FTISLAND、観客と一体になった「MTV Unplugged」

2014年3月26日 13:28 379 11 音楽ナタリー編集部

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FTISLANDが出演した「MTV Unplugged：FTISLAND supported by COTE D’AZUR with LIVEDAM」の公開収録が昨日3月25日に東京・Billboard Live TOKYOにて行われた。

FTISLANDとは？

ソン・スンヒョン（G, Vo）、イ・ジェジン（B, Vo）、チェ・ミンファン（Dr）、イ・ホンギ（Vo）、チェ・ジョンフン（G, Key）による韓国出身の5人組ロックバンド。現役高校生バンドとして2007年にデビューし、瞬く間に10代を中心に圧倒的な人気を獲得。韓国の音楽新人賞を総なめするなど、早くから注目を集める。2008年に日本に短期留学し、同年6月にミニアルバム「Prologue of FTIsland -SOYOGI-」を日本のインディーズレーベルからリリース。積極的に日本ツアーも開催し、赤坂BLITZ、SHIBUYA-AX、Zepp Tokyoなどのライブハウスを満員にする。2010年4月にワーナーミュージック・ジャパンより日本デビューシングル「Flower Rock」をリリース。現在は日韓の両国で活動を展開している。

イ・ホンギ

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FTISLAND

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「MTV Unplugged」はオーディエンスとアーティストの親密な距離感が魅力のアコースティックイベント。これまでにも宇多田ヒカル、the HIATUS、布袋寅泰といった錚々たるメンバーが出演している。FTISLANDの面々がステージに現れるとイ・ホンギ（Vo）は「めっちゃめちゃ近いね。アコースティックライブは何回もやったことがあるけど、（観客と）こんなに近い距離でライブするのは初めてなので、ちょっと緊張します」と、いつものとは違う雰囲気の会場に驚いた表情を見せた。

メンバーは「今日は飲みながらやるから」とリラックスした様子で、グラスを片手にゆっくりと1曲目の「TOP SECRET」を歌い始める。アグレッシブなステージパフォーマンスがトレードマークの彼らだが、この日は全員着席でのプレイとなった。しかし観客との呼吸はばっちりでサビでは早くも合唱が自然発生する。これに応えるようにメンバーも感情のこもった演奏をBillboard Live TOKYOのフロアに響かせた。ホンギが「（自分は）ドラマの撮影でリハーサルには参加できなかったけど、メンバーのみんなが今日のためにカッコいいアレンジをしてくれた」と語るように、2曲目「Let it go!」の冒頭では現在公開中の映画「アナと雪の女王」のテーマソングである「Let It Go」の1コーラスをイ・ジェジン（B）が優しく歌唱するというサプライズも用意された。

ホンギは「僕らはずっとこういうバーみたいな雰囲気の場所でやってみたかったんです」と語り、「Stars」「beautiful」「LIFE」「シアワセオリー」を一気に披露する。ソン・スンヒョン（G, Vo）とジェジンがそれぞれのパートで美しいコーラスを入れるたびに会場からは感嘆の声援が上がっていた。続く「You Are My Life」ではチェ・ジョンフン（G, Piano）のピアノ伴奏に合わせてチェ・ミンファン（Dr）が楽曲後半のボーカルを担当。ホンギとジェジン、さらにミンファンの3人による美しいハーモニーが、しっとりしたラブバラードに華を添えた。そしてバンドは「狂おしいほど」「告白します」という代表曲を韓国語で歌い上げ本編の幕を閉じた。

オーディエンスの熱いアンコールに応える形でメンバーが再びステージに現れる。「実はアンコールの曲を用意してないんです。皆さん聴きたい曲はありますか？」とホンギが会場に語りかけると、さまざまなリクエストが寄せられる。「まだ全然練習してないんだけど」と4月2日にリリースするシングル「未体験Future」の表題曲を1コーラスだけアカペラで歌うなど観客とのやりとりを楽しんだ。そして最もリクエストの声が多かった「Stay」を即興で演奏し、最後は観客と一緒にアカペラの「Freedom」を歌ってライブは大団円を迎えた。

なおこの日の模様は4月26日（土）22:00からMTV JAPANにて放送される。