演技未経験の3人が主演、厳しい環境下で生きる子供たち描いた「ぼくらの居場所」予告

多様な文化を持つ人々が多く暮らすカナダのトロント東部に位置するスカボローを舞台した映画「ぼくらの居場所」の予告編がYouTubeで解禁された。

本作はそれぞれ厳しい環境下で生きる3人の子供たちが、とある教育センターでささやかな絆を育んでいく物語。予告には暴力的な父親から逃げてきたフィリピン人のビン、家族とシェルターに暮らす先住民の血を引くシルヴィー、両親からネグレクトを受けるローラの姿が。3人がソーシャルワーカーのヒナが責任者を務める教育センターで同じ時間を過ごす様子が切り取られた。

監督を務めたのは、「Frame394（原題）」で第89回アカデミー賞の短編ドキュメンタリー賞のショートリストに選出された経験を持つシャシャ・ナカイとリッチ・ウィリアムソン。カナダの作家キャサリン・エルナンデスが実体験をもとに執筆したデビュー小説「Scarborough（原題）」を自ら脚色し、2人に持ち込んだことから映画の制作がスタートした。演技未経験の3人の子供たち、リアム・ディアス、エッセンス・フォックス、アンナ・クレア・ベイテルが主演を務めている。

「ぼくらの居場所」は11月7日より東京の新宿シネマカリテ、アップリンク吉祥寺、シアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。10月24日には東京・日比谷コンベンションホールにて一般試写会が開催。本日9月24日12時に公式Xにて試写会招待のキャンペーンがスタートする。

映画「ぼくらの居場所」予告編