瞼の母(1962年)

マブタノハハ

上映時間:83分 / 製作:1962年(日本) / 配給:東映=東映京都

解説 東映の時代劇スター・中村錦之助主演、長谷川伸原作による股旅ものとして「関の弥太ッぺ」「沓掛時次郎・遊侠一匹」とともに、名作として記憶されるべき一本。東映が時代劇路線から任侠映画路線へと移行した時期の作品で、錦之助主演による長谷川伸ものの第1作にあたる。錦之助が扮する渡世人・番場の忠太郎が、別れ別れになった母親を探し求めて諸国を旅する……という、いまさら説明不要の母恋物語。メイン・ストーリーのほかに配されたエピソードも丹念に演出されている。忠太郎が実母に出会うまでに知り合う3人の母親像が夏川静江、浪花千栄子、沢村貞子によって演じられ、子を思う母の心が胸を打つ。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:加藤泰
音楽:木下忠司

キャスト

番場の忠太郎:中村錦之助
金町の半次郎:松方弘樹
おはま:木暮実千代
お登世:大川恵子
おぬい:中原ひとみ
おむら:夏川静江
飯岡助五郎:瀬川路三郎
突き膝の喜八:徳大寺伸
阿部九洲男
素盲の金五郎:原健策

鳥羽田要助:山形勲
仙台屋与五郎:明石潮
伊勢屋長二郎:河原崎長一郎
おもと:松浦築枝
おふみ:赤木春恵
善三郎:中村時之介
孫助:大東良
酔漢:星十郎
おとら:沢村貞子