劇場アニメ「
先日、観客動員84万人を記録した「ルックバック」。吉田は「実はこっそり映画を2回観に行ったんですが、皆さんが劇場に入ってくださっているのを体感できましたし、映画館の空気も一緒に感じられてうれしかったです。改めてたくさんの方に観ていただけるって本当に幸せなことだなと感じています。グッズも買ったんです! 京本と藤野の缶バッジが1つずつ当たってガッツポーズしました」と楽しげに語る。押山も感謝の思いを口にしつつ「観てくれた方の“感想を書いてくれる率”が本当に高い作品になっていると思い、うれしいです」とコメント。昨日藤本に会ったと言い「藤本さんも映画館で観て、隣にいた観客は上映後に泣き崩れていたそうです。お客さんもまさか藤本さんが隣にいると思っていなかっただろうなと」と続けた。
今作で声優に初挑戦した吉田は「初めて自分の声を好きになれた」「今まで自分の声には良い印象がなくて。でも今回キャスティングしてくださったおかげで、改めて自分の声に向き合う時間ができました」と振り返る。それを聞いた押山は「難しいシーンが多い京本を演じてもらいましたが、アフレコではスムーズに進んだので、僕の中では上手という印象があります。微妙なニュアンスも一発でこなしてくださいました」とたたえた。また「藤本さんは秋田出身、音楽のharuka nakamuraさんは青森、僕は福島という、みんな出身が東北で。自然とこの作品への共通解があったと思っています。ただ吉田さんは東京出身ですが、本当は東北出身なんじゃないかな?と思うくらい、雪国の気配を思わせる雰囲気がオーディションのときからありました」と裏話を披露する。
吉田は京本と自身の共通点について「藤野も京本も絵がうまくて才能があるんですけど、京本は自分の絵に満足している訳ではない気がしていて。そういう部分は自分に似ているなと思います。お芝居のときは全力で挑んではいますが、すごく自信があるわけではなくて、心配になるときもあるんです。そこは似ているところだと思っています」と話す。作品にちなんだ「学生時代に憧れた人は?」という質問には、マンガ「DRAGON BALL」にハマっていたという押山が「鳥山明先生に憧れていたんです。小学生時代は京本ほどではないですが、スケッチブックにたくさん模写していました」と答えた。
最後に吉田は「どう感じていただけたか、皆さんの感想を見るのが楽しみです」「私も気付けなかった設定や、マンガとはまた違った点なども、観れば観るほど見つけられる作品だと思っています。何度でも観て楽しんでいただけたらうれしいです」と挨拶。押山は「何度も観ないとわからないような仕掛けを忍ばせてしまったので、まだまだ発見されていないこともたくさんあります。もっとわかりやすい演出にすればよかった!とある意味後悔している部分もあるのですが……。口コミを見る限り、1000人分読んでも1人も気付いていない事態になっていて、ちょっとやりすぎたかなと反省しています(笑)」と明かしてイベントを締めくくった。
「ルックバック」は全国で公開中。
おおとも ひさし @tekuriha
吉田美月喜「ルックバック」で「初めて自分の声を好きになれた」、押山清高は少し反省 - https://t.co/jfOAqrXkzE