あふれ出る80'sカルチャーへの愛とリスペクト

本作の製作、監督、脚本を一挙に担当するのは、双子のマット・ダファー＆ロス・ダファー兄弟。彼らが「スティーヴン・スピルバーグやスティーヴン・キングに影響を受けて作った」と語る本作には、1980年代ポップカルチャーへのオマージュが満載だ。少年たちの冒険を描くスピルバーグ製作の「グーニーズ」をはじめ、「E.T.」「未知との遭遇」「ポルターガイスト」などの名作映画を彷彿とさせるシーンやショットが盛り込まれている。1980年から90年代に人気を博したウィノナ・ライダーや、「グーニーズ」キャストのショーン・アスティンが参加していることも見逃せない。また、キング原作映画である「スタンド・バイ・ミー」や「キャリー」「炎の少女チャーリー」「シャイニング」などのオマージュも感じられ、キング自身も「Pure Fun. A+. Don't miss it.（純粋に楽しめる。高得点。見逃さないで）」と本作を高く評価。80'sファンはもちろん、幅広い世代を魅了するドラマシリーズとなっている。

「ストレンジャー・シングス未知の世界」シーズン1より、ウィノナ・ライダー演じるジョイス。

ワクワクせずにはいられない！少年たちの大冒険

物語の主人公となるマイク、ダスティン、ルーカス、ウィルは、インディアナ州の小さな町ホーキンスに住む映画やゲームが大好きな仲良し少年4人組。放課後に集合するマイクの家には、テーブルトークRPG「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」や「スター・ウォーズ」シリーズのミレニアム・ファルコンの模型が置かれ、有事の際にはトランシーバーで交信し合うというギークっぷりだ。そんな彼らが、突如消えてしまったウィルの捜索を開始する中で、不思議な能力を持った少女イレブンと出会う。それをきっかけに起こる不可解な現象の数々や、徐々に明かされていく謎の研究機関の存在。想像を超えた危険で邪悪な影が彼らに忍び寄り、少年たちは驚くべきホーキンスの秘密に近付いていく。シーズン2からは勝ち気な少女マックスも仲間に加わり、1人ひとりのユーモラスなキャラクターやウィットに富んだ会話に、まるで彼らと一緒に冒険を楽しんでいるような気分になるだろう。

ブレイク必至、注目の若手キャストたち

ダファー兄弟に「彼ら以外に考えられなかった」と言わしめた子役たち。配信開始時は無名に近かったが、本作をきっかけにスターの仲間入りを果たした。マイク役のフィン・ヴォルフハルトは、2017年に「IT／イット “それ”が見えたら、終わり。」に出演したほか、4人組バンド・カルプルニアでボーカルを務めるなど、多彩な才能の持ち主。さらに、イレブン役のミリー・ボビー・ブラウンは先日公開された「ゴジラキング・オブ・モンスターズ」に出演するなど活躍が著しく、2018年10月には最年少でユニセフの親善大使に任命された。ドラマ同様の仲良しショットが見られる彼らのSNSもチェックしてみては。

Netflixオリジナルシリーズ 「ストレンジャー・シングス未知の世界」: 2019年7月4日（木）シーズン3配信スタート
シーズン1、2はNetflixで独占配信中

ストーリー: 1983年、米インディアナ州の小さな町ホーキンス。ある晩、12歳の少年ウィルが忽然と姿を消す。友人のマイク、ダスティン、ルーカスは、森の中で謎の少女イレブンと遭遇。イレブンを仲間に加え、独自の捜索を続けていくうちに、彼らは驚くべきホーキンスの秘密に近付いていく。一方、ウィルの母ジョイスは警察署長のホッパーを巻き込んで真相究明に乗り出し、兄ジョナサンはクラスメイトのナンシーとともに調査を開始するが……。