2025年もさまざまなニュースが届けられたお笑い界。お笑いナタリーでは1年間で5200本以上の記事を配信した。このコラムでは、読者からのツッコミが多かったニュース、なかなか見ないタイプの珍ニュース、マニアックだが面白いニュース、不思議な番組やライブのニュースなど、改めて振り返ったときに特に味わい深かった記事20本を紹介する。
ヤーレンズ、おにぎり協会から感謝状
「M-1グランプリ2024」決勝でおにぎり屋のネタを披露したヤーレンズに一般社団法人おにぎり協会が感謝状を贈呈。M-1でのネタ中、出井がおにぎりを大切に懐にしまう動作をしていたことが決め手の1つだったという。出井は「おにぎりをしまったところまで見ていただいてありがとうございます」とコメントした。
サツキが新コンビ名「ムネタ」に改名 個人名がムネタと門脇のコンビ 命名は石橋貴明
ムネタと門脇のりやのコンビ・サツキが「ムネタ」へと改名。若手芸人が対決するライブ「お笑いワールドシリーズ関東お笑い頂上決戦」内で石橋貴明が命名したもので、ムネタは「また一つムネタがおおきくなりました。次の目標は相方の名前をムネタにすることです」と語った。なお個人名がコンビ名にもなっているコンビには、チャド・マレーンや初恋タローもいる。
フット後藤の時報が都内に登場
韓国の人気オーディション番組「ミスタートロット」の日本版「ミスタートロット ジャパン」が配信開始されることに合わせた企画。同番組で審査員を務めるフットボールアワー後藤、椿鬼奴、レイザーラモンRG、細川たかし、ゆうちゃみの時報が都内に出現した。読者からは「時を伝えんねや」「お知らせすんねや」「教えてくれんねや」「時間ねや」「都会んねや」といった後藤構文でのコメントが多数届いている。
竹下ポップが「浪速のシルバーウルフ ポップ」に改名、画数の悪さに気付く
竹下ポップが“知り合いのかやくご飯屋”から画数がよくないことを指摘され、「浪速のシルバーウルフ ポップ」に改名したというニュース。彼の経緯説明について芸人仲間からは「聞いたことの無い職業からの助言」(ガーベラガーデンかみうら)、「『誰の言うこと聞いてんねん』が来たあと、『そもそも聞いた事ない職業や』が来る“かやくご飯屋さん”」(森田GM)とツッコミが。4月1日の発表だったこともあり、エイプリルフールの嘘だと疑う声も多かった。
しずるが個人名を改名 KAƵMAは「池田一真」に、村上は「純」に
しずる村上が本名のファーストネームである「純」、KAƵMAが本名の「池田一真」に改名。「KAƵMA」「純」になればファーストネーム同士で足並みが揃うが、それを避けるようにKAƵMAが池田一真に改名するのが、しずるというコンビの複雑さを表している。
フルーツポンチ村上が居酒屋「村さ来」で一日店長、20年前にバイトをしていた
フルーツポンチ村上が青山学院大学在籍時にアルバイトをしていた居酒屋「村さ来」で一日店長を務めることに。当時を知る「村さ来」スタッフからの「淡々と仕事をされていて、特段の印象はございませんが、後に芸人さんとしてデビューされたときは正直にうれしかったですし、1つの自慢でした」というコメントが独特のクールなムードを醸し出していた。
まんぷくユナイテッドが「バリカタ友情飯」に改名 提案したのはChatGPT、ニューヨークも絶賛
「コンビ名がダサい」とイジられることが多かったまんぷくユナイテッドがニューヨークと会議を重ね、ChatGPTが提案した「バリカタ友情飯」に改名。ニューヨークはこの名前を「捨てるところがないし、言いやすい」「どんな奴らかわからなくて怖い。家族チャーハンとかのレベルじゃない。意味がわからなさすぎる。俺らが7時間かけても出てこないセンス」と絶賛しており、AIが芸人の名前も決める時代に突入したことへの驚きの声も多く上がった。
木久蔵ラーメン復活
ラーメンをこよなく愛する噺家・林家木久扇が1982年に「全国ラーメン党」を結成して開発・販売していた「林家木久蔵ラーメン」が復活。下町風情を感じる東京ラーメンの醤油味はそのままに、乾麺でありながら生麺のような食感、磯の風味が強い海苔との相性にもこだわったという。
すゑひろがりず三島、演歌歌手デビュー「こぶし効かせて参ります」
すゑひろがりず三島が“演歌歌手・三島達矢”としてデビュー。ボイストレーニングを受けた三島が失恋について歌い上げており、ファンに向けて「こぶし効かせて参りますので応援よろしくお願いします」と呼びかけた。
ザコシ、証明写真の顔がうまく撮れない
ハリウッドザコシショウの冠番組「冠ザコシの冠冠大冠」(SBS静岡放送)で、「証明写真の顔がうまく撮れない」というザコシの悩みを解消するための企画が展開されたときのニュース。インパクト抜群の彼の顔写真が広く拡散された。
みうらじゅんに似ているかが屋・賀屋、もっと似せてみる
かねてよりみうらじゅん似ているといわれていたかが屋・賀屋が全力でみうらじゅんに似せてみた企画。犬のモコゾウと賀屋のツーショットにほっこりしたという声も多かった。
エバース町田のそっくりさんがかなりそっくり、本人も驚き「声ヤバいぞ」
ラジオ番組「GURU GURU!」(J-WAVE)発のイベントでエバース佐々木が、相方・町田のそっくりさんと漫才。町田本人も「声ヤバいぞ」「めっちゃ似てるじゃん!」と驚き、最後は町田と3人のそっくりさんがステージ上に並んだ。
吉本興業のピクルス発売、パプリカがあのロゴに
吉本興業と食品メーカー・いずみピクルスのコラボ商品「よしもとピクルス」が発売された。吉本興業の笑顔のロゴマークをモチーフにしたピクルスで「クラフト洋風タイプ」「水なす和風mixタイプ」の2種類が発売された。なお今月からは新作「茨城県筑西市 梨のコンポート」「北海道小清水町 グリル野菜ミックスマリネ」も販売されている。
逆にロバート秋山がメモ少年の実家へ
ロバートの熱狂的な追っかけとして知られる“メモ少年”ことメ~テレの篠田直哉プロデューサー。過去に秋山の父親が営む飲食店「ファンキータイガーアジト」でアルバイトをして秋山を怯えさせていたが、立場が逆転し、秋山がメモ少年の実家を訪れる企画が放送された。「ご両親にはちゃんとご挨拶をしたかった」と手土産も用意した秋山。改めて彼とメモ少年の不思議な関係性が浮き彫りとなった。
永野、モグライダー芝、サーヤ「ばかうけ」新CM発表会でXジャンプ マスコミも全員巻き込む一体感
栗山米菓が販売している「ばかうけ」のPRイベントに永野、モグライダー芝、ラランド・サーヤが登壇。会見中にX JAPANのYOSHIKIやPATAの話題が出ていたことから、永野は「最後にXジャンプで終わりませんか」と提案し、司会、カメラマン、記者たちを強制的に立たせ、その場にいる全員で「We Are X!!」とジャンプした。
鬼ヶ島・野田が「アイアム」を取り戻す
鬼ヶ島・野田勉がかつての芸名「アイアム野田」に再改名したというニュース。鬼ヶ島は昨年9月、アイアム野田が野田勉に、和田貴志が「アイアム和田」に改名することを発表。野田は「アイアム」をどうしても返してほしくなり、アイアム和田にお願いしたが断られたため、鬼ヶ島にはアイアム和田とアイアム野田という2人の「アイアム」が存在することとなった。
新春特番「伊東四朗と角野卓造がカラオケで『夏色』を歌う日」放送決定
「伊東四朗と角野卓造がカラオケで『夏色』を歌う日」という番組タイトルが気になりすぎるという点で広く拡散された記事。昭和、平成、令和を第一線で走り続けてきた伊東と角野が音楽をテーマに語り尽くすという。気になる人はぜひ明日1月1日(木・祝)9時からのオンエアをチェックしよう。
ルミネtheよしもと、座席の背もたれにもクッションが付く
座面にエアウィーヴのクッションが導入されていたルミネtheよしもとの座席が、背もたれ部分にもクッションが付いたものへとグレードアップ。芸人たちからも「おおおお!!こいつぁいいや!!!」(すゑひろがりず南條)、「よしもとの劇場がまた最高になりました」(ガクテンソクよじょう)、「#お客様ファースト」(野性爆弾ロッシー)と称賛の声が相次いだ。
金の国・渡部おにぎりが「XENO」に改名、カッコいいと思ったため
金の国・渡部おにぎりが「XENO(ゼノ)」に改名。もともとは渡部が嫌われることを避けるため、最初から嫌な芸名にしておこうという趣旨だったが、最終的には「カッコいいから」という企画の意図を根幹から覆す理由でXENOに。2025年は芸人たちの不思議な改名がやたらと多かった。
「年忘れにっぽんの歌」放送当日に走るロンドンバスの中で真空ジェシカ・ガクが6時間ボイトレ
本日放送の「第58回 年忘れにっぽんの歌」(テレビ東京系)の裏配信で、真空ジェシカ・ガクが移動中のバスで6時間に及ぶボイストレーニングに臨むという企画に、多数のお笑いファンから衝撃と戸惑いの声が。ガクは2025年の締めくくりにふさわしい歌声を届けられるのか、15時半からの配信で見届けよう。
※「味わい深かったお笑いニュースで振り返る2023年」はこちら。
※「味わい深かったお笑いニュースで振り返る2024年」はこちら。
ツリメネコ @tsurimeneko
「GURU GURU!」イベントの町田さんのそっくりさん漫才が入ってる。 https://t.co/LwQrLnlrig