船上劇場で魚の解体ショーをやりたい

──STU48は今後、瀬戸内海に船上劇場をオープンさせる予定ですが、どんな劇場にしていきたいですか？

土路生　船上レストランみたいにしたいです。採れたての海の幸をその場で料理して。いろいろと妄想すると楽しいですね（笑）。あと船のデッキでライブしたいです。

薮下　それやりたいね！ 外でライブしたい。

土路生　お客さんと釣りやシュノーケリングもしたい。それは楽しみすぎかな（笑）。

石田　菅原早記ちゃんは釣りが得意で、魚を捌けるらしいんです。お昼ご飯は彼女が釣った魚をみんなで食べたいですね。

土路生　魚の解体ショーもやって（笑）。

岩田　私は劇場内に瀬戸内7県の名産品を置いたショップを開きたいです。お客さんに瀬戸内のおいしいものを知ってもらえたらいいな。

──もしSTU48のオフィシャルショップができたら何を置きたいですか？

岩田　私は瓦そば！

薮下　うどん！

土路生　各県の美味しい麺を置きたいね。

薮下　広島には尾道ラーメンもあるしね。劇場でしか買えないSTU48と各県の名産品とのコラボ商品を作りたいです。

土路生　コラボ商品をお土産として買っていってもらったら、瀬戸内のこともSTU48のことも県外の方に知ってもらえて一石二鳥だと思います。

──劇場の内装について理想のイメージはありますか？

田中　私はさわやかな内装の劇場にしたいです。チケットもかわいいデザインにしたら、劇場に行きたいと思ってもらえるんじゃないかな。

土路生　NGT48劇場は学校をイメージした内装になっているんですが、私たちは海賊や水兵をイメージした劇場にしたいですね。

いつか被災地でチャリティーコンサートを

──STU48は平成30年7月豪雨の被災地への支援プロジェクト「がんばろう！瀬戸内」を立ち上げて、握手会イベントや出張公演の際に募金活動を行っていますね。募金活動をやってみて感じたことはありますか？

薮下　通りすがりのお年寄りの方やお子さんにも協力していただけて、すごくうれしかったです。

岩田　ほかのグループのファンの方も募金して「がんばってね、応援してるよ」って声をかけてくださって、改めてAKB48グループのファンは優しい方ばかりだなと感じることができました。

──また9月から10月にかけては、収益の一部を義援金として被災地に寄付するチャリティーコンサートツアーが大阪、福岡、東京で開催されます。

土路生　いずれは被害が大きかったところにも行ってチャリティーコンサートをやりたいです。個人的にはボランティアとしても被災地に行けたらいいなと思っています。

瀬戸内の風を吹かせつつ、熱いグループになりたい

──瀬戸内の中でSTU48の知名度が広がっているという実感はありますか？

瀧野　1月にメジャーデビューしたときに瀬戸内7県でティッシュ配りをやらせていただいたんですが、ティッシュを受け取っていただいた方から「STU48という名前は聞いたことはある」と言ってもらえることがけっこうあって、「少しはSTU48の名前が浸透してるのかな」と感じました。私たちのことを知ってもらえるきっかけにもなったと思うので、この活動は次にシングルを発売するときもぜひやりたいですね。

土路生　ファンの方とは握手会などで触れ合う機会があるんですけど、STU48を知らない方とお話しすることってなかなかないので、ティッシュ配りはこれからも続けたいですね。瀬戸内の方にSTU48を応援してもらいたいです。

──7県以外の人たちには、瀬戸内のどんなところを知ってもらいたいですか？

土路生　優しい方が多いところです。落とし物をしてもほとんど返ってくるし、通りすがりのおじいちゃんおばあちゃんに挨拶することもよくあります。

田中　瀬戸内では動物とも仲良くなれるんです。

──動物？

田中　広島には猫、宮島には鹿がいるし、瀬戸内は動物も優しいんですよ。

薮下　なんかメルヘンな話になった（笑）。

田中　あと船で別の県に移動できるのがすごいと思います。

薮下　それは思った！ お仕事で船に乗ったとき、1日でいくつかの県を回れて、最初にそれを知ったときはびっくりしました。瀬戸内は海も空もきれいで写真映えするところばかりで。私は大阪で都会育ちだったので、瀬戸内のどこに行っても観光してる気分になれるし、地元じゃないのにすごく落ち着きます。

土路生　瀬戸内は海も山も楽しめるのが魅力だと思います。だいたい車に乗って1、2時間でスキー場にも海水浴にも行けるんですよ。

──そうなんですね。最後にSTU48をどんなグループに成長させていきたいか、今後の目標を聞かせてください。

瀧野　前にスタッフさんから「瀬戸内の風が吹いたね」とライブ後に言ってもらえたことがあって。

薮下　去年の「TIF」で私たちの出番のときだけ涼しくなったんですよ。

瀧野　そうそう（笑）。涼しいけど熱いグループになりたくて。瀬戸内の風を吹かせつつ、ライブを盛り上げられるようにがんばりたいです。