スーパー戦隊は変化の歴史である 第1回:「ゴレンジャー」から「ジェットマン」まで
テレビ朝日で放送中の「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」が2月8日に最終回を迎える。1975年から放送された「秘密戦隊ゴレンジャー」から50年続いたスーパー戦隊シリーズは、「5人の男女から構成されたチームが」「カラフルなヒーローに変身し」「戦闘前に爆発をバックに名乗り」「怪人を倒し」「巨大化した敵と巨大ロボで戦う」といったフォーマットが長く続いている。テレビ番組としてのスーパー戦隊シリーズをちゃんと観たことがない人間でも「戦隊はこういうもの」というイメージはできるのではないだろうか。誰しも「〇〇戦隊」を冠したパロディコンテンツを目にしたことがあると思うが、それほど戦隊の「お約束」が日本国民に根付いていることの証左であろう。しかし長く応援しているファンは、スーパー戦隊が「お約束」だけで構成されていないことを知っている。まずもって「ゴレンジャー」には巨大ロボすら登場しない。その後少しずつ「初の合体ロボ」「初の2号ロボ」「初の◯色の戦士」「初の追加戦士」などの要素を増やしていき、そのうち好評なものは定番化していった。今では「番組に明確なデザインモチーフがあり、ヒーローもロボットもそのコンセプトで統一される」のが当たり前となっているが、これも12作目で完全に動物モチーフの「超獣戦隊ライブマン」まで待たなければならない。スーパー戦隊は「お約束」だけでなく、変化を続けているからこそ50年続いたとも言えるのではないだろうか。映画ナタリーでは「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」の最終回を迎えるにあたり、全戦隊を紹介。2025年5月にNHK BSで放送された「発表!全スーパー戦隊大投票」でも各戦隊の解説を担当した渡辺範明が、その変化の歴史を中心に49作品を振り返る。全3回の連載で、第1回は「秘密戦隊ゴレンジャー」から「鳥人戦隊ジェットマン」を紹介する。