この日福本と初対面となった、主人公・宇海零を演じる加藤シゲアキは「福本先生に来ていただくということでやはり緊張があったというか、現場も朝から『ざわ…ざわ…』していました(笑)」とコメント。「実際にお会いすると、先生はすごく優しくて、気さくに話しかけてくださって、初めてお会いした感じがしません。お会いできて光栄です」と、初対面の喜びを語った。
福本は「ちょっとお話ししただけで、ゼロの善良なオーラが加藤さん自身から感じられました。そのオーラがドラマ版のゼロの根底に流れていると思います」と加藤の印象を述べる。またドラマを観た感想を問われると「ゼロというキャラクターは元々、普通では考えられないぐらい『善人』の設定なのですが、加藤さんが演じるゼロには、その善良さにリアリティが感じられますし、良い意味で、ふわっとした『世捨て人』のような雰囲気があります。ドラマ版のゼロ像を加藤さんが試行錯誤しながら演じているのを感じます」と加藤演じるゼロを絶賛した。
その後、報道陣の取材に応じた福本は「『賭博覇王伝 零』は少年誌での連載だったこともあって、僕の描いたものの中でも展開が早くスピード感のある作品です。マンガ同様、ドラマでも次々と出てくる斬新なゲームを頭脳戦で解いていきますが、続けて見てもらえると、それぞれのゲームにどういう種明かしがあるのかを楽しんでいただけるのではないでしょうか。とにかく、零はゲームの詳細なルール設定を産み出すことに、とても苦労した作品です。ゲームを攻略する『種明かし』の部分はぜひ、楽しみにしていて下さい」とコメント。またドラマ化に当たって、原作から変更された部分については「自分の作品が映像化される時はいつも、役者さんが演じるものを尊重しています。これから話が進むにつれ、ますます戦いが厳しくなっていく中で、ゼロは身近な人間に対して怒りや憎しみは出さないけれど、もっと大きな悪に対してふつふつとした怒りを抱いてくるようになります。そういうところが演じる上で難しいと思います。スケールが必要な役かもしれないですね。」述べた。
福本から激励に、加藤は「この作品に出会えて、演じられることをとてもうれしく思います。ただ、大変ありがたいことに、先生が考えた究極のゲームが面白過ぎて、それをドラマで再現するために撮影がめちゃめちゃ大変です(笑)。ドラマもこれからまだまだ面白くなると思いますし、
ドラマ「ゼロ 一獲千金ゲーム」
日本テレビ系列にて毎週日曜22:30~
スタッフ
原作:
脚本:小原信治
演出:丸谷俊平
チーフプロデューサー:西憲彦
プロデューサー:櫨山裕子、秋元孝之
制作協力:オフィスクレッシェンド
製作著作:日本テレビ
キャスト
加藤シゲアキ(
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