超特急|全員&ソロインタビュー 「7年目だから挑戦できた」最新作に刻まれた6人の“今”

7年間の積み重ねを懸けたツーエイト

──では、皆さんが思うこの振り付けのキモは?

ユーキ やっぱり、ラストじゃないですか。最後の畳みかけがキモですよ。

カイ 1回終わったと見せかけて後ろを向くけど、そこからの加速だよね。

──後奏のサックスソロからのパートですね。

ユーキ ド頭からカッコよく踊りつつみんなでワイワイしていたけど、最後はビシッと締める、その温度差がすごい。瞬間的に加速して、振り数も一気に増えますから。

──オーラスのドラムのフィルのところなんか、ホントに振り数がすごいですよね。「この高速ドラムに音ハメするんだ!」と驚きました。

カイ あれはマジでヤバいです(笑)。

ユースケ 振り入れのとき、「え?」ってなったよね。

カイ みんなすっかり「振り入れ終わったー!」みたいな気持ちでいたら……。

ユースケ 最後に山場が待ってた(笑)。

タカシ 「終わった!」が違う意味の「終わった……」になったよな。

左からカイ、タカシ。

一同 あはははは(笑)。

カイ みんなの口開けた顔が忘れられないわ。

ユースケ あれはマジで「終わった」と思った(笑)。でも、50さんらしい演出というかね。あと、最後の決めポーズも50さんがたくさん悩んでくれたんですよ。

ユーキ そうそう。「このポーズいいっすね」「これ、ヤバくないですか?」なんて言いながら。

カイ みんなで考えたんです。

ユーキ もともとは全然違うポーズだったんですけど、50さんが「どうせなら超特急ポーズ入れちゃう?」と言ってくださって。みんなで考えた結果、後ろ向きの超特急ポーズになりました。

ユースケ そこもキモだよね!

ユーキ カッコいいよね。名付けるなら「背中超特急」です!(笑)

──とにかく最後の畳みかけは、6人の息の合わせ方もすごく重要なのではと思いますし……。

ユースケ ホントにね!

カイ もう中盤くらいから気持ち張りつめてますから(笑)。

タカシ そう、めっちゃ緊張してる!

──それこそ、7年間の積み重ねをあそこで一気に発揮するわけですね。

タカシ そうですね。これまでの積み重ねを、あのツーエイトに懸けてます。

──それとこの曲のダンスは、ダンサーの5人とボーカルのタカシさんとの対比が面白いなと感じました。

ユーキ 確かに。

──タカシさんの役割が斬新というか、5対1になるシーンが印象的に演出されていますよね。

タカシ そうですね。

ユーキ 観ている人にはわかりやすいですよね。「この人がボーカルなんだ」って。

カイ でも“1人だけ感”はないんですよね。ちゃんと統一感はあるんだけどタカシがボーカルだってこともわかるから、フォーメーションや見せ方が緻密だなと思います。

タカシ 「仕上がってる」で5人にサムズアップするところとか、すごく楽しいです(笑)。

──そうして完成したパフォーマンスはいかがですか?

ユーキ シンプルに「カッコいいな」と思ったよね。

ユースケ うん。ダンスで勝負してる感じがする。

リョウガはもはや海外の女性ダンサー

──今回はMVもしっかりとダンスを見せる感じの映像で。ここ最近の作品と比べると、かなりシンプルな作りでしたね。

ユーキ ですよね、超シンプル。

カイ 撮影でもずっと踊ってました。イメージカットがないので(笑)。

タクヤ 撮影前は1番と2番、ラストの3パートに分けて撮る予定だったんです。でもいざ当日やってみて、「続けて撮ったほうがいいんじゃない?」って。

左からタクヤ、ユーキ。

カイ テンションが途切れるのが、映像に出ちゃうからね。

タクヤ ダンスの流れを切っちゃうとね。

ユースケ ソロダンスのパート、MVには少ししか映ってないんですけど、ライブバージョンで作ったものはそれぞれの特長を生かしたダンスになっていて。

──あ、実際のパフォーマンスではMVよりも多くソロが観られるんですね。

ユーキ 僕、自由に踊ってるところMVで使われてなかった……。

ユースケ ユーキは全部アクロバットのシーンだったよね。

リョウガ 彼、マイケル(・ジャクソン)のオマージュをやってたんですよ。

ユースケ リョウガは自由に踊ってるところが使われてた。

ユーキ リョウガはもはや、海外の女性ダンサーなので(笑)。

カイ ゴリッゴリのね。

ユーキ リアーナやレディ・ガガのバックダンサーみたいなイメージで踊ってます(笑)。

──どのシーンかわかりました(笑)。あれはMVだけのダンスですか?

リョウガ そうですね。でも……どこかでやるかも!

ユースケ どこでやるの(笑)。

見逃せない神曲

──そして今回は各メンバーの「センター盤」にそれぞれのセンター曲がカップリング収録されます。ホントに6者6様の個性的な楽曲が揃いましたけど、自分のセンター曲以外で気になっている曲を教えてもらえますか?

リョウガ 僕はメンバーのセンター曲じゃないんですけど、共通カップリングの「Drawイッパツ!」ですね。

──その理由は?

リョウガ 表題の「Hey Hey Hey」とそれぞれのセンター曲、そしてBOXセットに付く和殿(DJ和)のリミックスCDという豪華なラインナップの中で、この曲が隠れがちなんですが、これ神曲なんですよ。

左からリョウガ、ユースケ。

──なんというか、野球アニメのオープニングテーマにハマりそうな、さわやかなポップソングですよね。

タクヤ そう、アニメのテーマ曲!

カイ わかる。絶対スポーツ系のアニソンだよね。

リョウガ 曲調がね、アニソン特有の胸にグッと迫る、心から何かがあふれ出るような感覚を誘うものなんです。歌詞も前向きになれる内容ですし、間奏には8号車と声を出せる部分もあるから、ライブでやったら絶対に気持ちいいし楽しめるだろうなと思うんですよ。影に隠れてるけど(笑)、見逃さずにいっぱい聴いてほしいなと考えてまして。

タクヤ とか言って、この曲が一番の人気曲になっちゃうかも。

ユーキ いや、あるよ。「fanfare」(「Beautiful Chaser」のカップリング曲でライブの定番曲)と同じようなポジション。

ユースケ あるある。


2019年6月9日更新