ドキュメンタリー「
本作は岐阜・大禅寺の住職で、自殺防止活動に取り組む根本一徹の日常を追うもの。自らも身近な人を自殺で亡くし、心臓に病を抱えながらも、自殺志願者に寄り添い続ける根本の姿が切り取られる。監督を務めた
予告編には、根本が面会や電話、メールなどで自殺志願者たちの話に耳を傾ける様子を収録。「消えたほうがいいと思います」とつぶやく自殺志願者に、根本が「死んでる場合じゃねえぞ」と喝を入れる様子も切り取られた。クリスチャン・フェネスとコラボレーションした楽曲を挿入曲として提供した
「いのちの深呼吸」は、東京・ポレポレ東中野にて公開される。
茂木健一郎 コメント
この困難な時代に、「
春日武彦 コメント
ギブアップする場面があって驚かされた。その苦しげな表情。「死ぬ以外の選択肢」を、自ら体現してみせつつ真摯に向き合う以外に方法はないだろう。でも、それすら万能ではない。そんなことなど百も承知で、彼は戦い続ける。誰にも真似はできない。
田中圭一 コメント
死への魅力に取り憑かれている人たちを救おうとする僧侶・根本さん。彼自身が、まだ悟りの途上にあって、生きることの意味を探っている。その苦悩も含めて「命」の在り様について深く考えさせられました。
末井昭 コメント
死にたいと言う人を前に、何も言えない僧侶、しかし、連絡があれば駆けつける僧侶、困惑する僧侶、悩める僧侶、そんな僧侶を初めて見た。
信田さよ子(原宿カウンセリングセンター所長)コメント
自殺という重いテーマについて、監督は登場人物を美化せず赤裸々に描き出す。見る者に残されるのは、ひとは自分を救うために他者を救うのかという問いかけである。
ラナ・ウィルソンのほかの記事
ラナ・ウィルソンの映画作品
リンク
- 「いのちの深呼吸」公式サイト
- 「いのちの深呼吸」予告編
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
ポレポレ東中野 @Pole2_theater
「死んでる場合じゃねえぞ」と喝、自殺志願者に寄り添う僧侶追う「いのちの深呼吸」(動画あり / コメントあり) - 映画ナタリー https://t.co/gGLlOvUtoW