第44回台北金馬映画祭は、台湾現地時間11月7日から24日に開催される。同作は11日夜にスクリーンにかけられ、成田、中村、森田らが舞台挨拶に出席する予定だ。片山は「歴史の長い台北金馬映画祭でお披露目することができることを大変光栄に思っています」「台湾の皆さんにどういう感想を頂けるか、とても楽しみにしています」と心境をつづる。
あわせて、レトロな町並みが残る台湾中部の嘉義市で行われたロケの様子を切り取ったメイキング写真も到着した。
なお、同作が第37回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されるのは既報の通り。10月30日に同映画祭内で日本最速上映が行われ、成田、中村、台湾から撮影に参加した
「雨の中の慾情」は、11月29日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
片山慎三 コメント
台湾のスタッフ、キャストの皆さま、ようやく「雨の中の慾情」が完成しました。本当に皆様のおかげです。非常に良い映画になっていると思っています。そしてこの度、歴史の長い台北金馬映画祭でお披露目することができることを大変光栄に思っています。この映画は、僕が初めて作ったラブストーリーです。ストーリーは難解な部分もあると思いますが、主人公の一途な気持ちを感じてもらえれば、という思いで作りました。台湾の皆さんにどういう感想を頂けるか、とても楽しみにしています。
ヤン・チンシュ(台北金馬映画祭プログラマー)コメント
それは、官能と妄想に満ちた三角関係から始まるが、やがてプロットは、生きることへの不安と現実逃避の願望に満ちた意識の内的迷宮へと誘っていく。漫画家つげ義春の作品の精神に忠実であるだけでなく、片山慎三監督作品の中で最も印象的で深遠な映画である。人の奥底に潜んでいる心の暗い部分を明らかにする旅のようでもある。
ワン・ホンシュオ(Light Year Images代表取締役)コメント
私は2019年、監督の初の長編映画「岬の兄妹」の台湾での配給をさせていただきました。以降、監督の全ての長編映画を配給してきています。
本作は、一つのジャンルに規定できない、様々な顔を内包しているファンタジー映画です。監督のもと、出演している全ての俳優がそれぞれの役を生き生きと演じ、誰も観たことがない風景を創り上げました。台湾で撮影が行われたことには感激しています。そして、片山監督の作品作りに関われたことを、とても光栄に思っています。
成田凌の映画作品
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片山慎三の新作「雨の中の慾情」台北金馬映画祭で上映 成田凌、中村映里子、森田剛らが登壇(コメントあり) https://t.co/OVcVqK4XFp