「アサプラ」メリダのED歌いすぎた小野友樹「裏声が出るようになりました」

TVアニメ「アサシンズプライド」の先行上映会が、去る9月22日に東京・TOHOシネマズ日本橋にて開催された。

天城ケイのライトノベルを原作とする「アサシンズプライド」は、貴族が化物と戦う能力“マナ”を持ち、人類を守る責務を負う世界を舞台とするファンタジー。物語は公爵家に生まれながらマナを持たない少女・メリダ＝アンジェルの元へ、青年クーファ＝ヴァンピールが家庭教師として派遣されるところから始まる。イベントでは1話の上映後、クーファ役の小野友樹、メリダ役の楠木ともり、エリーゼ＝アンジェル役の石川由依、ロゼッティ＝プリケット役の薮内満里奈が登壇した。

上映を終えたばかりの1話について、小野は「僕らも事前に観ていたのですが、ものすごい完成度だったので、やっと皆さんにお届けできたことをうれしく思います」と感慨深げにコメント。続いて楠木が自身の演じるメリダについて「とにかくかわいくないですか？」と問いかけると、観客席から拍手が起こる。さらに楠木は「メリダはいろいろなものを抱えている子ですが、それでも負けない強さが1人の女性としてすごく尊敬できますし、演じていて楽しいです」と話した。

そんな楠木演じるメリダは、1話終盤でも流れた本作のエンディングテーマ「異人たちの時間」を歌っている。司会に楽曲の印象を聞かれた楠木は「メリダがお母さんに宛てた手紙を読んでいるかのような歌」と表現し、「ディレクションも『“歌う”というよりは“話す”感じ、“語る”感じで』といただいて、繊細に歌うよう気を付けたので、皆さんにその雰囲気が伝わったらいいなと思います」と語った。小野は本楽曲について「導入部分が大好きで、ひたすら歌っていたら裏声が出るようになりました（笑）」「いいボイトレさせてもらってます（笑）」と明かし、キャスト陣の笑いを誘う。さらに薮内が「収録前に映像をチェックするとき、大好きすぎていつもエンディングを聴いてから冒頭に戻っていました」と述べると、小野と石川が「わかる！」と力強く同意し、楠木が「照れる！」とはにかむ一幕も見られた。

その後、トークはアフレコ収録時の話題に。石川がアフレコ現場の雰囲気について「『賑やかだったね』って話していたら、スタッフさんに『いや、うるさかったですよ』って言われたぐらいずっと話していました（笑）」と振り返ると、楠木が「わいわいしてるっていっても関係ない話ばかりではなくて、作品について話し合う時間が多かった印象です」と続ける。小野も「“関係性”が1つのキーワードになる作品なので、『いまどれくらいの距離感でキャラクターを演じてる？』とお互いに聞いたり、監督に話を聞いたりしていました」と意見交換が盛んな現場だったことを強調した。

最後にキャスト陣は、それぞれの視点で本作の魅力を掘り下げる。薮内は「クーファとメリダ、ロゼッティとエリーゼをはじめ、師弟や友人といったいろんな人間関係があって、話が進むにつれてそれぞれの絆が深まっていくところを見てほしいです」とコメント。石川は「エリーゼのポンコツな部分も今後、けっこう出てくるので、そこも楽しみにしてほしいです」、楠木は「メリダがいろんな人の力を借りながら、自分自身を奮い立たせながら、どんどん成長していく様子を皆さんに見届けてほしいです」と、それぞれが演じるキャラクターにフォーカスする。小野は「一番印象的で好きなのは、世界観の描き方。設定や背景もスタッフの皆さんが誠意を込めて、大変な思いをして作っていらっしゃると思うので、ぜひ注目して見ていただけたらと思っています」と締めくくった。

なお、イベントの終盤には作品に関する新情報が発表に。「アサシンズプライド」がU-NEXTで独占配信されることが明らかになった。さらに本作のWebラジオ番組「アサシンズプラジオ」が、10月より響 - HiBiKi Radio Station - にて配信開始。同番組の特番「アサシンズプラジオ放送直前記念特番 -10/10からよろしクーファ！-」がゲストに石川、薮内を迎え、10月8日にYouTubeLiveおよびPeriscopeにて生放送される。ほかにエンディングテーマのリリースイベントの開催も告知された。