本日4月28日、「
本作は磯田道史の著作「無私の日本人」の一編「穀田屋十三郎」を「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋が映画化した時代劇コメディ。重い年貢のために困窮する仙台藩の宿場町で、藩に大金を貸し付けその利息で人々を救おうと立ち上がった男たちの奮闘を描く。阿部は主人公の十三郎、瑛太は町一番の知恵者・篤平治を演じた。
撮影が行われた山形・スタジオセディック 庄内オープンセットについて聞かれた阿部は「現代の建物がないので、時代劇のお芝居をやりやすかったです」とコメント。瑛太が「虫がけっこう多くて、カブトムシとかクワガタムシもよく見ました。僕はけっこう虫好きなんでうれしかったですね。カナブンが着物の中に入ってきたのは嫌だったけど(笑)」と話すと、阿部が「東京の人が見たことないような数のカナブンの死骸を見たよね。野生の虫だからか、虫除けスプレーとか全然効かないんです。『なんぼのもんじゃい』って感じで」と述べて笑いを誘った。
瑛太は撮影中にキャスト陣を食事に誘っていたことを明かし、「阿部さんは積極的に『皆さんご飯行きましょう』と言われる方ではないので(笑)。僕が共演者の方々のスケジュールを確認して声をかけました」と、率先して幹事役を務めていたことを明かす。「あとは阿部さんの調子を考えて料理を選んだり」と瑛太が続けると、阿部が「最高の相方ですよ。僕の健康管理をしてくれた」と絶賛する場面も。
ここで、本作の原作者である磯田が登場。実話をベースにしている「穀田屋十三郎」について「『武士の家計簿』の原作も私が書いたんですが、映画版を観た方が『私の住んでいる仙台にこんな素敵な話があります。映画にしてください』とメールを送ってきたんです」と話した。阿部は「実話だとは信じられなかったですね。こんなカッコいい人たちが本当にいたのかと。原作を読んでも台本を読んでも『本当かな?』と思うぐらい素敵な人たちだし、今もそういう人たちがいるべきなんだろうなと思いました。それに十三郎は今まで演じたことがないようなタイプの役だったので、やりがいがあるなと感じましたね」と述懐する。
イベントの終盤には、仙台藩の藩主・伊達重村役で俳優デビューを果たしたフィギュアスケーター・羽生結弦の撮影現場での様子を収めたメイキング映像が上映された。伊達を誰が演じるかということは撮影当日のリハーサルまで伏せられていたそうで、羽生が登場した途端キャスト陣が動揺しながらも演技を続ける場面が映し出され、会場は笑いに包まれる。瑛太は「僕、全然演じられてなかったですね(笑)。驚きとうれしさで。キラキラ光ってて美しくてびっくりしました」と回想し、阿部は「本職の役者さんみたいでした。表情も美しかったし。出てきたときはすごくびっくりして、ニヤニヤしちゃった。『いいなー羽生くん』って思って」としみじみと語った。
「殿、利息でござる!」は5月14日より全国で公開される。
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是非ともディスクの特典映像としてお願いしたいな。