桂正和「電影少女」がテレビドラマ化!舞台は2018年、主演は野村周平

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桂正和「電影少女」のテレビドラマ化が決定した。映画「ちはやふる」の太一役や、映画「帝一の國」の菊馬役で知られる野村周平が主演を務める。

野村周平

野村周平

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「電影少女」は、特殊なビデオテープから実体となって現れる少女・ビデオガールと、彼女たちと出会った恋に悩む少年たちを描くSF恋愛マンガ。ビデオデッキが壊れていたため、がさつで男っぽい性格になってしまったビデオガール・天野あいと、恋愛にトラウマがある高校生の弄内洋太を描く「あい編」と、素直で一生懸命だがおっちょこちょいのビデオガール・桃乃恋と、マンガ家を目指す高校生・田口広夢を描く「恋編」の2編が展開された。週刊少年ジャンプ(集英社)にて1989年から1992年まで連載され、単行本は全15巻、愛蔵版と文庫版は全9巻が刊行。また1991年には実写映画、1992年にはOVAが制作されている。

ドラマ版では2018年の現代を舞台に、洋太の甥の高校生・弄内翔を描く。野村演じる翔は同じクラスの美少女・奈々美に対し、密かに恋心を抱いていた。そんなある日、叔父・洋太の家で壊れた古いビデオデッキを発見する。翔がデッキを修理すると、“ビデオガール・アイ”と称する謎の少女が飛び出してきて……。

桂は「思い出深い作品なので、ドラマになることがすごく嬉しいです。さらには今回のコンセプトが面白くて期待大!!」とコメント。また主演の野村は「原作ファンの皆さんの期待を裏切らないように精一杯演じたいと思います。 楽しみに待っていてください」と意気込みを語っている。

ドラマ「電影少女~VIDEO GIRL AI 2018~」は、テレビ東京系にて2018年1月よりオンエア。脚本は「ディストラクション・ベイビーズ」や「桐島、部活やめるってよ」で知られる喜安浩平が、監督はPerfumeや星野源らのMVを手がけた映像作家・関和亮が担当する。

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桂正和コメント

思い出深い作品なので、ドラマになることがすごく嬉しいです。さらには今回のコンセプトが面白くて期待大!!
脚本を読ませて頂いた時から、どんな人が演じるんだろうと、あれこれ想像してましたが、イメージピッタリで、ワクワクしてます!!

野村周平コメント

今回は若い役者さんが多く出演するドラマなのでみんなで楽しくやっていけたらと思います。
僕が演じる弄内翔は、両親が離婚していることもあり何か心に抱えているような、殻に閉じこもっている高校生です。
ですが、ビデオガール・アイと出会い一緒に過ごしていくうちに、彼は段々と変わっていきます。
原作ファンの皆さんの期待を裏切らないように精一杯演じたいと思います。 楽しみに待っていてください。

プロデューサー・五箇公貴コメント

「ウイングマン」「I”s」……。
桂正和といえば70年代中盤生まれの僕ら(監督関さん、脚本喜安さん)世代にとってはあこがれの存在だったし、バイブルだった。
先生の描くちょっとダメな主人公に感情移入してはハラハラし、超絶かわいい女の子の大胆な行動に毎週ドキドキしっぱなしだった。
その中でも「電影少女」はひときわ輝きを放っていた。
「週刊少年ジャンプ」に連載されていたのが1989~1992年。あの頃は日本も景気が良かったし、オウムの事件や震災の起こる前で、今より将来に夢も希望も持てた。
でも今はもっとシビアな時代。若くてもそう簡単に将来に希望なんて持てない。
脚本家の喜安さんは第1話で主人公の翔に「言わなくていいことは言わない。現状維持が最善の選択。それが俺たちの正解」と代弁するかのごとく語らせる。
そこに突然1990年で時が止まった少女、アイがやってくる。
携帯やインターネット前夜、まだ人と人とのコミュニケーションが今より強かった時代に作られた存在である“ビデオガール・アイ”とそれを面倒だと思う2018年の高校生、翔。
この価値観の違った二人を中心に今回の物語は進んでいく。
不完全体で生まれてきた“ビデオガール・アイ”は向こう見ずでおっちょこちょいで危なっかしい。でも人間に対して「おまえのいいとこめっけ!」と励まして、必死で力になろうとする、人懐っこくて人間よりも人間っぽい存在だ。
彼女が最初に生まれて四半世紀。世の中は色々なことがあったし、僕らも歳をとった。
人生簡単にはいかないということも分かってきた。
世の中は面倒なことばかりだ。
だからこそ“時代遅れのビデオガール”にみんなを励ましてほしくなった。
それが今回「電影少女」を現代版として映像化したいと思った理由です。
若い人達が翔とアイの懸命に生きていく姿を見て、すこしでも頑張ろうと共感してもらえるような作品にしたいと思うし、僕らが当時桂先生から受けとったピュアな気持ちと素晴らしいメッセージを次の世代につないでいきたいと思っています。
このドラマを見た高校生が、自分たちの話だと思ってくれたら嬉しい。
そのために主役は今の若者を代表する感じが必要不可欠 と思いました。
そういう意味で、翔役には「ちはやふる」で揺れ動く若者の繊細な感情を見事に演じ、主役としての華を兼ね備えている、野村周平さんしかいないと思いました。
今年はレプリカントと人間を描いた不朽の名作「ブレードランナー」の続編が作られました。来年は日本のライアン・ゴズリングこと野村周平による続編「電影少女~VIDEO GIRL AI 2018~」を何卒宜しくお願い致します!

土曜ドラマ24「電影少女~VIDEO GIRL AI 2018~」

2018年1月よりテレビ東京系列(TX、TVO、TVA、TSC、TVh、TVQ)にてオンエア
原作:桂正和「電影少女」集英社文庫(コミック版)
主演:野村周平
脚本:喜安浩平
監督:関和亮
チーフプロデューサー:浅野太(テレビ東京)
プロデューサー:五箇公貴(テレビ東京)、倉地雄大(テレビ東京)、巣立恭平
制作:テレビ東京 ROBOT
製作著作:「電影少女~VIDEO GIRL AI 2018~」製作委員会

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読者の反応

伊藤 剛 @GoITO

設定が「ビデオデッキ」「テープ」のままというのが面白い。
デジタルの動画配信だと、そこから身体を持った女の子が出てくるという想像力が働きにくいのはどうしてなのか、等について考えられる。
https://t.co/wN18rN3MvK

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