映画「
エストニアのアカデミー賞とも呼ばれるEstonian Film and TV Awards(EFTA)2024にて、作品賞など9部門で受賞を果たした本作。ポップカルチャーが禁じられたソ連占領下のエストニアで、国境警備の任務に就いていた青年ラファエルの前に3人のカンフーの達人が現れる。革ジャンに身を包み、ラジカセでメタルを鳴らす彼らによって警備隊は壊滅状態に。生還を果たしたラファエルは、その日以降禁じられたカルチャーであったブラック・サバスの音楽やカンフーに熱狂するようになる。そして彼は偶然通りかかった山奥の修道院で、見たことのないカンフーを扱う僧侶たちに出会ったことから弟子入りを志願するのだった。
ラファエル役で
予告編には「燃えよドラゴン」のポスターが貼られた部屋でヌンチャクを振り回すラファエルや、彼の姿に「神の使いかも」と期待する修道士たちが収録。加えて、激しい音楽とともに「合わない人には合わないが、好きな人は100回観るだろう」とテロップが浮かび上がった。サルネットは「テーマは『自分自身、ありのままであれ』。自分に正直であればこそ、人は内面を成長させ、世の中を生きていける」とコメントしており、ポスタービジュアルには「この道(カンフー)で、生きていく」とコピーが添えられている。
小清水美里(きのホ。) @miri_kinopo
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