藤ヶ谷は「おはようございマース。やっと公開日が来まして。うれしい気持ちと寂しい気持ちがあります。俺らすごい仲がいいので、(この舞台挨拶で)それを見せつけてやりマース!」」と作品のタイトルにかけながら挨拶した。窪田は開口一番「マース!」と大声を出し、観客を笑わせる。共演者たちに「早い早い!それは語尾だから!」とつっこまれながらも、窪田は「おはようございマース。楽しんでいただけたらと思ってマース……マース」 とタイトルを連呼。イベントは笑いに包まれながら進行していく。
上映中に泣いていた観客がいたことと絡め、MCから最近泣いたことがあるかを聞かれたキャスト陣。藤ヶ谷は「あまり泣かないから」と答えたが、飯豊は「昨日、この作品が明日で公開だなって思って、撮影のこと、バーベキューや海のシーンとかを思い出して泣いちゃいました。本当に楽しかったんです」と返答した。その言葉に藤ヶ谷も「そういえば僕も昨日、バーベキューのシーンを思い出して泣いちゃいましたね」と同調。会場からクスクス笑いが漏れる中、窪田が「僕は、そのシーンに参加してないんですけど……思い出して、泣いちゃいましたね」とイジってみせた。
続いてMCから最近キュンとしたことを聞かれた藤ヶ谷。「昨日(窪田と)2人でPRのためにテレビ番組に出演させていただいたんですけど、そのときマサが『犬や猫がいっぱい出てきます』『パンがいっぱい出てきます』って嘘をついて。そのあと、映画会社の人に怒られていたんですげど、その姿を見てキュンとしましたね」とラブラブぶりをアピール。同じ質問に窪田は「太輔くんと番宣させていただいて、横でお鼻を見ているとキュンキュンします。ずっと見てられますよ」と語りながら藤ヶ谷に顔を近づけると、観客から黄色い歓声が上がった。
イベントでは劇中に登場する砂の城を模したケーキが登場。その流れで砂の城が登場するシーンを再現することになった藤ヶ谷と飯豊は、顔を赤らめながらも役になりきった。観客へのメッセージを求められた窪田は「太輔くんと番宣をさせてもらって2人の時間がたくさんあって、先輩や友達、共演者とさまざまな形で付き合えて、そんな中で監督やここにいるキャストと一緒にこの作品を作り上げられて本当に幸せです」と思いを明かす。
最後の挨拶で藤ヶ谷は「撮影のときの感覚や記憶がすごく残っていて、寂しい気持ちがあります」と述べ、「チームワークのとれたキャストとスタッフで出会え、この『MARS』という作品、そして何より樫野零に出会えたことを僕はうれしく思っています。たくさん愛される作品になればいいなと思っていますので、皆さん愛してください」と締めくくった。
「MARS」は1996年から2000年まで別冊フレンド(講談社)にて連載された、累計発行部数500万部を超えるラブストーリー。劇場版は1月から3月にかけて放送された同名テレビドラマの続編となり、零、キラ、牧生による愛憎劇の結末が描かれている。
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