コミックナタリー Power Push - でんぱ組.incが一番くじ&クレーンゲームを体験!“勝負”と“友情”のドキドキレポート

りさちー×ねむきゅん×えいたそ×ピンキー インタビュー

とあるゲーセンでの泣ける話

──皆さんはゲーセンによく行かれるんですか?

一同 行きますね。

ねむきゅん 私はよく梨紗ちゃんと2人でゲーセンを舐め回すんですけど。

──舐め回す(笑)。

ねむきゅん(夢眠ねむ)

ねむきゅん 電車を降りて最寄りのゲーセンに入って、2プレイくらい試して「ふーん……」って様子を伺ったら、通りのゲーセンを全部舐めて。さらに道路を渡った先のゲーセンにも入ってみて、「やっぱり最初のとこじゃない?」って最初のところに戻ってもう1回やる、みたいなことをよくやってます。あと、この4人のLINEグループがあるんですよ。そのグループで「アキバなう」「●●のゲーセン、●●残りいくつでした」って情報交換してます。「この店舗はこういう置き方でした」とか。

──クレーンゲームって結構、店舗選びも重要だったりしますよね。同じアイテムでもお店によって置き方が違ったりしますし。

ピンキー そうなんですよ。

ねむきゅん 私はいつも店員さんで選びます。

りさちーえいたそピンキー ああー。

ねむきゅん 取れなくて困ってると、店員さんのほうから「大丈夫ですか?」って話しかけてコツを教えてくれるお店があって。前にとある番組でもクレーンゲームに挑戦したことがあるんですけど、そのときゲーセンの方に「店員とのコミュニケーションは超大事です」って教えてもらったんです。だから最初はちょっと恥ずかしいかもしれないけど、話しかけてコツを聞いたほうがプライズは手に入りやすいと思います。……クレーンゲームは、もう勝負なんですよ!(バリバリッと音が鳴り、椅子の肘置きが取れそうになる)

──力が入りましたね(笑)。でも、皆さんそこまでしてゲットしたいものがプライズにはあるってことですよね。

えいたそ 命がけです。

りさちー 非売品っていうのがまたね。

えいたそ そう、非売品なのがいいよね。

りさちー 先日、メンバーみんなで地方に滞在していたときに、どうしても欲しいプライズが発売されたことがあったんです。

ねむきゅん あ、その話ね。これは話すと長いんですけど。

──はい(笑)。

ねむきゅん お仕事で長い間東京を離れていたんですけど、その期間中に推しキャラのプライズが発売になって。でも近くのゲーセンには取り扱いがなかったんです。

りさちー だから「どうしよう」って話してたんだよね。

えいたそ 私、ゲーセンに行くためだけに新幹線とタクシー乗り継いで、1時間半かけて移動したもん(笑)。

ねむきゅん それくらいゲーセンがない街だったんですよ。諦めかけてたんですけど、仕事の合間に栄えた街でレコーディングをする予定ができて。すぐに検索したら、その街のゲーセンになら取り扱いがあったんです。しかもその日のレコーディングの順番が、最初が梨紗ちゃんで私が2番だったんです。

りさちー そういう順番にしてもらったよね。私が1番、ねむが2番でお願いしますって。

ねむきゅん そう、じゃんけんしてね。で、2人ともレコーディングが終わったあとすぐに「行くぞ!!」って、知らない土地の電車を急いで乗り継いでゲーセンに行ったんです。

えいたそピンキー ははは(笑)。

ねむきゅん 目的地のゲーセンに着いたら、もうその作品のファンの人がいっぱい集まってて。乗り遅れたかなと思いつつ、とにかくありったけの1000円を100円玉に両替して、「やろう!」ってクレーンゲームに向かっていったんですけど、人がいっぱいだったのでゲーム機が空いてなかったんです。そうしたら、そこにいた女の子が「あ、ここどうぞ! 私はもう1体取ったので!」って譲ってくれたんですよ。しかも私がなかなか取れなくて「取れないなあ……」って嘆いてたら「私、店員さん呼んで来ます!」って、全然知らない人なのにサッと店員さんを呼びに行ってくれて。

えいたそ え、めっちゃ優しい!

ピンキー 優しいね(笑)。

ねむきゅん 梨紗ちゃんも、やってる途中で100円玉がなくなって困ってたら、知らない人に「あ、私ここに立ってるんで両替してきてください!」とか言ってもらったりしてて。

りさちー そうなの。「どうぞどうぞ、行って来てください!」って。

ねむきゅん もう、お客さんみんなで助けあってたんですよ。私がどうしても取れない商品があって「ああ……」って落ち込んでたら、「私、この子推しじゃないのでどうぞ」って譲ってくれて。私も「あっ……! じゃ、じゃあこれをどうぞ!」って交換しあったりして。知らない人同士だったんですけど、友情が芽生えたんです。あの体験はよかったよね。

りさちー(相沢梨紗)

りさちー すごかったよね。東京だとなかなかない気がする。しかも狙ってたものが取れたときは、周りの人も一緒に喜んでくれたんですよ。「えー! すごーい! おめでとうございます!(拍手)」って。

ねむきゅん 「うまいですね!」ってね! 本当にその空間に友情を感じたんですよ。人気の商品は1人1個までって、取っていい個数に制限があったんですけど、私が「もっと欲しいな……」って思ってたら、横にいた梨紗ちゃんが私の代わりに1体取ってくれたり。

えいたそ ああー!(泣)

ねむきゅん 「ありがとう……! 梨紗の推しのグッズが出たときは私も取るね……!」みたいなことを言って(笑)。あの体験は泣けたね。

りさちー 泣けた。

えいたそ ドラマがあるね。

痛バを作るのも楽しい

ねむきゅん あ、あと私ゲーセンでめちゃくちゃうれしかったことがあって。……ってごめんね! ずっと喋っちゃって。

ピンキー いいよ(笑)。

ねむきゅん 前に渋谷のゲーセンで、お母さんが好きなキャラクターのぬいぐるみを取ろうとクレーンゲームをやってたことがあったんです。そしたら横で全然違う商品を取ろうとしてたギャルの女の子に、「お姉さんめっちゃうまくないっすか?」って褒められたんですよ。普段全然喋らないタイプの方だったし、人生でギャルの子に褒められるような経験もなかったからすごくうれしくて。その日はニコニコして帰りました。ふふふ(笑)。

えいたそ(成瀬瑛美)

──それはゲーセンならではのコミュニケーションかもしれないですね。

えいたそ あとはゲーセンに行くと自分の好きなキャラのファンの方と出会えるので、実際に喋ったりはしないんですけど「あ、同志がいる!」って幸せな気持ちになります。

りさちー 私たちもみんなで取ったプライズとかグッズを使って、痛バッグを作ってるんですよ(参照:えいたそ☆成瀬瑛美 | Twitter)。

ピンキー あれ楽しいよね。

えいたそ 超楽しい!

りさちー それをゲーセンに着くまでの間は隠してるんですけど、ゲーセンに入ったらサッて背負って。

一同 (リュックを背負う動作)

ねむきゅん そうすると、周りの人も「あ、あの人●●推しなんだ」っていう表情をしはじめて。

りさちー 自分でも「あ、あの人のカバン……●●推しなんだ」って、そういうのを見ているのも楽しいんですよ。

ねむきゅんえいたそピンキー うんうん。

えいたそ 実際にあげるわけではないけど、「このグッズ取れたから、さっきあそこにいた●●推しの人にあげたい」っていう気持ちになってくる。

ねむきゅん わかる! みんなでゲーセンに行くのも楽しいよね。この4人でもよくゲーセンをウロチョロしてるんですけど、ピンキーがこっちの台でチャレンジしてる間、ほかの子が別の場所でがんばってたりとか、別行動でも楽しくて。自分ががんばってるところにも誰かが来て「あ、あとちょっとじゃん」って言って通り過ぎたりとかするんですけど。

えいたそ ふふふ(笑)。

ねむきゅん えいたそが「いいぞ!」って言ってくれたり、梨紗ちゃんが「あ、ねむが取れるまでいよう」って見守っててくれたり。取れなくて半泣きになってたら、みんなが100円くれたりするんですよ!

ピンキー 「はい、どうぞ」って(笑)。

ねむきゅん それで最後にピンキーがパパパッて取ってくれたりとか。

──ピンキーさんはクレーンゲームがお得意なんですね。

ねむきゅん ピンちゃんは上手。

えいたそ うまいですね。

ピンキー(藤咲彩音)

ピンキー 私はフィギュアとかが入ってる箱系のものが得意なんです。角を狙えばいいから、どっちに寄せて落とせばいいとか、コツがハッキリしているのでやりやすいんですよ。逆にさっき挑戦した缶バッジみたいな丸いものや、ぬいぐるみとかは挟みこんだり押し込んだり、いろいろと計算しながら取らないといけないので難しいですね。でもやりはじめちゃうと、取れるまでチャレンジしちゃいます。「あと少しだ! あと少しだ!」って……。だからたまにお金もかかっちゃうんですけど。

りさちー でも簡単に取れちゃうより難しいほうが楽しいよね。

ピンキー うん。自分の力で取れるとうれしいしね。

ねむきゅん 自分の分だけじゃなく、友達が好きなキャラクターのグッズも取れたら自分までうれしくなるよね。クレーンゲームがうまくなって、みんなの分を取ってあげたいです。


2016年7月6日更新