アイプリ×プリマジ、大好きと仲良しに溢れた合同ライブ　ラブジュリエルら初登場

アニメ「ひみつのアイプリ」と「ワッチャプリマジ！」の合同ライブイベント「ひみつのアイプリ×ワッチャプリマジ！ プリ♡プリライブ」が、本日7月13日に東京・立川ステージガーデンで開催された。本記事では昼公演の模様をレポートする。

新たなアイプリや久々のプリマジスタも大集合

4月に開催された「ひみつのアイプリ」「プリパラ」の合同ライブに続き、2回目の「プリ♡プリライブ」。「プリマジ」のまつりたちプリマジスタが、みゃむの魔法でアイプリバースに飛ばされたという設定で、ライブ全体が1つのストーリー仕立てで進行していった。「アイプリ」からは五十嵐じゅりあ役の土屋李央、六堂える役の川口莉奈ら「リング編」からの新キャストが初参加。「プリマジ」組もみゃむ役の小池理子ら“マナマナ”のキャスト、2022年以来2回目のライブとなるTrutHの梶原岳人と田丸篤志も出演するという、ファンにとっては見逃せない機会とあって、会場は開演前から熱気に包まれた。

ライブの幕開けを告げたのは、サクラの力強い歌声から始まるカルテットスターの「Perfect☆STARs」。貫禄たっぷりのパフォーマンスに早くも大歓声が上がる中、「次はまつりとみゃむ様だー！」という威勢のいい掛け声で、「マジ・ワッチャパレード」を畳みかけ、まつりとみゃむの弾けるような笑顔で会場を盛り上げた。カルテットスターとプリマジスタたちの“ワチャワチャ”したやりとりを経て、まずはプリマジスタのターンへ。あうるの「滲む、馨る、」ではスクリーン演出も交えてミステリアスな雰囲気を生み、ひなの「Starlight!」では煽るようなパフォーマンスにたびたび歓声が上がる。みゃむ、チムム、きゃろんの“マナマナーズ（仮）”による「チェックワンツー」では、観客も同じ振り付けを楽しみ、一体感を作り上げた。「イワナイ」では、みるきがステージ上のモチーフを順番に指し、それを合図にモチーフが点灯していくような演出も。「The Secret Garden」ではスポットライトを浴びたあまねが、「さあ、私とともに二度と戻れぬ愛の園へ……」と静かに語りかけてから歌い始めるなど、各楽曲にさまざまな趣向が凝らされ観客を楽しませた。

ダークアイプリ登場！意外なコラボも

続いてステージにはひまりたちシークレットフレンズ∞と、みゃむたちマナマナーズ（仮）が登場。アイプリをライバル視してみせたのもつかの間、素直なひまりたちを前に「先輩ぶるのはやめてお友達になろう」と心を入れ替えたみゃむは、魔法で華やかなライブを作ると意気込む。しかしみゃむの魔法が暴走し、ステージがダークエナジーに包まれてしまった。そこに現れたのはダークチィ、そしてダークカルテットスター。「GIRA GIRA STAR」はパワフルなサウンドに乗る憂いを帯びた歌声がファンの胸を熱くさせる。初披露の「ニュースタージョーカー」ではサクラが「お前たちの力、見せてみろ！」と煽り、4人の迫力たっぷりの歌声で観客を圧倒した。

ダークエナジーを追い払うため「友情パワーを合わせよう」と、シークレットフレンズ∞とマナマナーズ（仮）が披露したのは「We’re The World」。人、魔法使いのマナマナ、AIのつむぎという種族を超えた絆をコラボレーションで表現し、観客は予想外のコラボに感激の声を上げた。続けての「パステルステップデイズ」では、「お友達を笑顔にしたい」という夢を持つひまりらしく、客席通路に降りて笑顔を振り撒きながらのパフォーマンスで沸かせ、「ヒカリノコトバ」ではつむぎがぬいぐるみ・ムギちゃんだった頃のひまりとの思い出がスクリーンに映し出されてファンの涙を誘う。みつきは「ぴかぴかマイストーリー」を初披露。「リング編」の物語を経てひと回り成長したからこその、キュートで元気いっぱいのライブで観客を魅了した。

アッパーチューン満載の「プリ♡プリサマーフェス」

ライブ後半は「プリ♡プリサマーフェス」と題し、アイプリとプリマジスタが交互にアッパーな楽曲を畳みかける。森久保祥太郎演じるMCアイムゥが各アイドルを呼び込むナレーションも夏フェスらしさを演出。キラキラのゴールドの衣装でライブに初登場したじゅりあは「超Easy Drive☆」で観客のテンションを上げ、れもんの激しいロックナンバー「こんな世界に告ぐ」でさらに会場のボルテージを上げる。じゅりあとえるのユニット・ラブジュリエルの「ときめきグラビティ」も初披露され、息の合ったダンスで2人の絆を表現。客席後方から登場したTrutHは、スタイリッシュなパフォーマンスだけでなく「ワッチャ！ ワッチャ！」という盛大なコールで盛り上げた。

さらにおとめとすばるの姉弟デュオ・ジャンピンロケットの「ココロ・アストロノーツ」も初披露。ポップで賑やかな楽曲はもちろん、2人の絆を感じさせるセリフも盛り込みファンを沸かせる。「プリ♡プリサマーフェス」のコーナーの最後は、アイプリとプリマジスタがコラボしての「ワッチャ！プリーズ！マジック！-What’s your “Please” Magic?-」。観客のコールと一体になって完成する楽曲で、会場のボルテージも最高潮に上りつめた。

“大好き”と“仲良し”が詰まった「キズナ×リンク」

ライブも終盤に差し掛かる中、えるが透明感たっぷりの歌声と繊細なダンスで魅せる「わたしの大切にしてたこと」で会場の空気を変える。さらに満を持して登場したジェニファーは、新たなアイプリたちや観客へエールを送るように、圧倒的な歌唱力で「Believe」を聴かせた。感動が会場を包む中、クライマックスに披露されたのはひまりとみつきの「キズナ×リンク」。2人で何度も目を合わせたり、手をつないだまま歌ったりと、2人の仲良しぶりや“大好き”という気持ちを惜しみなく表現したパフォーマンスに、ファンは盛大な拍手を送った。

最後の挨拶では、「プリマジ」組が久しぶりの集合を喜ぶ。TrutHの梶原は「皆さんの顔がめちゃくちゃ近くで見られて、元気いっぱいで、楽しかったです！」と笑顔を見せ、田丸は「今年はライブにも出させていただいて、『キンツア』（『KING OF PRISM-Your Endless Call-み～んなきらめけ！プリズム☆ツアーズ』）にも出させていただいて、本当にいい年」とTrutHの出番の多さを歓迎。皇あまね役の庄司宇芽香も感無量といった様子でステージの仲間たちを見渡し、「こうしてみんなの姿を見られるのも、応援してくださる皆様の温かい声援のおかげです」とファンへ感謝を伝えた。

七浦おとめ役の大森綺星は、これが自身にとって初めてのライブだったそう。「とってもドキドキしていたんですが、会場の皆様の温かいご声援とペンライトのおかげで、私もとっても素敵な景色を見させていただいて、幸せな気持ちです」と微笑む。星川みつき役の平塚紗依は「今日の（アニメ）放送、見て来てくれた方いらっしゃいますか？」と呼びかけ、「これからどうなっちゃうんだろう？って展開が待ち受けていると思いますので、引き続き応援していただけたらうれしいです」とメッセージを送った。「ぜんりょくじょしかくめい！」を全出演者で歌唱して大団円を迎えたライブ。ステージを去る際もチームやデュオでそれぞれ決めポーズをしたり、ひと言ずつ挨拶を送ったりと、最後までファンに思いを届けながらライブの幕を下ろした。

「ひみつのアイプリ×ワッチャプリマジ！ プリ♡プリライブ」は配信も行われ、7月27日までアーカイブ視聴が可能。また夜公演の終演後には、「プリティーシリーズ Crossing Live 2025」の開催も告知された。

「ひみつのアイプリ×ワッチャプリマジ！ プリ♡プリライブ」概要

日時：2025年7月13日（日）昼の部14:30開演、夜の部18:30開演
会場：東京都 立川ステージガーデン
出演：藤寺美徳（青空ひまり役、御芽河あうる役） / 平塚紗依（星川みつき役） / 久保ユリカ（鈴風つむぎ役） / 土屋李央（五十嵐じゅりあ役） / 川口莉奈（六堂える役） / 小林竜之（七浦すばる役） / 大森綺星（七浦おとめ役） / 大地葉（真実夜チィ役） / 日比優理香（一条寺サクラ役） / 鈴木杏奈（二階堂タマキ役、心愛れもん役） / 徳井青空（三ツ葉アイリ役） / 和多田美咲（四之宮リンリン役） / 廣瀬千夏（陽比野まつり役） / 小池理子（みゃむ役） / 内田彩（弥生ひな役） / 引坂理絵（チムム役） / 相良茉優（甘瓜みるき役） / 吉河順央（きゃろん役） / 庄司宇芽香（皇あまね役） / 青野紗穂（ジェニファー・純恋・ソル役） / 梶原岳人（伊吹橙真役） / 田丸篤志（ひゅーい役）