安田レイ、大人な魅力も開花させた満員UNITワンマン

安田レイが昨日2月1日に東京・UNITにて初のワンマンツアー「安田レイ TOUR 2015 “WILL”」の最終公演を開催した。

昨年10月に発表した1stアルバム「Will」を携えて1月から各地を回ってきた安田。満員のオーディエンスの前に堂々と姿を表した彼女は、「キラメキmoonlight」からライブをスタートさせ、きらびやかなダンスチューンでフロアに高揚感をもたらした。そして、息をひとつ吸い込むと2曲目の「Inside Out」へ。ステージを動きながら、観客1人ひとりに語りかけるように歌い上げた。

「東京はホームで……ホームはあったかいです。今日はたくさん汗をかいて、みんなと素敵な1日にしたいと思います」と観客に語りかけた安田は、アッパーな「パスコード4854」や、切ないラブバラード「どうして...」「Regret」など「Will」からの楽曲を熱唱。楽曲ごとにくるくると表情を変え、表現者としての幅広い魅力をアピールした。

ライブが折り返し地点に入る前、安田は着替えのために一旦退場。ノースリーブの白いミニ丈のドレスに身を包んだ彼女がステージに戻ってくると、ため息のような声が漏れた。「毎日歌って笑ってられるのはみんなのおかげです」と口にした安田は、音楽から勇気をもらったことを語り「今度は誰かの背中を押せるような歌を歌っていきたいと思います」と決意を表す。そして自身が作詞を手がけた「One day」を凛とした表情で披露した。またこの日はツアー最終日ということで、スペシャルゲストとしてMatt Cabが登場。彼は「こんな美人の方と一緒にレコーディングするのは緊張しました。今も緊張してます（笑）」と安田の美貌を絶賛したのち、コラボ曲「One More Time feat. Matt Cab」につなげる。2人は時折視線を交わしながら歌声を重ね、美しいハーモニーでオーディエンスをうっとりと酔わせた。その後、安田は後半戦を盛り上げるようにビビッドな色彩の衣装に着替えて登場。髪もポニーテールに結い上げ、華やかなファッションで観客を魅了する。そしてデビュー曲「Best of my Love」や、2ndシングル「Brand New Day」を伸びやかな歌声で歌い上げた。

アンコールではドラマ「美しき罠～残花繚乱～」の主題歌として使用されているいきものがかり「恋詩」のカバーをパフォーマンス。ブラスサウンドが印象的なトラックに艶かしい歌声を絡ませ、“大人の安田レイ”の魅力をステージから放った。また彼女はMCで5月に2ndワンマンツアーを開催することを発表。ラストナンバーとして「フォゲミナ」を届け終わると、「めちゃくちゃ楽しかったです。また来てね。待ってます！」と元気いっぱいに挨拶し、投げキッスをフロアにプレゼント。ステージを降りる瞬間までチャーミングな仕草でオーディエンスを惹き付けていた。

安田は2月25日にライブでも披露した「恋詩」をシングルとしてリリース。またMCで発表したツアーは、5月22日の愛知・ell.FITS ALLより開催される。