6月16日に開業を迎える「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。このたび小道具制作のヘッド、ピエール・ボハナのコメントが到着した。
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」は東京・練馬のとしまえん跡地にオープンする、「ハリー・ポッター」シリーズの屋内型施設。ダイアゴン横丁、ホグワーツの大広間、禁じられた森などのセットに足を踏み入れ、映画制作の裏側を体験できる。
ボハナは「ハリー・ポッター」全シリーズをはじめ、「ダークナイト」「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」「美女と野獣」などに小道具制作として参加してきた。「スタジオツアー」内では、主人公ハリー・ポッターが初めて杖を手にしたオリバンダーの店が並ぶダイアゴン横丁など数々のセットを制作。そんな彼は魔法ワールドシリーズでの小道具作りに関して、大事なのは“オーセンティシティ(信憑性)”だと語る。
「初めて体験した楽しさや喜びを、もう一度見せたいと思ったんです」とこだわりを話すボハナ。「何事にもクオリティがあり、肝心なのはその基準です。それだけではなく、私たちがどれだけ楽しんでやっているかということも理解してもらいたかったのです。そして、それが作品(セット)に表れていることを願っています」と伝えた。
また「私たちはビジュアルでストーリーを語っているのですから、特に小道具は、そのプロセスやストーリーを語ることをサポートしなければなりません」と続ける。魔法ワールドシリーズにおいて、登場人物によって変わる杖はキャラクターに合わせたデザインになっており、魔法の杖としての役割だけではなく、持ち主のキャラクターや個性を表す役割も担う。「最終的には、そのビジュアルを作るのが、監督にサービスを提供することになります。だから、そのための小さな貢献であり、パフォーマーの仕事を助けることなのです。それが一番大切だと思います」とただならぬ情熱をのぞかせた。
ほかにも「スタジオツアー」の制作には、「タイタニック」にコンストラクション担当として参加したジョン・カーソップ、「ハリー・ポッターと賢者の石」から制作に関わり「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」などに共同プロダクションデザイナーとして参加したニール・ラモントらスタッフ陣が集結している。
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」のチケットは公式サイトで販売中。入場には事前購入が必要だ。
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ルートヴィヒ白鳥王 @lohengrin_lud
オープン迫るハリー・ポッター体験型施設、映画にも参加した小道具担当が明かすこだわり(コメントあり)
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