「セーラームーンCrystal」ウラヌス皆川とネプチューン大原が相思相愛ぶり披露

武内直子原作によるアニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」第3期「デス・バスターズ編」の新キャストの発表会が、去る1月27日に都内にて行われた。コミックナタリーでは3人の声優が集まった会場の様子をお届けする。

「美少女戦士セーラームーン」20周年プロジェクトのひとつとして、第1期「ダーク・キングダム編」、第2期「ブラック・ムーン編」と2014年から放送されてきた本作。今春から第3期に突入し、ついにセーラーウラヌス、セーラーネプチューン、セーラーサターンと新たな外部太陽系戦士たちも登場し、10戦士が勢ぞろいする。

新キャストが初披露される本イベントは、美少女戦士セーラームーンこと月野うさぎ役を演じる三石琴乃の登場で開幕。「今日は待ちに待った新キャストの発表。私もドキドキしながら楽しんでいきたいと思います」と朗らかに挨拶した。

また三石は「（新アニメが）始まったばかりの頃は、わーっと盛り上がって地に足がついていない感があったんですが、第2期が終了した今は、皆さん自分の役を掴んで、第3期に向かって足を踏み出しました」「第3期から新しく入ったメンバーは緊張感を持って現場に臨んでいるので、もともといるメンバーたちが緊張をほぐしてあげてて、いい雰囲気の現場だなあとお父さん気分です」と、セーラームーンらしく仲間を思いやる。

そしてついに新キャストがお披露目。アニメ「テニスの王子様」越前リョーマ役などで知られる皆川純子が天王はるか／セーラーウラヌス役、アニメ「ツバサ・クロニクル」侑子役などを演じた大原さやかが海王みちる／セーラーネプチューン役と発表され、会場には2人揃って登場。配信されていたニコニコ生放送では驚きと祝福のコメントが殺到した。

皆川も大原も「尋常じゃなく緊張する。足がガクガクして……」と緊張した様子。キャスティングが決まったときの気持ちを聞かれると「飛び上がるほどうれしかった。でもプレッシャーもすごく感じる」と声を揃えた。皆川が「はるかはとにかくかっこいい」と語ると、三石は「危ない感じもするよね。（うさぎに）ぐいぐいくるもん（笑）」と笑い合う。大原は「みちるさんは大人っぽくて、クールで素敵なお姉さん。でも海王丸っていうヘリで通学する規格外の人」と自分の演じる役柄を語った。

皆川は演じる際に気をつけていることを尋ねられ「ワンシーンワンシーン必死。はるかの気持ちになるために必死で演じています」と答える。大原は微笑みながら、皆川と互いに「純子さん、かっこいいよ！ はるかかっこいいいよ！」「みちるもかわいいよ」と誉め合っていることを明かした。これを受けて三石が「2人はいつも一緒にいるよね。帰るのも一緒だよね。ジェラシー！」と話すと、大原は「はい、一緒にいるようにしています」とサラリ。皆川の体調不良により、はるかとみちるのシーンを後日2人だけでアフレコしたエピソードで「（みちるの）愛を感じました」と皆川が話すと、三石は「私にはまもちゃんがいるもん」とふてくされたふりをして笑いを誘った。

実は1月27日は、天王はるかの誕生日。大原から皆川へ、ウラヌスのイメージカラーのブレスレットがサプライズプレゼントとして贈られた。大原の手首にはネプチューンカラーのブレスレットが巻かれ、相思相愛ぶりをアピール。ここでも三石は「私にはまもちゃんがいるから大丈夫」とコメントした。次に皆川と大原が、はるかとみちるのワンシーンを披露するコーナーへ。原作の「Act27 無限1 予感」で描かれた、うさぎについて語るはるかとみちるの会話が再現された。

続いて土萠ほたる／セーラーサターン役の新キャスト・藤井ゆきよから届いたビデオメッセージがスクリーンに映し出される。藤井はほたる役に決まったときの喜びや、愛され続けた作品に出演する意気込みなどを語った。これを見た三石は「ゆきよ、かわいい。初めてゆきよに会ったとき、すごくいい匂いだったの！すんすんって（かいで）。ハグしちゃった」と天真爛漫に語り、会場からは笑いが。

イベントの終盤、三石はニコニコ生放送の視聴者に「私が『セーラームーンCrystal第3期も応援してくれないと、月に変わって』って言ったら、『おしおきよ』ってコメント投稿をしてください」と呼びかける。三石の「セーラームーンCrystal第3期も応援してくれないと、月に変わっておしおきよ！」の掛け声に視聴者が応えて「おしおきよ」コメントが画面を埋め尽くし、新キャスト発表会は幕を閉じた。