「草原の実験」主演の美少女エレーナ・アン来日、観客1人ひとりと交流も

本日9月26日、「草原の実験」の公開初日舞台挨拶が東京のシアター・イメージフォーラムで行われ、主人公を演じたエレーナ・アンが登壇した。

本作は、旧ソ連で実際に起きた出来事をもとに作り上げられた幻想的な物語。大草原で父親とともに暮らす少女ジーマの淡い恋模様や、彼女の穏やかな日々に突如差す暗い影を描く。監督を務めたのは、「ブレスト要塞大攻防戦」でロシアのアカデミー賞といわれるニカ賞3部門を受賞したアレクサンドル・コット。

韓国人の父、ロシア人の母を持つ現在17歳のエレーナ・アンは、「こんにちは、私はエレーナ・アンです」と日本語で挨拶。劇中で全編にわたってセリフなしで演技をしていることについて聞かれると、「セリフの有無以前に、そもそも映画に出演するということ自体が初めての経験だったので不安でしたし、カメラの前では常に緊張していました」と答えた。

また、完成した映画を初めて観たときの感想を「大きなスクリーンに自分が映っているのを見て、とても不思議な気分になりました。私の演技が評価してもらえるのかということについては不安でしたが、自分自身はこの作品の雰囲気やディテール、すべてが気に入っています」と述べる。今後の女優としての展望については、「今回この作品に出演できたことは、たまたま幸運だったからです。今は韓国語を勉強したいと思っています」とコメントした。

MCが「エレーナさんに女優を続けてほしいと思われる方、拍手していただけますか」と客席に声をかけ、大きな拍手が起こると、照れ笑いを浮かべたエレーナ・アン。舞台挨拶のあとに行われたサイン会では、長蛇の列を作った観客たち1人ひとりと会話を交わし、快く記念撮影に応じていた。