エグスプロージョン インタビュー

──「空売りの乱」を踊ってみた感想は？

まちゃあき　なんでしょう……。お金を持つと笑みがこぼれますよね。とっても自然な笑顔の動画になったと思います。

おばらよしお　まあこれはね、誰でも幸せになりますよ。

まちゃあき　片手に5万円ずつ、2人あわせて計20万円を最後にバラまいたんですけど、お金を用意してくださったスタッフさんがお札の飛んでいく先を常にキッと目で追っていて（笑）。

おばら　1枚でもなくしたら大事でございますから。

──この映画の主要人物たちは皆実在した金融マンです。さまざまな人間ドラマが絡み合ってストーリーが展開しますが、特に注目したキャラクターは？

まちゃあき　映画を観て驚いたんですけど、最後の最後で「あ、これブラピやん！」って（笑）。全然気付かんかった。あとこいつ（スティーヴ・カレル演じるマーク）めちゃめちゃキレんねん！ 見てるとソワソワするっていうか、もうむちゃくちゃやねん。でも人間味もあるやつで。最後の最後まで悩んでたよなあ……。

おばら　まるでお父さんのような（笑）。駆け出しの投資家2人組もいましたよね。そいつらは悩まずめっちゃガッツポーズしてました（笑）。成り上がりたいっていう思いが伝わって、見ていて気持ちよかったです。

──チャーリーとフィンですね。ブラッド・ピット演じるベンに一喝されるシーンもありましたが。

おばら　そうそう、あいつらブラピに怒られんねん。「もうかるぞ、イエーーイ!!」ってなってたら、ブラピに「はしゃぐな！」って（笑）。そして「多くの人が家や仕事を失うんだよ、悲しいことなんだよ」って教えてもらって、彼らは初めて気付くんです。

──クリスチャン・ベールが演じたマイケルも強烈な役でした。

まちゃあき　この人は第一発見者みたいなものじゃないですか。住宅の価格が下がるって気付いて、めっちゃリサーチして。いろんな投資家から「何言ってんねん」って言われても自分の中に確信があって。でもみんなから否定され、否定され……。なんか俺らと重なんねん。ダンススタイル否定されて、「この動きって流行らないですよね？」とか言われて（笑）。

おばら　貫けるのはすごいですよね。

──それでは改めて、本作を楽しむためのポイントを教えていただけますか？

まちゃあき　1人で観るのもいいけど、誰かと一緒に観るのもいいかも！

おばら　あ、それだ！ DVDで観るんですもんね。経済用語がたくさん出てくるから、わからなくなったらいったん止めて調べたり。あと、あらすじを頭に入れてから観たほうが絶対わかりやすい。

まちゃあき　CDSっていう保証があって、住宅市場が破綻すると保険が下りる。それで得する人と損する人がいる。要するに賭けなんですよね。そこを理解しておけば大丈夫！ ただね、カップル向けの映画かどうかはわかんない（笑）。

おばら　経済学部のカップルだったらいいんじゃない？

まちゃあき　2人で「なるほどねー！」って？（笑） じゃあ経済学部のカップルはぜひ一緒に観てください！