生きる

生きる

イキル

上映時間:143分 / 製作:1952年(日本) / 配給:東宝

解説 ベルイマンの「野いちご」などとともに、老人を主人公にした世界的名作の1本として、観る者に深い感銘を与えずにはおかない作品。黒澤明の最高傑作と賞する人も多く、現在ハリウッドでリメイクを製作中。市役所の市民課長・渡辺勘治は、30年間無欠勤という模範的な役人だが、ある日自分が胃ガンで余命いくばくもないことを知る。早くに死に別れた妻との間の息子にも冷たくされ、絶望と孤独に陥った渡辺は、街へさ迷い出て飲み慣れない酒を飲む。“自分の人生とは一体何だったのか……”。しかし、元気な女性と出会い渡辺は人間が本当に生きるということの意味を考え始め、人生の最後に少しでも市民の役に立つことをしようと、下水溜りを改善して小公園を作ることに情熱を注ぐ……。黒澤明は、非人間的な官僚主義に対して痛烈に批判するとともに、人間が生きることについての哲学的な問題をも提示している。真面目一徹の渡辺が、老いて初めて夜の歓楽街を取り憑かれたようにさまようシークエンスの、めくるめく映像センスも忘れがたい。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:黒澤明

キャスト

渡辺勘治:志村喬
市民課課長・木村:日守新一
市民課課長・坂井:田中春男
市民課課長・野口:千秋実
小田切とよ:小田切みき
左ト全
市民課主任・斎藤:山田巳之助
市民課係長・大野:藤原釜足
勘治の兄・渡辺喜一:小堀誠
勘治の息子・光男:金子信雄

助役:中村伸郎
病院の患者:渡辺篤
医師の助手:木村功
小説家:伊藤雄之助
喜一の妻・たつ:浦辺粂子
市民課課長・小原:左卜全

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