小学館×双葉社、谷口ジロー作品同時刊行フェア開催

谷口ジローの新刊「犬を飼うと12の短編」が小学館から、川上弘美原作による「センセイの鞄」1巻が双葉社から9月30日に同時刊行される。これを記念して、「小学館×双葉社　谷口ジローフェア」が開催される。

「父の暦」「遥かな町へ」「凍土の旅人」「冬の動物園」「K」「天の鷹」「シートン」「地球氷解事紀」など、過去に刊行された谷口の既刊単行本を一挙に重版。さらに全国約500書店に、谷口作品の試し読みができる小冊子「谷口ジローの世界」の設置を予定している。

小冊子「谷口ジローの世界」には、「犬を飼う」と「センセイの鞄」の試し読みをメインに、フェア対象作品の解説、著者近影付きプロフィールなどを掲載。全64ページと、読み応えのあるボリュームに仕上がっているため新規読者もコアなファンも楽しめること受けあい。

新刊「犬を飼うと12の短編」は、「犬を飼う」を含む13作品を収めた短編集。単行本初収録となる「秘剣　残月」「百年の系譜」も掲載されている。また同単行本は全3巻からなる谷口ジロー選集の1冊で、10月30日に選集2冊目となる「ブランカ」、11月30日には選集3冊目「神の犬」が発売される。