乱れる

ミダレル

上映時間:98分 / 製作:1964年(日本) / 配給:東宝

解説 松山善三のオリジナル脚本を成瀬巳喜男監督が演出した名作。子供もいないままに夫に死別して以来、嫁ぎ先の一家をきりもりしてきた未亡人が、年の離れた義理の弟の純粋な愛の告白に揺れ動く姿を描く。かつては批判の対象にもなったが、横幅を十分に使いきらない禁欲的なワイドスクリーンの用法が見事な効果をあげ、一つ屋根の下に住み、互いに意識し合いながら周囲から孤立する男女が広い部屋の中央にぽつんと立ちつくす姿など、たぐいまれな緊張感に満ちている。複雑な女心を表現する高峰の演技はいつもながら素晴らしく、当時、人気絶頂期の青春スター・加山雄三の見違えるような繊細さも魅力である。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:成瀬巳喜男

キャスト

森田礼子:高峰秀子
義弟・幸司:加山雄三
義妹・久子:草笛光子
義妹・孝子:白川由美
幸司の恋人:浜美枝
義母・しず:三益愛子
清水屋店員・野溝:藤木悠