映画「ルックバック」超特報公開、藤野と京本の背中を移り変わる季節とともに描く

藤本タツキ原作による実写映画「ルックバック」の超特報と、是枝裕和監督のコメント動画が公開された。

これは本日12月21日に千葉・幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ 2026」で発表されたもの。超特報はマンガを描く手元と音からスタートし、藤野の背中、どてら姿の京本の背中、マンガを描く2人の様子などが、移り変わる季節とともに描かれた。

実写映画「ルックバック」超特報映像

「ルックバック」は是枝監督の希望で、全編フィルムでの撮影を敢行。映画では初タッグとなるカメラマンの上野千蔵とともに、美しい四季とあわせて藤野と京本の姿を丁寧にフィルムに焼き付けた。音楽はアニメ「怪獣8号」などの映像作品や米津玄師、宇多田ヒカルらの楽曲を手がける音楽家・坂東祐大が担当し、超特報の音楽も制作している。坂東からは「藤本タツキ先生の唯一無二のストーリーのもと、素晴らしい演技、四季折々の美しいにかほの風景、そしてその時間を丁寧なまなざしで捉え刻み込まれた格調高いフィルム映像。音楽でもこの世界を丁寧に紡げていけたらと思います」というコメントも到着した。

実写映画「ルックバック」監督・是枝裕和コメント映像

是枝監督のコメント動画は、7月の撮影時に秋田県にかほ市で収録したもの。原作への思いなどが語られる約2分の映像だ。なお超特報は12月26日より一部を除く全国の劇場で上映される。

「ルックバック」は、2021年に少年ジャンプ＋で公開された長編読切。自分の画力に自信を持っていた小学4年生の藤野と、高い画力を持つ不登校の同級生・京本、ひたむきにマンガを描き続ける少女2人の青春と軌跡が描かれる。2024年には劇場アニメ化された。実写映画は2026年に劇場公開される。

坂東祐大（音楽）コメント

大学院生の頃、早稲田松竹で『歩いても 歩いても』と『海街diary』の二本立てを観た日、是枝監督がふらりと劇場に現れ、上映前に挨拶をされたことがありました。
いつか是枝組に参加してみたい――そう思うようになって、10年以上が経ちます。
そして今回、初めて是枝組の映画に参加させていただくことになりました。
藤本タツキ先生の唯一無二のストーリーのもと、素晴らしい演技、四季折々の美しいにかほの風景、そしてその時間を丁寧なまなざしで捉え刻み込まれた格調高いフィルム映像。音楽でもこの世界を丁寧に紡げていけたらと思います。
ご期待ください。

実写映画「ルックバック」

2026年公開

スタッフ

原作：藤本タツキ「ルックバック」（集英社ジャンプコミックス刊）
監督・脚本・編集：是枝裕和
企画・プロデューサー：小出大樹
配給：K2 Pictures