映画ナタリー Power Push - 「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」

三浦春馬インタビュー 見えざるものとの戦いに捧げた日々

この作品には新しいキャラクターの存在は必要不可欠なもの

──エレン以外に原作で感情移入できるキャラクターはいましたか?

「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」より。

自分が演じるというのとは違いますけど、ミカサかなあ。ミカサの人を思う気持ち、エレンを思う気持ち、「この世界は残酷だ」っていうすごく印象深いセリフ。ミカサは人間離れしている部分が多いけど、一番人間らしい感情を持ちあわせていると思うんですよ。エレンが助かったときに大声で泣いたりして。普段冷静なんだけど、心の奥底ではいろんな感情が渦巻いてる感じがすごく好きなんです。

──エレンについては?

原作と本質的な部分は変わらないと思いますが、自分の現状に満足していない。何に向かって突き進んでいけばいいかわからないっていうところが、映画のシナリオではより強く描かれているように思います。何かを達成しようとする強い気持ちが根底にあって、それがまっすぐだから青臭く見えてしまう。内側に大きなパワーを持っている青年だというのは、原作でも映画の脚本でも共通する部分かなと思っています。

──人気マンガが原作ということで、エレン役を演じることにプレッシャーは感じましたか?

プレッシャーはありました。原作ファンの方はどういうふうに感じるんだろうかと、最初は思っていました。

──映画には原作にない新しいキャラクターも登場しますから、原作ファンの反応は気になりますよね。

「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」より。

原作にないキャラクターが大勢登場するのは新しい試みだなって思いました。ただ、この作品には新しいキャラクターの存在は必要不可欠なものだと思います。脚本の中にきちんと存在していたので、そこに違和感は特別なかったですね。

──エレンについても最終的にはそれほど原作を意識することはなかったんでしょうか。

そうですね。自分がエレンに見えるかどうかということよりも、映画の世界観がちゃんと「進撃の巨人」としてファンに受け入れられたらそれはすごく幸せなことだなって思っていて。それに尽きるかなと思います。

監督の挙げた3本の映画は何に活用すればいいのかわからなかった(笑)

──原作や脚本を読みこむということ以外に何か特別な準備はしましたか?

三浦春馬

樋口(真嗣)監督から、「これ観て参考にしておいて」と言われて3本映画を観ました。「シャイニング」と「時計じかけのオレンジ」と「クロニクル」だったんですが、何に活用すればいいのかわからずに悶々とした記憶があります(笑)。恐怖に慄く表情とか、眼力とかそういうことだったと解釈しているんですが……。

──監督に聞いてみたいですね。

あと、ダンテの「神曲」もいただきました。それは世界観というか、混沌とした画の感じが「進撃の巨人」と近いような気がしてイメージが湧いたんですが映画のほうは……どこかのタイミングで樋口監督にあの3本を貸してくださった理由を思い切って聞いてみようかなと思っています(笑)。

──観たことは伝えたんですか?

一切触れてないです。DVDを監督にお返ししたんですが、2人の間にその話題はありませんでした(笑)。

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「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」2015年8月1日より全国東宝系にて公開 / 「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」2015年9月19日より全国東宝系にて公開

「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」
スタッフ

監督:樋口真嗣
原作:諫山創(講談社「別冊少年マガジン」連載中)
脚本:渡辺雄介、町山智浩
特撮監督:尾上克郎
主題歌:SEKAI NO OWARI「ANTI-HERO」
音楽:鷺巣詩郎

キャスト

エレン:三浦春馬
シキシマ:長谷川博己
ミカサ:水原希子
アルミン:本郷奏多
ジャン:三浦貴大
サシャ:桜庭ななみ
サンナギ:松尾諭
フクシ:渡部秀
ヒアナ:水崎綾女
リル:武田梨奈
ソウダ:ピエール瀧
ハンジ:石原さとみ
クバル:國村隼

三浦春馬(ミウラハルマ)

1990年4月5日、茨城県生まれ。ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中。2006年「キャッチ ア ウェーブ」で映画初主演、2008年「ブラッディ・マンデイ」でドラマ初主演を果たす。2007年「恋空」で第31回日本アカデミー賞新人俳優賞、2008年「奈緒子」で第63回毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞を受賞。その後も「君に届け」「東京公園」「真夜中の五分前」などで主役を務め、2013年公開の「永遠の0」では第38回日本アカデミー賞優秀助演男優賞に輝いている。

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