映画「
「ホワイトバード はじまりのワンダー」は、前作で顔に障害のある少年オギーをいじめたジュリアンと、祖母サラの物語。退学処分になって以降、自分の居場所を見失っていたジュリアンを希望に満ちた未来へ導くため、サラが封印していた過去を告白する様子が描かれる。
同作は現在開催中の第37回東京国際映画祭ガラ・セレクションにてスクリーンにかけられた。終映後、劇場内が温かな拍手に包まれるのを目の当たりにしたフォースターは「日本の皆さんは私の作品をいつも温かく受け入れてくださいます」と感謝を伝える。
当初は2年前に公開する予定で準備が進められたものの、ハリウッドの脚本家ストライキと重なり、延期になっていたそう。ウルフは「そのときは残念だなと思っていましたが、逆に2年遅れとなった今の時代だからこそ、優しさの意味を考えさせられるような作品になった」と思い入れたっぷりに話す。フォースターも「この映画は、戦争という時代背景の中で描かれる優しさや愛の物語ですが、私たちが映画を作っていたときは戦争が起きていなかった。今はいろいろなところで争いや戦争が起こっています。その中で『優しさとはどういうことなのか』『人間同士は信じ合わないといけないし、対話があれば問題は解決できるのではないか』という希望を持つことなど、こんな時代だからこそ、なおさら物語を通じてそのことを感じてもらいたい」と願いを込めて語った。
観客からは、メインキャストの
最後にフォースターは「やはり映画に息を吹き込むのはお客様だと思っています。東京国際映画祭の皆様、そしてこの映画をプロモーションしてくださる方たちにも感謝しています」と挨拶する。ウルフは「日本の皆様は本当に優しくて、おもてなしの心に感動しました。いつもその気持ちを大事に思っています」と集まった人々に語りかけた。
「ホワイトバード はじまりのワンダー」は、12月6日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。
映画「ホワイトバード はじまりのワンダー」予告編
マーク・フォースターの映画作品
関連商品
mizuho🍉 @mih1017
入院中に読んでたやつ!
なぜか原書の漫画版をだいぶ前に本屋で立ち読みした記憶。 https://t.co/YkRTK7NB77