PUNPEEソロツアー追加公演にNORIKIYOや一十三十一ら登場「来年もまたやるかも」

9

874

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 168 693
  • 13 シェア

PUNPEEがソロツアー「The "Journey Into Mystery" Tour」の追加公演を10月27日に東京・渋谷CLUB QUATTROで開催。ツアーファイナルとして行われた10月18日の東京・赤坂BLITZ公演とは異なるセットリストとゲストを用意し、超満員のオーディエンスを前にパフォーマンスを繰り広げた。

PUNPEE(Photo by cherry chill will)

PUNPEE(Photo by cherry chill will)

大きなサイズで見る(全28件)

PUNPEE(Photo by cherry chill will)

PUNPEE(Photo by cherry chill will)[拡大]

開演と同時に1stソロアルバム「MODERN TIMES」のイントロである、40年後のPUNPEEが過去に思いを馳せて語るという内容の「2057」が会場に流れ、スクリーンに古い洋画のシーンを思わせる老いた外国人の映像が映し出される。そしてアルバムの流れの通り「Lovely Man」「Happy Meal」でライブが開幕し、待ちわびたオーディエンスは一気にヒートアップ。「Renaissance」が始まるとフロアから大合唱が沸き起こった。PUNPEEはその後も原島“ど真ん中”宙芳とDJ ZAI(SIMI LAB)という2人のバックDJを背にして、リラックスした雰囲気で流麗なラップを繰り出していく。「Mileage Club」では途中にtofubeats feat. オノマトペ大臣「水星」のフレーズをはさんでフロアを沸かせ、「お嫁においで 2015」では観客との合唱で会場が一体感で満たされた。

NORIKIYO(Photo by cherry chill will)

NORIKIYO(Photo by cherry chill will)[拡大]

再びスクリーンに老人が映り、「Interval」としてアルバムに収録されている独白が流れ始めた。老人が「今の子たちは実在したことすら伝説と思ってる子もいるそうだが、彼とやれたのは光栄だった。自分の半端さが知れたというか、彼の言葉にはいつも背筋を伸ばされたもんだよ」と回想すると、この日最初のゲストとしてNORIKIYOがステージに登場。PUNPEEは「自分が背筋を伸ばされた1人」だというNORIKIYOと共にTHE BLUE HEARTSのカバー「終わらない歌」と「待ちぼうけ ~Baby Baby~」の2曲を披露した。続いてPSGの仲間であるGAPPERが現れ、2人でPSGの楽曲「PSG現る」「神様」「寝れない!!!」をパフォーマンス。高校時代からの友人であるPUNPEEとGAPPERは当時の思い出などを振り返りながらうれしそうに笑いあい、PUNPEEは「GAPPERの次のアルバムは俺が協力したい」と宣言した。

乾杯する原島“ど真ん中”宙芳とPUNPEE。(Photo by cherry chill will)

乾杯する原島“ど真ん中”宙芳とPUNPEE。(Photo by cherry chill will)[拡大]

GAPPERが退場したあとも、PUNPEEは古い付き合いだというバックDJの原島と共に、テキーラを乾杯し続ける勝負をしてPUNPEEが救急車で運ばれたエピソードなど懐かしい話に花を咲かせた。そして、今年「FUJI ROCK FESTIVAL '17」のホワイトステージに出演した際に原島が「実は救急車で運ばれたあのときに死んでて、これは夢の続きなのかもしれない」と言ったことから生まれたという、原島がラップを担当する楽曲「夢のつづき」が披露された。さらに彼らは、そのフジロックのステージで行われたビートジャックを再現。ベック「Loser」、Red Hot Chili Peppers「Scar Tissue」、Oasis「Wonderwall」にラップを乗せ、フロアを盛り上げていった。その後「タイムマシーンにのって」のパフォーマンスを経て、缶ビールを飲みながらMETEORが威勢よくステージに登場。PUNPEEはMETEORのテンションの高さに苦笑いしつつ、2人で「Play My music」「4800日後…」を楽しげにラップした。PUNPEEは本編最後に「Oldies」を歌って退場。観客から彼に惜しみない拍手が贈られた。

PUNPEEを見つめながら歌う一十三十一と、それに動揺するPUNPEE。(Photo by cherry chill will)

PUNPEEを見つめながら歌う一十三十一と、それに動揺するPUNPEE。(Photo by cherry chill will)[拡大]

アンコールでは、ゲストのSTUTSがMPCのパッドを叩いて紡ぎ出すメロウでグルーヴィなビートをバックに、PUNPEEが「夜を使いはたして」をパフォーマンス。続けてこの日の最後のゲスト、一十三十一を迎えて「Night Flight telephone Call」が披露された。曲が終わるとPUNPEEは一十三十一に「アルバムに1曲、女性ボーカルが入ってる曲があるので、よかったら一緒に歌ってくださいませんか?」とムチャ振り。「ウソでしょ(笑)」と戸惑う一十三十一の前に、歌詞が書かれた譜面台が運び込まれ、急遽2人で「rain」をデュエットすることになった。

最後にPUNPEEは「DJ以外のライブを人前でしたことがあんまりないから、ツアーをするのは不安だなと思ってたけど、やっていくうちに楽しくなってきた。来年もまたツアーをやるかもしれないんで気が向いたら遊びに来てください」と観客に呼びかけ、アルバムの最後の曲である「HERO」を歌唱。大盛り上がりの中、キャリア初のソロツアーは全日程が終了した。

この記事の画像(全28件)

PUNPEE「The "Journey Into Mystery" Tour」追加公演 2017年10月27日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

01. Intro
02. Lovely Man
03. Happy Meal
04. Renaissance
05. Maileage Club
06. お嫁においで 2015
07. Scenario
08. Interval
09. 終わらない歌 feat. NORIKIYO
10. 待ちぼうけ feat. NORIKIYO
11. P.U.M.P.(Communication)~P.U.M.P(駄菓子売ってハスリン)
12. PSG現る feat. GAPPER
13. かみさま feat. GAPPER
14. 寝れない!!! feat. GAPPER
15. 夢のつづき feat. 原島“ど真ん中”宙芳
16. FUJI ROCKメドレー
17. タイムマシーンにのって
18. Play My music feat. METEOR
19. 4800日後… feat. METEOR
20. Oldies
<アンコール>
21. Renaissance Beat with STUTS
22. 夜を使いはたして with STUTS
23. Night Flight telephone Call feat. 一十三十一
24. rain feat. 一十三十一
25. HERO

全文を表示

読者の反応

  • 9

showgunn @showgunn

【ライブレポート】PUNPEEソロツアー追加公演にNORIKIYOや一十三十一ら登場「来年もまたやるかも」(写真28枚) - 音楽ナタリー https://t.co/W3C2xBPoFT

コメントを読む(9件)

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 PUNPEE / NORIKIYO / 一十三十一 / SIMI LAB / PSG / STUTS の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。