う姿で戻ってきたら…。そんな非日常が日常になっていく世界観を、真摯に、真面目に、一切の笑いを排除して(嘘です)演じていきたいと思っております!
ドランクドラゴン・塚地武雅(おっさん多恵子役)コメント
お話をいただいたときは「僕がヒロイン役?!何かの間違いでしょ?」と、ただただビックリしました。ですが、内容を聞いて納得しました。おっさんに生まれ変わったヒロインなんだなと。美女と野獣ではなく美女が野獣といった感じだなと。(まぁ僕は野獣ほどカッコよくもないですが…)面白いお話なのでぜひやりたいと思いました。
今回僕が演じるのは、小澤征悦さん演じる夫・山下吾郎を心配するあまりよみがえった妻・多恵子。おっさんになった姿の女性とはいえ、まさか自分がヒロイン役に選ばれる日がくるなんて想像したことも、「いつかはヒロイン役をやりたい」なんて思ったこともありませんでした。コントやYouTubeで女性キャラを演じることはありますが、今回のドラマではこのままの姿で、扮装もメイクもせず、女性に見えないといけない。難しい役であるのは間違いないのですが、その反面やり甲斐も感じます。面白そうだし、楽しみの割合の方が大きいです。
主演の小澤征悦さんとは初共演です。バラエティーで拝見していると、サービス精神もあってポーカーフェイスでひょうひょうとボケるイメージがあります。お芝居ではシリアスな演技からどんなクセのある役も演じる幅の広さも感じますので、とても頼もしいなと思っています。
ドラマを通じて、人は見た目じゃないんだと…。心が大事だということが伝われば。…ん?失礼だなっ!僕の役は「薄汚いおっさんが!」とかボロクソ言われるのですが、自分でも笑ってしまうぐらい面白いです。それでいて切ないラブストーリーの要素もあり、とても楽しめる作品です。
この見た目のまま、ちゃんと多恵子に見えるよう、全力で演じてみせます。究極の愛の形を、ぜひ見届けてください。
本上まなみ(山下多恵子役)コメント
声を掛けていただいてとても嬉しかったです。原作コミックを読んで、なんて愛おしい家族なんだろうと感動しました。おっさんの姿になって戻ってきた亡き妻を戸惑いながらも受け入れる吾郎はもちろんですが、理解できずに苦しむ娘のトモも、意外とあっさり受け入れる吾郎の父のタロスケも、みんな心にぽっかりと大きな穴が空いたまま、埋められずにいた人たち。周りからはヘンテコで奇妙な家族に映るかもしれないけれど、不器用ながらも一生懸命おっさんの姿になった多恵子に向き合っていく姿は、この一家にとって彼女の存在がどれほど大きかったかということを示していると思うのです。多恵子役は責任重大。身が引き締まる思いで台本を読みました。
今回、塚地武雅さんと「二人一役」を演じるのですが、2008年の映画『ハンサムスーツ』以来の共演です。塚地さんとひとりの人を演じる体験ができるなんて、思ってもみなかったので、本当に嬉しいです。塚地さん、きっととびきり可愛い多恵子になるんだろうなあ…。私は素の状態は気質がかなりおっさん寄りなので、可愛さが霞まないようにがんばらないと!と思っています。
主演の小澤征悦さんとは18年ぶりの共演なのですが、大らかさを持ちつつも好奇心が旺盛で、なにか面白いことはないかな、もうちょっと面白くできないかなというようなことを常に考えている人、という印象があります。いつもドアは開けっ放し、という雰囲気でいてくださるので、ご一緒していて非常に居心地がよいです。
長い長い冬の夜、このドラマでくくく、と笑って少しでも温かい気持ちになっていただければ、と思っています。とにかく登場人物が個性的な面々ですので画面が暑苦し...いえ、観るだけで、良い具合にぽかぽかしてくるはずです。
河角直樹プロデューサー(東海テレビ)コメント
本作、「パパがも一度恋をした」は、オトナの土ドラ初のヒューマンコメディーです。オトナの土ドラが新たな領域に突入する、まさに勝負作。大人から子どもまで、老若男女問わず笑って笑って最後にほっこり泣ける、幸せなドラマを目指します!
死んだ最愛の妻がおっさんになって帰ってくるという荒唐無稽な物語の中で描かれるのは、“人は中身か見た目か”という永遠の命題を超越する、真っすぐで一途な愛情です。そんな夫の妻への愛は、その一直線すぎる勢いゆえにドタバタと騒動を巻き起こしながら、家族のみならず周りの人間たちをも幸福のオーラに満たしていきます。
そんな、思い込んだら一直線で、ややエクストリームな夫、山下吾郎に小澤征悦さん。そんな吾郎が愛してやまない妻、多恵子には塚地武雅さんと本上まなみさん。塚地さんと本上さんがまさかのWヒロイン!それだけでワクワクしてくるのに、二人のこれまた一本気な娘に、東宝の未来を担う福本莉子さん。適当な発言がドラマを引っ掻き回す従兄弟のトカレフ役に塚本高史さん。ペットのように家でゴロゴロしている祖父タロスケ役に麿赤兒さんと、最高のキャストが集まりました!
目指すは令和の寅さん!寅さんを知らない若い方も、「男はつらいよ」を観ていたお父さん、お母さん方も楽しめる、晴れ渡った青空のような明るいドラマにしたいと思います!
「パパがも一度恋をした」
放送局:東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
放送日時:2020年2月1日(土)より毎週土曜日23:40~24:35
原作:
脚本:田中眞一、福島三郎、山下すばる
企画:市野直親(東海テレビ)
演出:後藤庸介、六車俊治
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- オトナの土ドラシリーズ|東海テレビ
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「パパがも一度恋をした」ドラマ化!主演は小澤征悦、妻役は塚地武雅&本上まなみ(コメントあり) https://t.co/XqV1BPK6dc