T.M.R.西川が“WHITE BREATH”吐きながら極寒サバイバル、NEWS増田は象の糞絞り

1月2日（土）18:00から4時間にわたってTBSで放送される「全世界極限サバイバル2016」に、西川貴教（T.M.Revolution）と増田貴久（NEWS）が出演することが決定。この制作発表会が昨日12月13日に東京・TBS放送センターにて行われ、出演者たちが登壇した。

「全世界極限サバイバル」は、世界中の過酷な環境の中でサバイバルする様子を追う“ドキュメンタリーバラエティ”シリーズ。第3回となる今回は、100時間サバイバルするという従来のルールに加え、2つのチェックポイントを規定時間内に通過しなくてはならないという新たなルールが設けられた。そんな過酷を極める企画には西川と増田のほか、過去2回にわたり番組に出演している武井壮と、俳優の佐野岳が参加。なお西川はアイスランドの氷河地帯、増田はアフリカのサバンナ、武井はニュージーランドの洞窟地帯、佐野はインドネシアの島々でサバイバルに挑んだ。

司会者に番組出演のオファーが届いたときの気持ちを尋ねられた西川は、「なぜ僕のところに来たのかなと疑問に思いましたが、またとない機会ですし、来年T.M.Revolutionとしてデビューしてから20周年を迎えるんですね。もう一度自分を律するということで前向きに受けました」と凛とした表情を浮かべる。しかし次の瞬間に「周りに『意味ない！』と反対されまして。それをなんとか押し切って、『20周年のスタートを華々しく切るために受けるべきだ』とTBSの偉い方を味方に付けてスタッフを説得しました」と会場を笑わせた。さらに番組出演を経て得たものを問われると、「命って誰しも1つしかないですから、それをどう燃やし尽くすか考えましたし、自分ができることに真正面から向き合う大切さを感じましたね。音楽にはまったく反映されないかもしれませんが……」と自虐交じりに語った。

以前から「全世界極限サバイバル」の視聴者だったという増田は、「『お、やった！ ついに来たか！』と。僕でいいんだってうれしくて」と念願の出演だったことを明かす。さらに「見ての通り男らしくなって！ 自然の恐怖を肌で感じたんで。それによって、日常の中で感謝の気持ちを感じるようになりましたね」とサバイバル経験で得たものを語る。武井は「最初は断ったんですけど、TBSの偉い人に説得されまして」と3度目の番組出演を決意した経緯を明かし、「俺は地球に生きてるし、生かされてるなと感じた」と撮影を終えての感想を述べた。

会見では、番組でオンエアされる映像を交えながら出演者たちがトークを繰り広げる。西川は野営中で遭遇した美しいオーロラを、増田はヌーの大群の大移動を紹介。西川は「極限状態のあとに、おつりのようにこういう景色が見えるんです」と述べる。武井が「西川さんはPVとかで大自然に縁がありますからね」と口にすると、西川は「PVはCGだから！ 今回のは“初見”だから！」と猛然と反論していた。撮影中にまつわるトークはその後も続き、司会者に「一番つらかったことは？」と質問された4人はそれぞれ過酷なエピソードを披露する。西川が猛吹雪の中での移動を挙げ、「ホワイトアウトして、どこに自分がいるかわかんなくなっちゃう。だから風が吹く方向に歩いていった」と真剣な表情で口にすると、武井が「『WHITE BREATH』吐きながらみたいな？」とT.M.Revolutionの大ヒット曲のタイトルに引っかけて質問。それに対し西川は「そんな余裕はまったくなかった！ バラエティ的には一節歌えたらいいんでしょうけど、口開けると凍るんで」と鼻息荒く返す。また増田は、水分補給のために象の糞を絞り、煮沸したものを飲んだエピソードを告白。その映像を前にほかの出演者たちは絶句し、西川は「これから増田くんとチューする人は、象の肛門とチューしたことになるんだね……」と気の毒そうにコメントした。

番組の見どころについて西川は、苦労は多かったと明かしつつ、「本当に素晴らしい絶景を味わせていただいて。またとない絶景をご堪能いただけるとうれしいです」とアピール。また増田が「今までで一番大変なお仕事でした。でも、本当に景色がすごくてですね。たくさんの動物が観られますし、知識も得られますし。4時間1人で持つくらい」と断言すると、武井と西川が「俺らも撮れ高すごいよ！」「4夜連続とか、16時間テレビでやろう」「1月2日、一緒に観ていろいろ共有したいよね」と興奮気味に言い合った。

質疑応答のコーナーでは、帰国して初めてやったことや食べたものに対する質問が寄せられ、西川は帰国直後にジムに向かい、プロテインを口にしたと発言。増田は「ラーメン食べに行きました。今までで一番おいしかった。サバイバル中、ずっとラーメンのこと考えてたから」としみじみと振り返った。「今後また出演のオファーがあった際は出演しますか？」という質問には、4人全員が腕を組み考え込んでしまう瞬間も。佐野は「1週間悩んで結局受けると思います」、武井は「最初は断ります！ でも、最高の景色が観られたり、最高の感動があるんで……。何度も説得されたらうれしいです」、増田は「今回、人生観が変わるような経験だったんですけど、（次回は）じっくり考えさせていただいてから」と回答。西川は「正直これが音楽の糧になったかどうか……。オンエアを観させていただき、SNSの反応をしっかりと見た上で判断したいと思います。『こういうことを西川にやらせてみたい』と思っていただけるのはうれしいんですけど、きちんと考えさせていただいてからね」と慎重な姿勢を見せた。