映画「赤い季節」の完成記念イベント「"Stained Crimson Night"-Image, talk & live-」の東京編が、昨日9月3日に東京・WWWにて開催された。
「赤い季節」はチバユウスケの所属事務所の代表を務める能野哲彦が、チバのソロプロジェクト・SNAKE ON THE BEACHの楽曲にインスパイアされて制作した初監督&脚本作品。映画の完成を記念し大阪と東京の2都市で行われた本イベントは、出演者によるトークセッションと映画にちなんだアーティストによるライブパフォーマンスの2部構成で進行された。
トークセッションでは能野監督、映画出演者の新井浩文、村上淳、新居延遼明(
トークセッションが終わり登壇者がステージを降りると、新居延と爆弾ジョニーのタイチ(Dr)によるスペシャルユニット「パンジー」のライブがスタート。生き生きと楽しそうに「ノック」から演奏を始めた2人は全力のパフォーマンスを披露し、「爆弾ジョニー覚えてね!映画のチケット買ってね!」と告げてステージをあとにした。
バイクのエンジン音がSEとして流れる中、チバユウスケ(Vo, G)、イマイアキノブ(G)、中村達也(Dr)が現れると会場の雰囲気は一変。劇中に登場する架空バンド、THE GOLDEN WET FINGERSの登場にフロアは待ってましたと言わんばかりの大歓声を上げる。ずっしりと重いビートの1曲目「BABY HONEY BEE」が奏でられると、オーディエンスの熱気は急加速。激しいインストナンバー「GWFのテーマ」、陽気なサウンドに気だるいボーカルが絡む「砂の時間」、怒号のようなチバのシャウトが強烈な「世界中」とキラーチューンが立て続けに投下され、興奮状態の観客からはメンバーの名前を絶叫する声が飛び交う。続く「Cibilaters」では達也がドラムソロを披露し、圧倒的な迫力でフロアのボルテージを上げた。
「THE GOLDEN WET FINGERSです。今日で解散しますが、中村達也は永遠に不滅です!」というチバのMCから、ミドルテンポのラブソング「夜明けの超特急 SAGAWA」で会場は一転してピースフルな雰囲気に。かと思えば彼らは直後の「しまっとけ~NO BRAIN」でBPMを一気に上げた轟音を鳴り響かせ、オーディエンスを熱狂させた。達也が先程のチバの言葉を受けて「イマイアキノブは永遠に不滅です! チバユウスケ様も永遠に不滅でーす!」とおどけたあと、本編最後に演奏されたのは「赤い季節」の主題歌でもある「Teddy Boy」。「赤い季節を抜けて 俺達旅に出よう」と歌うチバの背後のスクリーンには映画のワンシーンが投影され、今回のコラボレーションを深く印象付けていた。
アンコールの拍手に導かれて3人がステージに戻ると、イマイはビールの缶を片手にフロアに向かって乾杯のポーズを取る。そしてチバはマイクの前に立つと「さっき言い忘れたんだけど。……再結成も決まってます」と宣言。THE GOLDEN WET FINGERSの活動存続に、この日一番の歓声が上がった。ここで披露された新曲は3人がそれぞれボーカルをとるというスタイルで、三者三様のシャウトに会場は大いに沸き上がる。熱気と興奮が冷めやらぬ中、チバは笑いながら「ありがとう、またいつか」と残し、猛者たちによる圧巻のステージは幕を閉じた。
「赤い季節」は10月13日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほかにて全国順次公開。新井浩文扮する元殺し屋・健が、新居延遼明演じる少年・剛と共にさまざまな思惑に捕らわれながら真実を求める旅に出る。そのほか村上淳、田口トモロヲ、永瀬正敏、
「"Stained Crimson Night"-Image, talk & live-」@WWW 2012年9月3日セットリスト
パンジー(りょーめー、タイチ from 爆弾ジョニー)
01. ノック
02. 男の子
03. うたかたの日々
04. 人生道
THE GOLDEN WET FINGERS
01. BABY HONEY BEE
02. GWFのテーマ
03. 砂の時間
04. 世界中
05. Cibilaters
06. 夜明けの超特急 SAGAWA
07. しまっとけ~NO BRAIN
08. Teddy Boy
<アンコール>
09. 新曲
■映画『赤い季節』予告篇
The BirthdayのTV・ラジオ出演情報
リンク
- SNAKE ON THE BEACH × 映画「赤い季節」公式サイト
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音楽ナタリー @natalie_mu
チバ×イマイ×達也「赤い季節」架空バンド再結成誓う http://t.co/9zXATl3N