PrizmaX、ソロステージも魅せた2度目のワンマン大成功

PrizmaXが昨日3月8日、東京・WWWにてワンマンライブを行った。

彼らにとって2度目の単独公演となったこの日、ライブの始まりを告げるオープニングムービーが流れるとファンの興奮度は急上昇。歓声に迎えられて登場した5人は、まずリミックスを施した「Mysterious Eyes」で1曲目を飾る。キレのあるダンスと黒川ティム＆森崎ウィンの情熱的な歌声に観客が酔いしれる中、彼らは続けて「Baby Be Mine」を歌唱。ウィンの「みんな声出していこうぜ！」という呼びかけとコール＆レスポンスから「HANDS UP」へとつなげ、サビでは左右に手を動かしながら客席を煽って一体感を高めた。

メンバー同士もアイコンタクトをとり、笑顔あふれるパフォーマンスとなった「My story」のあとは島田翼による「Music Holic Night」と題したコーナーへ。彼は卓越したDJプレイを見せつけると、「僕の好きな音楽やオススメの音楽をDJスクラッチを交えて紹介するという、自己満ラジオ番組です！」とこの企画の趣旨を説明。ここではメンバーが1人ずつ呼び込まれ、それぞれがソロステージを繰り広げた。ティムはMaroon 5「Sunday Morning」、清水大樹は初の作詞作曲に挑戦したというオリジナルソングを歌い上げて会場を沸かせる。福本有希はEXILEのヒット曲「Lovers Again」を熱唱したのち、翼に「憧れているアーティストは？」と尋ねられると「自分がこの業界に入るきっかけになった……私立恵比寿中学！」と答えて笑いを誘い、彼女たちの最新シングル「未確認中学生X」を歌いながら袖へはけていった。ウィンはステージ中央で牛乳をひと瓶一気飲みしてからキーボードへ移動し、自身が制作したラブソングを弾き語りで披露。場内を切ないムードで包み込むと、再度牛乳を一気飲みして足早に舞台を去った。

その後は3月12日にリリースされる3rdシングル曲「take me」のPVおよびメイキング映像が上映される。彼らは新衣装に着替えて再登場し「take me」「Never」、イントロだけで歓声が上がった「抱きしめて行く」を立て続けに届けたあと、PV撮影時の裏話を挟んでホワイトデーに合わせた私物プレゼントのコーナーを展開。さらに“ホワイトデープレゼント”として、ビッグバンド風のサウンドに乗せたステッキを使ったダンスをファンへ贈った。そして本編は「この季節にピッタリの卒業の歌でもありますし、僕らがいつもファンの方に伝えられてない感謝の気持ちを込めた曲でもあります」と紹介された「Find The Way～卒業～」で締めくくられた。

アンコールではメンバー1人ひとりからメッセージが伝えられる。翼は「ここまで支えてくれた皆さんに感謝の一言です。お金かけてでも観に来てくれる人がこんなにいて感無量です」、ティムは「大樹が体調を崩して大変なときもあったけど、今日みんなの顔が見れたら今までのつらかったことがラクになりました。本当に皆さんが僕らの力になってます」、大樹は「新しくファンになってくれた人、古くから応援してくれてる人がいるからこそ大きい会場でワンマンができたんだと思います。今年はもっと会場を大きくしていかなきゃなと思います」、有希は「フリーライブをやるにつれて見ない顔の人が増えたり、いつも来てくれるみんなの顔を見るたびにほんとに支えられてるなあって思って。みんなが俺らについてきたのは絶対間違いじゃないから、一緒に高いとこ行きましょう！」、ウィンは「僕らも伝えたいことまだまだいっぱいあります。パフォーマンスを通していろんなことを伝えて、ここで1つ別の世界を作り上げていきたいなって思うので、その世界に旅したかったらぜひこれからもPrizmaXワールドに来てください」と語ってオーディエンスからの拍手を受けた。最後に彼らは「Priz！」「maX！」というファンとの掛け合いから「HANDS UP」で客席を盛り上げ、充実した表情を浮かべながらステージをあとにした。

PrizmaX「PrizmaX 2nd ワンマンLIVE」
2014年3月8日 WWW セットリスト

01. Mysterious Eyes Remix
02. Baby Be Mine～HANDS UP
03. My story
04. take me
05. Never
06. 抱きしめて行く
07. Wild Party
08. GO!
09. Find The Way～卒業～
＜アンコール＞
10. Ready
11. HANDS UP